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地中海クルーズを楽しむ
  MSCクルーズ
31 maggio 2008



第2回 ジェノバ出港


長くて短い第一日目




文・写真 大島悦子

●スムーズなチェックイン
ジェノバ港からの出港は午後5時なので午前11時から午後3時までにチェックイン手続きをするようにとのこと。客船に乗るのははじめてで、船のチェックイン?といっても何をするのかピンとこない。ミラノから列車で午後1時少し前にジェノバ駅に到着し、フィレンツエから列車で来る同行のイタリア人の友達と待ち合わせ。

船の出港する「海の駅」(スタツィオーネ・マリッティマ)は国鉄ジェノバ駅の真前にあり、徒歩5分程度の距離。とはいえ大型スーツケースもあるのでタクシーに乗ると、運転手も手慣れたものですぐにMSCクルーズ荷物預かり所に直行してくれる。その間5分ほど。広い預かり所に2−3人の係員が待ち構えていてスーツケースを預かってくれる。

手荷物だけを持って今度はチェックインのカウンターへ。2001年のジェノバG7会場の一部としても使われたという広くて立派な建物だ。要所要所に係員がいて愛想よく誘導してくれる。エレベータを上ると非常に長い受付カウンターのある大ホールにでる。天井は船内のような構造で、ああ船に乗るのだという気分が高揚してくる。パスポートと乗船券を見せる。続いてクレジットカードの登録を行う。小マイク型カメラで顔写真を撮影される。すぐにプラスチックの「クルーズカード」を渡してくれてこれで手続きは完了。

チェックインを終えたのが午後2時すぎ。 チェックインカウンターの先にはかなり広いスペースがあり、乗船中の各種サービス、ボディ・マインドスパ、船内レストランやバールでの飲み物パック(割引)や有料レストラン紹介コーナーなどがある。ああそうか、中国料理レストランとピッツエリアは別払いか、このサービスは有料だと自然とわかる仕組みになっている。

写真トップ:ジェノバ港
下左:チェックインカウンター、中:チェックインを終えて、右:長いデッキ

●いよいよ乗船
「もう乗船してもいいですよ、準備はできていますよ」とのことなのでしばらくして乗船する。 空港にあるような荷物チェック検査を通るとすぐに乗船だ。船内に入ったとたん、デッキで制服をきた船の管理者が笑顔で迎えてくれる。その後ろに白い制服をきた乗務員20名位が一堂に並んでいる。丁重な歓迎ぶりに「立派なお客様」になった気分になり少し緊張する。
クルーズカードを示すと列の一番前にいた乗務員がキャビンまで案内してくれる。船の入り口は船の6階に位置しており、エレベータでまずは11階へ。エレベータを降りてから今度はキャビンまで長い廊下を歩く。船首にむかって左側が奇数ルーム、右側が偶数ルーム。

●見晴らしのいいキャビン
私たちのキャビン11079号は11階で船首近くの向って左側で見晴らしのとてもいい部屋だ。エンジ系レッドを基調とした暖かみのある部屋。ツインベッドの部屋。大きな鏡があり部屋が広く感じられる。絵も暖色のいい感じ。バルコニーには籐のイスとテーブルが置かれている。横幅の広いデスクもある。小さなソファもありベッドにもなることを後で知った。収納場所も十二分にありどれも使いやすくできている。
バスルームもコンパクトながら使いやすそう。水洗トイレの水の出のよさに驚く。白いバスローブも備わっていて嬉しくなる。電源も、110V220Vいずれにも対応していてプラグの形も2種類用意されているので、日本の電化製品もイタリアの製品もそのまま利用することができて助かった。

写真左:暖かみのある色合いのキャビン内、右:避難場所をチェック

●乗船早々全員の避難訓練
荷物はまだ届かないのでキャビンで少しのんびりしていると、日本人コーディネータの方が電話をくれて、全員参加の避難訓練がもうすぐ始まることを知らせてくれる。戸棚の中にオレンジ色の避難防具があるのでそれを取り出す。ドアの内扉に表示されている避難場所に行かなければならない。キャビンにある船内マップを広げて、一体、我々のキャビンがどこにあるのかをまずマップで確認してみる。我々のキャビンの場合、避難場所は6階カジノ会場と指定されている。船内地図を見てカジノにどうやっていったらいいのだろうと話していると、5分後に避難訓練のサイレンという予告の案内がある。英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語。この順で同じ説明がアナウンスされる。

