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私の自然紀行 − 読者からの投稿記事

16 Febbraio 2004


「大自然からの贈り物
 〜第6回:クールマユールのゲレンデよりA
(素敵な出会いの中で)!!」

ヴァッレ・ダ・アオスタ州
Valle d'Aosta


市川 照子 (ICHIKAWA TERUKO)



 本格的なスキーシーズン真っ只中。クリスマスバカンスが終わり、1月は比較的落ち着いていたここクールマユールのゲレンデも、2月に入り再び活気が戻ってきました。
そう、“Un Settimana Bianca(セッティマーナ・ビアンカ)”が始まったのです。真っ白な1週間・・・その名のとおり1週間スキーを満喫!イタリア人の冬の典型的なバカンスの過ごし方の一つです。

ほとんどが日曜日か月曜日に到着して翌週末に帰るといったパターン。週末は近郊ミラノやトリノ、そしてジェノバを始め地元の人たちもスキーを楽しみにやってくるので2月の週末は大変な混み様。もちろん私の働くSKI IN(スキーイン:レンタル店)も異常な活気に満ち溢れます。特に午前中9時過ぎから10時半頃。彼らが到着し、スキー用具を身につけゲレンデに行く時間帯+午後3時以降。彼らがゲレンデから戻りスキー用具をはずし帰路。この時間帯を特に私の担当であるデポジット部門は“ラッシュアワー”と呼んでお客様の対応に追われてます。が、結構楽しんでいる私。ここには素敵な出会いがたくさん詰まってるのです。

写真説明
左下:天気のいい日にはBarの前では多くの人が日光浴を楽しんでいます。
その裏にそびえるのはMt.Biancoとその一連。
(このゲレンデからはMt.Biancoの一番高い側4,810mのいただきが眺めます)
右下:必ずしも街と山の天気が一緒とは限りません。
ゲレンデは晴天でも下界は霧(悪天候)もちろんその反対もよくあります。
だからこそスキーに出かけるときは山の天候を必ず確認してください。


そう、今月の第一週目。ナポリからある一家がやってきました。デポジット担当は到着したお客様が靴・スキーをレンタルしたあと、彼らをロッカーの場所まで案内し、お世話するのが最初の仕事。この日、偶然私が案内した最初のお客様がこの一家だったのです。一番上の男の子ダビデ。そして次男のアンドレア。まだ4歳のエレナ。小さな3人の子供を連れてんてこ舞いだったお母さんは私が彼らに靴を履かせたり面倒をみている姿にすっかり安心してくれたよう。その特殊なアクセントを持つナポリ人のイタリア語で“あぁ、助かるわ!なんて親切なんでしょう!!”が母親から私に向けられた最初の一言でした。
この日から私とこの一家の1週間が始まったといっても過言でないでしょう。
とにかく毎朝第一に走りこんでくるのがアンドレアとエレナ。真っ先に私のところに来て“靴履くよぉ!!手伝って!”・・“OK.自分の靴のロッカーの番号覚えてるよね。まずとっておいで”そんな会話が始まったと同時にちょっとまだ眠気から冷めてないダビデが到着。男の子の靴を履かせている間、エレナはじっと私の横で待っているのです。・・・何をまってるかって??もちろん靴を履かせてもらうのを。といいたいのですが、“さて、エレナ。貴方の番よ”といったと同時に彼女はとびっきりの笑顔で抱きついてきます。そう、お決まりの抱っこ。
3人は午前中インストラクターによるレッスンを受けます。時計が13時を知らせる頃、彼らが再びレンタル店へ。今度は朝と逆のパターン。おしゃべりをしながら靴を履き替えエレナを抱っこ。必ず“帰りたくないよぉ。降りたくないよぉ(抱っこ)”と駄々をこねお母さんを困らし“明日ここで待ってるよ。”の私のこと一言で彼らの午前中が終わるのです。
先週の金曜日。彼らがゲレンデにやってくる最後の日がやってきました。一家と私と同僚で記念写真をとり、私の腕に抱かれているエレナの小さな目には涙が。“来年また会おうね”・・・

写真説明
左下:私が勤務しているレンタル店“SKI IN”
この手前にある2つのリフトと一つのロープウェーが様々なゲレンデへ連れて行ってくれます。
右下:レベルに合わせたスキー板を彼らが助言・選んでくれます。私も最高の滑り心地を味わえました。

そう、毎日このような素敵な出会いと触れ合いが私を待っているのです。当然あいてはイタリア人であったりその他外国人であったり日本人であったり。
“出会いがあれば別れがある”といった言葉をこの仕事の中で毎日感じ、そしてゲレンデを通じてさらに広がった私の国際的な触れ合いの中から日々何かを感じ・刺激されながら生活しています。
〜先日英国からのお客様。“日本人はお米しか食べないって本当??”そしてイタリアはシチリア出身の男の子。“この前「ラスト侍」見たよ。面白かったぁ。・・腹きりぃ!!”・・彼らにとっても日本人の私との触れ合いの中で日本の文化に興味を持ち、知りたがる。小さな触れ合いだけれども大変意味のある国際的な触れ合いの中で素敵な日々を彼らと共有しています。〜

“まさかここで日本人に出会うとは!”このゲレンデで偶然にも知り合った日本人の方は必ずこういいます。私の存在が日本人のスキー客にも何かしら役に立ってもらえるのであればここで働いている意味もさらに充実したものとなります。2月最終週には、クールマユールにカーニバルの時期がやってきます。さらに活気あふれるこのシーズン。是非、海外スキーを楽しみたいと思っている方。クールマユールのゲレンデでお待ちしております。もちろん私の素敵な同僚(挨拶程度の日本語なら既にマスター済み)と共に!


