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編集後記
2016年9月15日
JITRA編集室 大島悦子

●9月22日からミラノで大型浮世展「Hokusai, Hiroshige, Utamaro」展がスタートします。 
現在、日伊国交150周年を記念して、日本とイタリアで様々な記念事業が行われています。本事業のイタリア側でのハイライトともいうべき大規模な展覧会「北斎、広重、歌麿」展が、9月22日からミラノのパラッツオ・レアーレで開催されます。
同展のイタリア語タイトルは「Hokusai, Hiroshige, Utamaro. Luoghi e volti del Giappone」で直訳すると「北斎、広重、歌麿。日本の場所と顔」となりましょう。

写真下:@「北斎、広重、歌麿」展のポスター

出展作品はホノルル美術館所蔵のコレクションで、葛飾北斎 「富嶽三十六景」を含む200点の版画と読本挿絵の展覧会です。展覧会企画趣旨には「浮世絵の三大巨匠である、葛飾北斎、歌川広重、北川歌麿が、各々の個性と才覚をもってどのように当時の名勝、著名人、流行を作品に反映し、民衆のニーズに応えていったのかを垣間見る事ができます」とあります。

写真下左:A出展作品(葛飾北斎)    写真下右:B出展作品(歌川広重) 
写真上:CD出展作品(北川歌麿) 

ミラノでは1999年秋にやはりパラッツオ・レアーレで「HOKUSAI 北斎展」が行われました。イタリア最初の本格的な浮世絵展として大変な評判となり、私ももちろん見に行きました。あれから17年。この間にイタリア人の日本文化や美術に対する知識や関心が当時とは比べられないほど高まっており、今回の展覧会開催に強い期待がよせられています。 私もオープニングを楽しみにしているところです。

北斎、広重、歌麿展
展覧会タイトル:「Hokusai, Hiroshige, Utamaro. Luoghi e volti del Giappone」
開催:2016年9月22日-2017年1月29日
会場:Palazzo Reale パラッツオ・レアーレ、ミラノ
主催:ミラノ市、モンドモストレ・スキラ
協力:ホノルル美術館
入館料:大人12ユーロ
開館時間:月曜 14.30-19.30、 火曜・水曜・金曜・日曜:9.30-19.30、 木曜・土曜:9.30-22.30
http://www.hokusaimilano.it/
写真@ABCD:http://www.hokusaimilano.it/

●ドロミテ在住のオルガニスト吉田愛さんの新連載が始まりました。
JITRAの編集をしていて大きな喜びの一つは、イタリア各地の日本の方々との出会いです。今回もご縁があって、ドロミテの小さな村に住み、オルガニストとして広く活躍されている吉田愛さんに、JITRAの連載を開始していただくことになり、嬉しく思っています。

写真下:Eドロミテ在住のオルガニスト吉田愛さん

吉田愛さんは、東京のお生まれ。日本とドイツの音大でオルガンを専攻され、10年前から、オルガン造りに携わるイタリア人のご主人とともに、ドロミテのフィエンメ渓谷にお住まいです。オルガニストとして日本・イタリアでのコンサートやCD制作など音楽活動を幅広く展開されていますが、JITRAの連載では、日々の暮らしや村での出来事などを語っていただきたいと思います。新連載にご期待下さい。 「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし

●「イタリア中部地震」の被災地でも学校の新学期が始まりました。
8月24日にイタリア中部を襲った「イタリア中部地震」はラツイオ州、マルケ、ウンブリア、アブルッツオの4州に大勢の犠牲者と多大な被害を生じることになりました。中でも被害の深刻なのがラツイオ州のアマトリーチェです。現在、余震は大分収まってきたようですが、崩壊した住宅や建物を前に、まだ多くの人々がテント暮らしを余技なくされています。被災地の大半はアッペンニン山脈沿いの山間地にあり、冬の訪れも早く、今後の生活再建には大きな課題が山積みです。

写真下左:Fアマトリーチェの「仮設校舎」 に通う児童    写真下右: トレント自治県から「寄贈」されたプレハブ式仮設校舎。15日間の突貫工事で9月13日の始業式に間にあうように完成した。
写真FGは、La Reppublica ネット版より

そんな中でほっとするニュースがありました。アマトリーチェで崩壊した学校の代替えとして、北イタリアのトレント自治県が「寄贈」したプレハブ仮設校舎が完成し、9月13日、文部大臣も駆けつけて「始業式」が無事実施されたのです。

なお、今号のJITRAでは、「緑満ち心に響くウンブリア」連載のペルージャ在住の石井直子さんが、急遽、「イタリア中部地震概況とウンブリアの被害」をレポーティングして下さいました。石井さん、現地からの貴重な情報を寄せていただき、ありがとうございました。

改めて、今回の地震の犠牲者の方々のご冥福をお祈りしたいと思います。

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
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