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地中海クルーズを楽しむ
  MSCクルーズ
16 giugno 2008



第3回 寄港地でツアーや自由散策



船内もエンターテイメント満載




文・写真 大島悦子

●船で目覚める最初の朝―ナポリ港に
船で目覚める最初の朝、自然に目が覚めると9時ごろだった。午前10時を過ぎるとイスキア島が目の前に見える。もうナポリは目の先だ。10時半になるとヴェスヴィアス山が真ん前にある。ナポリだ。大きな船舶が沢山停泊している。ナポリは数え切れないほど来ているが海から訪れるナポリは一味違う。

●下船して現地ツアーに参加
各停泊港では、複数の現地ツアー(有料)が用意されている。船内新聞と一緒に各停泊地での現地ツアー紹介資料が配布される。原則としてツアー実施の前日夕方までに、船内エクスカーション・デスクで申し込む。通常は使用言語別にバスが用意されているのでクルーズカードを提示して申し込み用紙に記入する。人数が少ないとツアーが成り立たない場合もある。
ツアーの種類や時間はおおよそ4時間程度の半日コースと一日コースがあり、半日コースであれば朝出発でも午後出発でもお昼は船内でとることができる。

現地ツアーの集合場所時刻は「船内新聞」に掲載されるので、これを見て遅れないように集合場所に行くことが肝心だ。
最初の停泊地ナポリではカプリツアーに参加することにした。午後1時出発で集合場所は「船内シアター」ということなのでお昼を軽くすませて定刻にいくと、かなりの人が集まっている。
係りの人がアナウンスをはじめた。英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、それにスペイン語5ケ国で説明している。言語別に係員がいるのでそこにいくと「MSC」と書いた丸いワッペンを渡され、これを体につけておくようにと言われた。無くしては大変とすぐにジャケットの胸に張ったけれど、糊が甘いのか気が付くと5分もしないうちにワッペンがとれてどこかにいってしまった。まだ下船も前だというのに。この先どうなるのやら。
「シャモジ」型プラカードを持った係員の後についていよいよ下船だ。昨日ジェノバで乗船してから丸一日もたっていないのに、「大地」に戻るのはなんだか珍しい出来事のようだ。


写真トップ:パレルモの大聖堂
下左:カプリの青い海、中:下船風景、右:チュニスのラクダ

●カプリの楽園やモンレアーレ寺院に感動
下船の際は係員にクルーズカードを渡すと、コンピュータに入力されている顔写真との照合チェックが行われ、ジェノバ港でチェックイン時に撮影された自分の顔がでてくる。
下船した客船用の港から徒歩5分ほどでカプリ行き高速翼船の船着場に移動し、すぐに乗船となる。クルーズ船と高速翼船との乗り継ぎが正味10分もかからなくてラクチン、ラクチン。 40分ほどでカプリ島へ。20年も前に一度来ただけのカプリ島。天気に恵まれまさに地上の楽園のような美しさ。すぐに用意されたミニバスでアナカプリへ移動。現地のガイドの方が要点を説明してくれた後、自由に散策した。

翌日の停泊港パレルモでは「パレルモ市内およびモンレアーレのツアー」に参加。なんといってもモンレアーレのカテドラルの素晴らしさに息を呑んだ。第3日目のチュニジアのチュニス停泊では、「歴史・文化ツアー」でカルタゴ遺跡や白と青の家が立ち並ぶ漁村などを見学した。4時間程度の現地ツアーの費用は一人45−50ユーロ程度。 

●後半の停泊地では市内自由散策
第4日目のパルマ・デ・マジョルカ島、第5日目のバルセロナ、第6日目のマルセイユは、見所は市内中心部なのでツアーには参加せず、友人と市内散策をすることにした。船側が港と市内を結ぶシャトルバスを30分おきに用意してくれるのでとても便利だ。
このシャトルバスチケットも船内レセプションで購入。往復6ユーロ(マルセイユのみ往復7ユーロ)とリーゾナブルな価格だ。ただし、自由散策の場合、定刻までに船に戻るのは各自の責任なので、次の港への出港時刻や船に戻る時間などをよく頭にいれていく必要がある。乗り遅れたら大変だ。

