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編集後記
2013年6月15日
JITRA編集室 大島悦子

●ミラノで大規模な「ミラノマンガフェスティバル(2013)」が7月21日まで開催中です。
今、日本では「クールジャパン戦略」が話題のようですが、ミラノ市内でも5月から日本の漫画カルチャーを紹介するイベント「MILANO MANGA FESTIVAL 2013」が開催されています。地下鉄や街中でポスターが見られ話題にもなっているので、たずねてみました。

テーマは『日本マンガの200年』。北斎漫画の第1集が発行された1814年を基点に、約200年の日本漫画史を6部に分け紹介しています。豊富な資料と適切な説明で構成され、漫画について特に知識のない私にとって勉強になることの多い企画展でした。嬉しかったのは「漫画の神様」手塚治虫の制作風景パネルや映像があったこと。NHKの1985年の番組からということで懐かしい大切な人に出会ったような感銘を受けました。

  写真下左:@「ミラノマンガフェスティバル」のポスター   写真下右:A「ミラノマンガフェスティバル」会場内
  写真上左:B「手塚治虫」の制作風景パネル   写真上右:C展示漫画を閲覧する入場者

驚いたのは会場冒頭にあった「漫画の読み方」という解説パネルです。内容は、@ページは右ページから左ページへ A同じページでは上から下へ B同じページ内に複数の漫画がある場合は右側の漫画から C4コマ漫画などで番号がついている場合は番号順に読むことと、いうものです。はじめて漫画に触れるイタリア人にはこういう具体的説明も必要なことを知り、はっとしました。漫画に限らず異質な文化を紹介する上では留意したいポイントですね。 「ミラノマンガフェスティバル」開催は7月21日まで。   http://www.milanomangafestival.it/

  写真下左:Dマンガ展のメイン会場となった「ロトンダ・ディ・ビア・ベザーナ」の外側  写真下右:E緑多い静かな園内

なお、今回のマンガ展のメイン会場「ロトンダ・ディ・ビア・ベザーナ(ROTONDA DI VIA BESANA)」はまわりをぐるりと煉瓦造りの壁が円形に取り囲んでいるユニークな空間です。中央には旧サン・ミケーレ教会がありそこが展示会場となっています。

元々は、1456年に建設の始まった大規模病院「カ・グランダ」(旧マッジョーレ病院)で亡くなった人たちを埋葬するために1700年代に建設されたものです。その後も長い間墓地として使用されていましたが、1958年からミラノ市管轄の文化・美術展会場となりました。園内は静かな空間で、芝生の上でのんびり日光浴をしたり、ベンチで買ってきたパニーノなどを食べて一休みをするにも最適な場所です。ミラノ市内の「隠れ家」の一つといえましょう。
ロトンダ・ディ・ビア・ベザーナ
Rotonda di Via Besana
Via Enrico Besana 12, 20122 Milano

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
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