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編集後記
2015年3月15日
JITRA編集室 大島悦子

●日曜の夕方、中世衣装の大行列がスフォルツエスコ城からドゥオーモ広場まで練り歩きました。
3月8日(日曜)の夕方、ミラノ市内を中世の領主率いる珍しい時代行列が練り歩きました。行列は笛や太鼓の演奏を先頭に、馬に乗ったミラノ公国フランチェスコ・スフォルツア公(在位1450年-1466年)、お供や貴族・貴婦人、武人、騎士、兵士、庶民など当時の衣装をまとった面々60名が続きました。ショッピングや散歩を楽しんでいた人々は突然の「中世出現」に大喜びで、行列はたちまち、スマフォ・カメラマンの渦に囲まれていました。
写真下左:時代行列の先頭は「鼓笛隊」   写真下右:馬に乗った「フランチェスコ・スフォルツア公」 
写真上:ミラノ中心街を練り歩く、「中世」の騎士・貴婦人、武人、兵士、庶民の面々 

この行列、出発点はミラノのスフォルツエスコ城で目指すはドゥオーモ広場横にある「パラッツオ・レアーレ」。3月12日に始まる展覧会「ロンバルディア芸術:ヴィスコンティからスフォルツア」のオープニングイベントでした。イタリア中世史研究会「Italia Medievaleイタリア・メディエヴァーレ」がミラノやロンバルディア州各地で、歴史衣装を着て祭りや行事を再現しているグループに呼びかけ、実現したものです。

写真下左:「スフォルツア公」ドゥオーモ広場へ  写真下右:会場パラッツオ・レアーレにかかる「ロンバルディア芸術展」垂れ幕

この展覧会は、1300年代から約200年にわたる、ヴィスコンティ家とスフォルツア家がミラノやロンバルディアを統治した「ミラノ公国」時代の歩みとその文化芸術に焦点あてたものです。この時代、ミラノでは政治・経済的発展とともにジョットー、ブラマンテ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど大芸術家が活躍し、ミラノの「黄金の時代」を築きました。そして、現在に引き継がれているミラノの「アイデンティティ」が確立された時代とされています。

ミラノでは1958年にも同じタイトルの展覧会が同じ会場で開催されています。50年以上たった今、EXPO2015を機会にその後半世紀の研究成果を結集して開かれる同展に大きな注目が集まっています。私も近々に見に行きたいと思っています。

Arte Lombarda dai Visconti agli Sforza
ロンバルディア芸術:ヴィスコンティからスフォルツアへ 
開催時期:2015年3月12日-6月28日
開館時間:月曜 14:30-19:30  火曜・水曜・金曜・土曜・日曜 9:30-19:30
       木曜 9:30-22:30
会場:Palazzo Reale パラッツオ・レアーレ (ドゥオーモ広場横)
入館料:12ユーロ http://www.viscontisforza.it

●モンテ・ナポレオーネ通りの「マンホール・アート」展
2月下旬から、ミラノのファッションストリート、モンテ・ナポレオーネ通りの「マンホール」に異変が起こっています。同通りを歩きながら、イタリアを代表するファッションブランドのデザインした「マンホール・アート」24点を楽しむことができるのです。

写真下:モンテ・ナポレオーネ通りの「マンホール・アート」

マンホールの「蓋」といえば、通常は地味な灰色で目に留めることもありません。これを斬新で鮮やかな色彩の「アート」に転換させたこの企画、さすがという感じです。ヴェルサーチ、サルヴァトーレフェラガモ、モスキーノ、プラダ、ヴァレンティーノ、ジョルジオアルマーニ、ジャストカヴァッリ、エトロ、ミッソーニ、コスチュームナショナル、トラサルディ、ホーガン、エミリオプッチ、エルメネジルド・ゼニアなどなどの「作品」を気軽に踏みつけることも可能です!

写真下左:通りがかりの人々            写真下右:通常のマンホールの「蓋」

このマンホールは、ミラノ市内に光ファイバ網を設置しているMETROWEB社の所有。ミラノ・コレクションなどを主宰する「Camera Nazionale di Moda」等の協力を得て実現されました。2016年1月まで実施されていますので、この時期、同通りを訪れる方は是非、足元にも目を向けてみてください。

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
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