避難防具をつけて待っているとサイレンがなったので廊下にでる。各キャビンから人がでて来るのでその後について階段スペースに行って階段で11階から6階まで降りる。随所に係員がいて手際よく誘導してくれる。そこではじめて我々の避難具には「C」と大きな文字が記載されていることに気が付く。ああそうかと思って同じ「C」とついた防具をつけた人の後をついていくと無事にカジノに到着した。すでに大勢集まっていてカジノのゲーム台などに真面目な顔をして着席している。ほぼ全員が着席したところで着脱方法などを説明してくれた。ここでもアナンスウは5ケ国語だ。

写真左:ラウンジの様子、右:共通エリアを結ぶ美しい階段

●迷い迷い船内探索
広い船内、まずは中を一通り見てみようと船内探索に出る。広い廊下、船首から船尾まで4ケ所にある計13基のエレベータをうまく使いこなさないと行きたい場所に行けない。エレベータも全階止まるものもあれば途中までしか行かないのもあるので注意が肝心だ。レストランやラウンジ、レセプション、ショップなど共通エリアは5階、6階、7階に集まっていてなんと、ラウンジやバールだけで8ケ所もある。13階には眺望カフェテリアやレストランが数種あり、14階は広いジョッキングデッキになっている。

元々方向音痴なので船首と船尾を間違えたり、長い廊下を奇数番号なのに偶数番号の廊下を歩いてしまったり、上まで行かないエレベータに乗ってしまったりと、とんちんかんな船内探検を一通りして、キャビンに無事戻って一安心。スーツケースも届いていたので荷物をあけて整理などをはじめた。
そうこうしているともう夕食の時間だ。夕食は時間厳守で時間に15分遅れるとドアを閉めると書いてあるのであわてて夕食レストランへ。夕食後引き続いて船内シアターでショーを見て、船室に戻って即ベッドに入る。ああ、MSCオーケストラ号の長くて短い第一日が終わった。

クルーズ・データ

■船の種類    MSCオーケストラ
■クルーズタイプ 夏の地中海クルーズ ジェノバ発7泊8日
■乗船期間    2008年4月20日(日曜)〜4月27日(日曜)
■スケジュール

日数 寄港地 入港 出港
1. ジェノバ(イタリア) 17:00
2. ナポリ(イタリア) 11:00 19:30
3. パレルモ(シチリア島/イタリア) 07:00 19:00
4. チュニス(チュニジア)  07:00 13:00
5. パルマ・デ・マジョルカ(バレアレス諸島/ スペイン) 13:00 ・・・・
パルマ・デ・マジョルカ  ・・・・ 01:00
6. バルセロナ(スペイン) 09:00 18:00
7. マルセイユ(フランス)  08:00 19:00
8. ジェノバ(イタリア)  09:00

■問い合わせ先 
MSCクルーズジャパン MSC Cruises Japan
〒105-0021 東京都港区東新橋2−18−3 ルネパルティーレ汐留601
Tel: 03-5405-9211  Fax: 03-5405-9212
E-mai:l info@msccruises.jp
http://www.msccruises.jp (日本語版)  http://www.msccruises.com (外国語版)                                

著者プロフィール

大島悦子 Oshima Etsuko
札幌生まれの東京育ち。東京外大イタリア語科卒業後、日本オリベッティ勤務。生活科学研究所でマーケティングや官公庁・企業からの委託調査などの活動を経て、1990年秋、ミラノに仕事場を移す。ミラノ・ボッコーニ大学客員研究員をはじめ、日伊間の産業リサーチやビジネスコンサルティング等に従事。1999年秋インターネットによる日伊間の情報発信を目的にミラノにJAPANITALY.COM社を設立し代表取締役。2000年秋、JAPAN-ITALY Travel On-line(JITRA)を創設。仕事や休暇でイタリア全国をほぼむらなく訪れており、個性的な魅力を持つイタリア各地の「100都市」(チェントチッタ)を紹介するイタリア旅行情報総合サイトとすることを目指している。

                       
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