JAPANITALY Travel On-line


   
編集後記
2016年11月15日
JITRA編集室 大島悦子

●11月初旬、ミラノで開かれた食の祭典『Golosaria(ゴロザリア)』に行ってきました。
11月5日、6日、7日の三日間、ミラノのFieramilanocityで開催された「ゴロザリア」という食の祭典を訪れました。ゴロザリアは、イタリアの有名な食ガイドブック「Il Golosario(イル・ゴロザリオ)」の創設者パオロ・マッソブリオ氏が主催する食のイベント。ミラノ開催は今回が第11回。なお、イタリア語の「Goloso」は「食いしん坊」の意味を持ちます。

 写真下左:@「ゴロザリア」会場となったFieramilanocity    写真下右:A「ゴロザリア」会場内 
 写真上左:Bフーズスペースのスタンド  
写真上右:Cプーリア州特産品タラッリのスタンドでは様々な味のタラッリが量り売り。

会場1階は「フーズ」スペースでサラミ類、チーズ、オリーブオイル、キノコ、魚介類加工品、地ビール、パンやケーキ類、パスタ、米、穀物、飲料、野菜や果物加工品、お菓子、チョコレートなど合わせて300以上の食品生産者のスタンドが勢揃いしていました。もちろん、その場で購入ができます。同時に有名シェフによるクッキングスクールを始め、各種の賞の発表会、などフード&ワイン関連の様々なイベントが開かれていました。最近、イタリアで注目されている「ストリートフード」すなわち「屋台」も特別コーナが設けられていました。屋台用トラックが会場内に持ち込まれ、リゾットやパスタの「カルボナーレ」、ヴァルテッリーニ地方郷土料理などが人気を集めていました。

写真下左:Dワインスペースの入口にある「ビッキエーリ」窓口     写真下右:Eワインスペースのワイナリースタンド 

ところで、ゴロザリアの大き目玉は、何といっても、会場2階の大きなワインスペースでの「ワイン試飲」でしょう。ゴロザリア入館料は10ユーロ(事前ネット購入は8ユーロ)ですが、それに「ビッキエーリ(ワイングラス)代」として5ユーロを追加すると、大きなワイングラス1ケとグラスを胸からかけるネットホルダーが提供されます。このグラスがあれば、イタリア全国から選りすぐり100以上のワイナリーのスタンドで自由に試飲ができるのです。どのスタンドでも、生産者との会話を楽しみながら試飲する人の姿が見られました。このワイングラスは持ち帰ることができます。

次回のミラノのゴロザリアは2017年11月11,12,13日の開催が予定されています。Fieramilanocity内のゴロザリア会場「MiCo Milano Congressi」は地下鉄5号線(藤色線)Portello駅下車1分とアクセスも楽です。その頃、ミラノに滞在される方、特にワイン好きの方は、予定にいれてみてはいかがでしょうか。

食の祭典『Golosaria(ゴロザリア)』 
www.golosaria.it

●地下鉄内にカバンや荷物を放置しないよう気を付けましょう!
11月に入った頃から、メトロ駅構内や車内にかなり目立つポスターが出現しました。黄緑やブルー、オレンジの地に黒字のテキストメッセージがあり、ところどころ、単語に黄色マーカーが引かれています。

写真下:FG地下鉄構内のポスター

何だろうと見ると、「利用者の皆様にお願いします。カバンやリュックなどを放置しないようご注意ください。あらゆる放置物は、場合によっては「公安当局」の助けを得て「中身をチェック」します。放置物により公共サービスを妨害することになった場合は、法律にのっとり処遇されます」とあります。

写真下:HI地下鉄構内や車内のポスター 

最初にこのポスターを読んだ時には、テロ対策中なので荷物を放置しないようにという注意喚起かと思う程度だったのですが、これにまつわる新聞記事を読んで、やっとメッセージ本意がわかりました。

すなわち、この4ケ月間に、ミラノのメトロ内でリュック、スーツケース、カバン等の放置数が総数80件にのぼり、そのたびに「テロ対策」規則に従い安全対策として、列車を止め、列車内・地下鉄構内の乗客を避難させ、構内を立ち入り禁止にし、爆薬対応チームを派遣し処理させ、その間は代替バスを運行させるという「安全確認のための正式手順」がとられているということです。「放置物」ゆえの迷惑、莫大な手間と費用に手をやいた市交通局とミラノ市が、強面のポスター作戦に出たということがわかりました。

この記事によると、このポスターの真意は、「不注意で荷物類を放置したために公共サービス(地下鉄運行)を中断させた場合は、法律で刑罰に課せられることがある」という警告だと伝えていました。「犯罪人」扱いされ、高額の罰金など科されないためにも、カバンやスーツケースなど手元から離さないよう気を付けましょう。

●ミラノ市の今冬のプレゼントは「ピエロ・デッラ・フランチェスカ」の傑作です。
毎年12月7日のミラノ守護聖人「聖アンブロージョ」の祭日の頃からクリスマス、お正月にかけて、ミラノ市では市庁舎内に絵画傑作を展示し、無料で一般公開する「アートのプレゼント」が恒例になっています。今年は、トスカーナのサンセポルクロ市立美術館所蔵のピエロ・デッラ・フランチェスカ作「慈悲の聖母の多翼祭壇画 la Madonna della Misericordia」と発表になりました。1445年から1455年に創られたこの多翼祭壇画の中央パネル「慈悲の聖母」が公開されます。

写真下左:Jピエロ・デッラ・フランチェスカ作「「慈悲の聖母の多翼祭壇画」    
写真下右:K「慈悲の聖母の多翼祭壇画」の中央パネル「慈悲の聖母」

入館無料なので、時間帯によっては長い列を待つ必要がありそうです。でもいったん中に入ると、専門員が丁寧な説明をしてくれ、近くから鑑賞できるようになっています。 寒空の下、風邪をひかないよう、暖かくして見学に行きたいと思っています。

開催概要
作品:ピエロ・デッラ・フランチェスカ作 「慈悲の聖母の多翼祭壇画」から「慈悲の聖母」
会場:ミラノ市庁舎 アレッシの間 Palazzo Marino, Sala Alessi (スカラ座広場前)
会期:20166年12月6日ー2017年1月8日まで
入館無料

本年も1年間JITRAをご愛読いただきありがとうございます。
Buon Natale ! よいお年をお迎えください!

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
もっとイタリアを知る アルキーヴィオへ このページのTOPへ HOME PAGEへ

 
http://www.japanitalytravel.com
©  JAPAN PLUS ITALY - MILANO 2013 All rights reserved.