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編集後記
2016年3月15日
JITRA編集室 大島悦子

●ミラノ市民の選んだ「ミラノの芸術的シンボル」6作品が発表されました。
ミラノ市民に「ミラノの芸術的シンボル」を選んでもらうという興味深いアンケートが実施され、その結果が3月初めに発表されました。これは来る4月2日から9月12日までミラノで開催されるデザイン・建築・ファッションの国際博覧会「第21回トリエンナーレ・ディ・ミラノ」に先駆けて行われたものです。ミラノにある絵画やオブジェなど主要作品25点を候補作とし、市民にネット上で投票してもらい上位6作品を、ミラノのシンボルとして同トリエンナーレ期間中、紹介しようというものです。

写真下左:@アンケート1位のマンテーニャ作「死するキリスト」    写真下右A同2位、ベルナルディーノ・ルイーニ作フレスコ壁画

アンケートで1位となったのは、マンテーニャ作「死するキリスト」(ブレラ絵画館)。2位はマッジョーレ修道院併設サン・マウリツィオ教会のベルナルディーノ・ルイーニ作フレスコ壁画。ドゥオーモやスフォルツエスコ城から歩いて数分、マジェンダ通りにあるに同教会は数年前に大修復され、内部全体を覆う見事なフレスコ画はミラノの新しい名所となっています。

写真上左:Bアンケート3位「マンゾーニ肖像画」   写真上右:C同4位、ポッライウォーロ作「若い貴婦人の肖像」

3位はフランチェスコ・アイエツ作「アレッサンドロ・マンゾーニの肖像」(ブレラ絵画館)。4位ポッライウォーロ作「若い貴婦人の肖像」(ポルディ・ペッツォーリ美術館)、5位カラヴァッジョ作「果物籠」(アンブロジアーナ絵画館)。そして6位には戦後イタリア彫刻界を代表する巨匠の一人、アルナルド・ポモドーロ作「球体(ディスコ)」(メーダ広場)が入りました。

写真上左:Dアンケート5位、カラヴァッジョ作「果物籠」      写真上左:E同位、ポモドーロ作「球体(ディスコ)」

ミラノ在住者としては納得感のある「なじみの深い」作品ばかりです。なお、ミラノというと誰もが連想する二大傑作、レオナルドの「最後の晩餐」とミケランジェロの「ダビデ」は、今回の候補25作品には入れられていませんでした。二大巨匠の作品だけでなく、その他の作品にライトを当てることで、ミラノの持つ多彩なイメージを発信するためといえましょう。

●ミラノ市交通局の「キセル撲滅キャンペーン」が実施されています。
このところ、ミラノのメトロ、トラム、バスの車内や駅構内に、大きく目立つ青色ポスターがいたるところに掲示されています。「2月15日からメトロの下車の際も改札で切符提示が義務化されました」とあり、「不正乗車(キセル)撲滅キャンペーン」実施中とあります。ポスターだけでなく、車内でも同じメッセージを伝える放送が繰り返されています。

写真下:FG「不正乗車(キセル)撲滅キャノーペーン」ポスター  
イタリアでは公共交通機関の大きな悩みは正当な乗車券なしに不正乗車をする人の多いことです。ミラノ市交通局では数年前からこの対策にかなり力をいれています。以前はメトロ改札口を通る際、入る時は切符を投入口に入れるかタッチさせる必要がありましたが、出場の際は何のチェックもありませんでした。2-3年前から、「試行的」に一部の駅や特定時間帯に限って、「出口でも切符を改札に通す仕組みが導入されました。そして今回、「出場の際も、切符を改札機に通すことが必須となったわけです。

同時に、駅構内や車内で係員による「乗車券チェック」もかなり頻繁に行われています。正当な乗車券を持っていなかった際は、数十ユーロという厳しい罰金が科されます。

写真下左:Hバス停留所にも貼られたポスター   写真下右Iミラノのメトロ改札口光景 (メトロ・ドゥオーモ駅で)

スマフォで切符が簡単に購入できるシステムの導入も始まりました。またミラノ市民対象には月額35ユーロの「乗り放題パス」に加えて、月額16ユーロのシニアパス(女性60歳、男性65歳)も昨秋からスタートさせるなど、乗車券を買いやすい環境整備も進んでいます。

なお、現在、ミラノ市内公共交通機関の乗車券は1.5ユーロで90分間有効。トラム・バスなど地上交通機関はこの間乗り放題、ただし、メトロは1回乗車のみ。その他、旅行者対象に「一日券4.5ユーロ:刻印後24時間有効。トラム・バス・メトロに乗り放題」、「二日券8.25ユーロ:刻印後48時間有効。トラム・バス・メトロに乗り放題」などが用意されています。ミラノに滞在される場合は、滞在期間や目的にあった乗車券を利用されるよう配慮なさってください!

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
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