写真左:バルセロナのガウディの建築、右:マルセイユにて

●多種多様な船内エンターテイメント
私も友人も各港で喜んで下船しツアーや散策を楽しんだが、驚いたのは下船しない乗客もかなりいること。停泊地によるが、おおよそ半分が下船、半分が船内で楽しんでいるといえるのではないか。
実際、船が港に停泊中か否かにかかわらず、毎日、デッキやラウンジで終日、実に沢山のエンターテイメント・プログラムが準備されている。ジョギングツアー、フィットネス、ピンポン・トーナメント、ダンスレッスン、ビンゴ、ラインダンスなど参加型イベントが盛りだくさんだ。お天気がいいと、13階デッキにある大きなプールそばのデッキ・チェアに横たわり日光浴に没頭する人も多い。ああイタリアと思わず言いたくなるシーンだ。

また、夕食後には、イブニング・アクティビティが各種開催される。特に人気のあったのはトロピカルパーティで、ラテンやアメリカンポップスなど世界中のダンスを皆で踊るこのパーティに私も参加して一緒に踊った。別の階には広いカラオケスペースもあってステージの上で希望者が一人ずつ歌い、皆から拍手喝采をあびている。23時になると「ディスコ」もオープンする。

船内のイベントを盛り上げ活性化させるのが、アクティビティ・チームスタッフだ。イベントを企画演出し進行役をするだけでなく、イベントを遠くから見ている人、引っ込み思案な人をみつけると、自然に仲間に引き込んで一緒に参加する楽しみを味わわせてくれる。様々な国籍、年代の違う見ず知らずの人々が一緒に楽しむ場をつくる大切な仕掛け人たちだ。


写真左:ダンスレッスン中、右:ジャグジーを楽しむ人たち

●ハイライトは毎晩のショータイム
船内のエンターテイメントの華は、毎晩食後に1400名収容船内シアターで開催される豪華なショータイムだ。夕食時間に合わせて毎晩2回の上演だ。最初の晩に訪れたら、迫力万点の踊り、楽しい音楽、スピーディな進行、わかりやすい演出で、言葉の壁をまったく問題としない舞台に大ファンとなり、1週間、毎晩欠かさずこのライブショーを楽しんだ。
これ以外にもラウンジや螺旋型階段の踊り場で女性の弦楽四重奏、ラテン三人組、ピアノ独奏など、ミニコンサートが随時開かれていて生演奏で耳を楽しませてくれた。

嬉しいのは、これらのアクティビティやイベント、シアターでのショータイム、カラオケもディスコも自由参加でいずれも無料、予約の必要もないこと。もちろんラウンジ等で飲み物を注文すれば有料だが飲みたい人は飲むという感じでまったく強要はなし。誰もが「気のむくままに遊びのハシゴ」を楽しめるようになっている。

クルーズ・データ

■船の種類    MSCオーケストラ
■クルーズタイプ 夏の地中海クルーズ ジェノバ発7泊8日
■乗船期間    2008年4月20日(日曜)〜4月27日(日曜)
■スケジュール

日数 寄港地 入港 出港
1. ジェノバ(イタリア) 17:00
2. ナポリ(イタリア) 11:00 19:30
3. パレルモ(シチリア島/イタリア) 07:00 19:00
4. チュニス(チュニジア)  07:00 13:00
5. パルマ・デ・マジョルカ(バレアレス諸島/ スペイン) 13:00 ・・・・
パルマ・デ・マジョルカ  ・・・・ 01:00
6. バルセロナ(スペイン) 09:00 18:00
7. マルセイユ(フランス)  08:00 19:00
8. ジェノバ(イタリア)  09:00

■問い合わせ先 
MSCクルーズジャパン MSC Cruises Japan
〒105-0021 東京都港区東新橋2−18−3 ルネパルティーレ汐留601
Tel: 03-5405-9211  Fax: 03-5405-9212
E-mai:l info@msccruises.jp
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著者プロフィール

大島悦子 Oshima Etsuko
札幌生まれの東京育ち。東京外大イタリア語科卒業後、日本オリベッティ勤務。生活科学研究所でマーケティングや官公庁・企業からの委託調査などの活動を経て、1990年秋、ミラノに仕事場を移す。ミラノ・ボッコーニ大学客員研究員をはじめ、日伊間の産業リサーチやビジネスコンサルティング等に従事。1999年秋インターネットによる日伊間の情報発信を目的にミラノにJAPANITALY.COM社を設立し代表取締役。2000年秋、JAPAN-ITALY Travel On-line(JITRA)を創設。仕事や休暇でイタリア全国をほぼむらなく訪れており、個性的な魅力を持つイタリア各地の「100都市」(チェントチッタ)を紹介するイタリア旅行情報総合サイトとすることを目指している。

                       
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