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編集後記
2012年3月15日
JITRA編集室 大島悦子

●東日本大震災からもう1年。イタリア各地で開催された記念行事を紹介します
早いもので昨年の3月11日から1年が経過しました。当欄ではイタリア各地で開催された記念行事を、JITRA編集部に寄せられたメッセージと写真でご紹介したいと思います。

<パルマから>
パルマ日本人コミュニティ代表のきくなみようこさんから、3月11日に行われた「日本のための祈り(Preghieera per il Giappone)」のレポートが届きました。
きくなみさんはJITRA元編集長で、現在はJITRAの「私の住む町Travel案内」パルマの案内人もして下さっています。


「地元紙『ガッゼッタ・ディ・パルマ』の記者が一緒に共催してくれたことで新聞の事前のPRも大きく、また、ミラノ日本総領事館の城守茂美総領事も来て下さったおかげで大きな催しになりました。また福島からいらした和尚様による追悼法要も、当初は20分とは長過ぎると問題になりかけていましたが、教会から非難がでたりして(後援をしてくれた)市に迷惑もかからないように、『今日は文化と宗教の違いを超えてみんなで犠牲者の追悼をしたい』とコメントすると、お焼香にずいぶんパルマ市民も並んでくれ、大成功だったのじゃないかと思います。その後音楽院の日本人学生達20名ほどの合唱コンサートがあり、これがまた素晴らしく、最後に日本人素人も一緒にうたったふるさとは感動的で涙をする市民もいてくれたほどです。
義捐金は3時間弱の短い催しだったにも関わらず2000ユーロを超え、和尚様に福島へ持ち帰ってもらい、子供達の教育のために福祉課で使ってもらうために県知事に直接手渡してもらうことになりました」            

パルマ日本人コミュニティ代表 きくなみようこさん (写真提供:Gazzetta di Parma)

<ボローニャから>
ボローニャからは3月11日に市内の聖フランチェスコ修道院内・図書館ホールで開催された「頑張れ GAMBARE GIAPPONE」の主催団体代表の柳橋里美さんからホットなメッセージです。 

「私達のイベントは東日本大震災にてお亡くなりになられた方々へのご冥福を祈り黙祷を捧げる事で幕が開きました。そして、子供コーラスピカボが歌う日本の歌さくらさくら,蛍こい,紅葉,ゆき。ボローニャ大学教授ペテルノッリ先生の講演は急遽、日本の津波を逃れて戻ってこられたペテルノッリ先生のご友人の方との対談に変わりました。そして、城守茂美総領事様ご夫妻にご来場いただきました。総領事から会場の皆様へのご挨拶を頂く事が出来ました。折り紙、茶道、生け花、指圧、剣道、書道、門前あやきさんの個展、市口桂子さんのお話、中学生、高校生、ボローニャで一番古いコーラスエウリヂィーチェによる音楽リレーが繰り広げられました。午後はおやつ抹茶ロールケーキ、そして夕方からは,アペリティーヴォが出されました。会の終了間際にはおぼろ月夜など、日本の四季をボローニャのコーラスミライボが合唱し,日本人女性スタッフが夏の想い出を合唱して締めくくりました。
5時間にわたるイベントには、会場狭しと続々と人々が訪れ、スタッフはうれしい悲鳴を上げていました。また、門前さんの個展終了後、義援金は日本赤十字にお送りする事になっています」  

Ponte della Cultura 代表 柳橋里美さん

<フェッラーラから>
世界遺産都市フェッラーラに留学中のご主人の山田大樹さんと一緒に短期滞在していらっしゃる山田華世さんから手作りのイベントの報告が届きました。


3.11 「イタリアで出来ることを何かやろう」ということで、フェッラーラにいる日本人が集まって復興支援のチャリティイベント “from citizen to citizen” を行いました。町の方々の名前もしくは似顔絵を書き、寄付をいただくという企画です。 多くのフェラーラ市民のご協力により、集まった金額は699.2ユーロ(当日のレートで75626円)。「市民から市民へ」。市民参加まちづくりの運営資金として気仙沼の市民活動団体にお届けしたいと思います。寄付してくださった方全員の写真も撮りました。これらの写真は1枚のポスターに編集し、「FORZA!気仙沼!」などフェッラーラ市民からのメッセージを添えてお渡しします。                                     

フェッラーラ市 在住 山田華世さん


<レッチェから>
イタリア半島の南端、プーリア州のレッチェでも、3月10日、12日に記念行事が開催されました。JITRAのバーリのTravel案内人 豊 博江さんが当日の模様を知らせる便りを届けてくださいました。


「震災1周年の時期に、世界の各地で同時にアート展をひらき、世界の人たちに、震災を忘れないでもらうのと同時に、その様子を日本に伝えて、ちょっとでも元気になってもらおうという企画で、ブリンディシにお住まいのキハラハント・愛さんをはじめ、プーリアやバジリカータ在住の数十人の日本人の協力により、レッチェにて3月10日と12日に開催されました。
3月10日は、レッチェ中心街のギャラリーにて生け花と書道のデモンストレーションも盛況だったようで、地元の新聞記事にも紹介されました。3月12日はサレント(旧レッチェ)大学正面ホールにて、写真や絵画のギャラリー、書道のデモンストレーション、またみんなでもちよった民芸品バザーも行いました。大学の生徒さんたちが書道の実演を熱心に見入り、また実際に筆をとってチャレンジしたり、かわいい民芸品バザーも好評でした。
おかげさまで、10日の募金箱設置、12日の書道で名前を書くコーナー(1ユーロ)、民芸品のバザーで、合計440ユーロほど集まりました。来週日本から円で赤十字に寄付させていただきます」
 バーリ近郊在住 豊 博江さん

各地からのおたよりどうもありがとうございます。ここでご紹介した催しはイタリア各地で実施された記念行事のごく一部ですが、各地の現場の思いをお伝えできれば幸いです。 

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
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