写真説明
左下:インストラクターのマルコ。ゲレンデのすぐ裏には
ヨーロッパ最高峰のMt.Biancoが堂々と横たわっています。
右下:
クールマユールのゲレンデマップ。


*レンタル店‘SKI IN’(ゲレンデ店 in CHECROUIT)
SKI IN - Plan Checrouit -11013 Courayeur Italy
Tel.0165.841231 / Fax. 0165.843566
E-mail. info@skiincourmayeur.it
●レンタル(半日〜数日)
・スキー板(ラケット込み)&スノーボード
・スキー靴&スノーボード靴
・ソリ、子供用ヘルメット、ラケットなど
●デポジット<一時預かり所> (一泊〜ワンシーズン)
・スキー板&スノーボード&靴
●スキー用品各種販売
●スキー板修理(エッジ・ワックスなど)
●スキーチケット・リフト券販売

〜Mt.Bianco(モンテビアンコ)最新情報〜

☆いよいよモンブラン越えスキー‘Valle Blanche’シーズン到来です。
スキー大好きな方。興味のある方。ヨーロッパ最高峰のモンテビアンコを滑り降りる快感を味わってみてください。私も去年経験しましたが本当にダイナミックです。何と言っても表側からは見ることのできない自然の壮観にも大感動!ただ設備されたゲレンデとはわけが違います。必ずガイド同伴で。

☆耳より情報☆
イタリア側の頂上Punta HelbronnerにあるBar(バール)にこのたび日本語のメニューを設置しました。
モンテ・ビアンコを眺めながらのバールでのひと時がより充実しますね。

☆Mt.Bianco(モンテ・ビアンコ)〜オフシーズン〜☆
08Sep’03〜02Nov'03
*ロープウェー運行時間:08:20〜16:40(但し13:00〜14:00除く)
*往復料金 La Palud - Punta Helbronner Euro 30,50pp
5歳〜11歳 50%割引  /  12歳から15歳 25%割引  /  60歳以上 10%割引

**個人で旅行される皆様へ
現地ガイド協会及び、ツーリストインフォメーションにおいては英語かイタリア語が必要とされます。そのため、夏・冬のアクティビティに関して、または目的別レジャー(スキー&スノボー、ロック・クライミングなど)に関してプロのガイド必要とされる場合は、日本語にてガイドの依頼から紹介までお手伝いを致します。また、この地域を訪問するにあたってのご質問に対しても、できる限りご協力させていただきます。何なりとご連絡ください。(下記参照)
連絡先:市川 照子(イチカワ テルコ) 
E-mail : terurinteruteru@hotmail.com or bacioconteru@tiscali.it

〜これからの季節、特に下記の要望にお答えします〜
*アオスタスキーゲレンデ情報

*モンブラン観光・・・お任せください!!現地Funivie Monte Bianco(ロープウェー)と直接的なパイプがあります。山の天気は変わりやすいとはいいますが、まさにその通り。山頂の天候など観光に必要な事前情報をお伝えできます。
*Valle Blanche (Mt.Bianco越えスキー;ガイド紹介)・・・トップシーズンが始まります。ヨーロッパ最高峰Mt.Biancoをイタリア側頂上からフランス側シャモニーまで滑り降りるダイナミックなFuori Pista!スキー&スノボー大好きな方にお勧めです。

【市川 照子(イチカワ テルコ)日本では7年間旅行会社に勤務。主に海外(特にヨーロッパ方面)を担当。退職後、単身イタリアへ渡り、ミラノにて旅行業ランドオペレータとして勤務。現在、自身が魅せられたこの地域へ移り住み、ここの魅力を日本人観光客へ紹介するために活動中。アオスタ州La Salle在住住】  


私の自然紀行 紹介データ

*クールマユールまでのアクセス
ミラノ及びトリノからアオスタ経由クールマユールまで高速バスが運行。
電車の場合。Chivasso(キバッソ)乗換えにてアオスタへ。アオスタ→クールマユール間はバスが運行。(1時間に1本程度)このバスの所要約1時間ですが、前回の記事でも書いたように途中の村中をゆっくりと巡回していきます。車で国道を通ると30分程度の距離です。
Savda (Pullman) P.le Monte Bianco 3 Tel:0165-842031 Fax:0165-841237

*ツーリストインフォメーション(Aosta)

Piazza Chanoux, 8 Tel:0165-236627 Fax:0165-34657
*ツーリストインフォメーション(Courmayeur)
Azienda di Informazione Turistica

Piazzale Monte Bianco 13 Tel:0165-842060 Fax:0165-842072




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