JAPANITALY Travel On-line


   
編集後記
2014年11月15日
JITRA編集室 大島悦子

●ミラノの地下鉄、11月1日に開業50周年を迎えました。
今から50年前、1964年の11月1日、ミラノで最初の地下鉄が開業しました。現在のLotto駅からSesto Marelli駅まで、長さ12.5キロ、21の停車駅からなる第一号線、「Rossa(赤)」の誕生です。50周年を記念して、11月1日には、メトロ構内でコンサートなど各種イベントが行われました。またスフォルツェスコ城前のEXPOゲートおよび同城前「仮設地下鉄車両」で特別展が開催され、建設当時の写真や資料などが11月末まで展示されています。

写真下左:メトロ開業50周年の記念ポスター    写真下右:メトロ建設工事中のミラノのドオウーモ広場の写真 

実際に地下鉄工事が行われた1957年から1964年までの7年間は、ミラノのドゥオーモ広場をはじめ市内中心部が「すべて掘り返される」大作業だったようです。印象深かったのは、全21の各駅ごとに工事前・中・後の写真の展示されているコーナーです。実際に作業にかかわった関係者や、その近くに住んでいた老婦人などが懐かしそうに当時の思い出を語り合っていました。

写真下左:50周年記念展に見入る人たち          写真下右:スフォルツェスコ城前の「仮設地下鉄車両」展示スペース

1964年といえば、日本で東京オリンピックが行われ、また新幹線が開業した年ですね。イタリアでは1960年にローマオリンピックが開催され、1964年10月4日にはイタリア最初の高速道路「アウトストラーダ・デル・ソーレ(太陽の道)」ミラノーナポリ間761キロが全通しています。日本もイタリアも経済成長まっさかり、新しいインフラ整備に燃えていた時代といえましょう。

現在、ミラノの地下鉄は4路線あり、駅の数も103駅、総長94キロ。一日の平均乗客数は125万人。既存路線の拡張工事と新しい5本目の路線の建設工事が今も進められています。

●大規模な「セガンティーニ展」がミラノで開催され評判を呼んでいます。
9月中旬から2015年1月18日まで、ミラノのパラッツオ・レアーレで、セガンティーニ展「Segantini. Il ritorno a Milano (セガンティーニ:ミラノに戻る)」が開催されています。

ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-1899)は、北イタリアのトレンティーノ州アルコ(当時オーストリア領)生まれ。家は大変貧しく、幼い時に母を失い、7歳の時ミラノの親類にひきとられ、8歳で孤児となりと、不遇な少年時代をおくります。靴職人や写真工房見習いを経て、ミラノのブレラ美術院に通い、絵の才能を発揮し国際的な賞も受賞するようになります。その後、ミラノ北東部のブリアンツア地方に住み、自然のや農民の姿を描き始め、さらには、スイスの山岳地方へと移住し、アルプスの風景を描くようになります。青空や草原の鮮やかさ、働く人々や牛や羊の群れを描く独特の手法は日本でもよく知られ、ファンも多いかと思います。

今回の展覧会は、セガンティーニの作品120点を一堂に集め、彼の芸術家としての生涯を紹介する、大規模で充実した展覧会となっています。ミラノのドゥオーモやナヴィーリオなどを描いた珍しい作品、自画像、人物画、静物画なども、大変見応えがあります。この期間ミラノにいらっしゃる方、必見の展覧会といえましょう。

Segantini. Il ritorno a Milano 
会場:Palazzo Reale、 Piazza Duomo, 12 - 20121 Milano 
会期:2014年1月18日まで
開館時間:月曜: 14.30-19.30  火曜・水曜・金曜・日曜: 9.30-19.30  
木曜・土曜: 9.30-22.30 
http://www.mostrasegantini.it/

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
もっとイタリアを知る アルキーヴィオへ このページのTOPへ HOME PAGEへ

 
http://www.japanitalytravel.com
©  JAPAN PLUS ITALY - MILANO 2013 All rights reserved.