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イタリア個人旅行 上級篇レッスン
15 ottobre 2009

第2回 
知っておくと得する換金のシステム




案内人
『アッティコ』主宰
村本幸枝



●ユーロ購入を時間的・レート的に賢く!
日常生活の中で外国の通貨に触れる機会はほとんどないと思いますが、海外旅行をする際にはその国の通貨が必要になるのは言うまでもありません。現在はイタリアのほぼどこのお店でも主要クレジットカードが使えるので、現金をたくさん持ち歩く必要はなくなりましたが、チップを渡すときに、バールでお茶をするときに、タクシーを利用するときに、多少の現地通貨は持ち合わせていたいところです。
連載2回目になる今月のコラムでは賢く換金する方法についてお伝えしたいと思います。イタリアで使われている通貨はご存知ユーロ。日本人の場合、円でユーロを購入するわけですが、どこでどのように換金するのが時間的にもレート的にもお得なのでしょうか。

●日本で換金して行くほうがレートはお得
以前に比べ、最近は日本国内の銀行でも簡単に換金ができるようになりました。ただ、わざわざ換金をするための時間が取れないという方は、出発前の空港(成田や関空など)でユーロを購入するのが手っ取り早いでしょう。私は日本からイタリアへ来る友人やクライアントには成田空港で換金することを薦めています。さらに付け加えるなら、出発階より到着階の銀行の方がほんの少しレートがお得なようです(昨年の時点で)。

写真トップ: イタリアの通貨 ユーロ
上左:ローマ市内両替所、右:ローマ空港内 両替所 

そして、それと対照的なのが、イタリアの空港 (ローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ空港やミラノ・マルペンサ空港)にある両替所。換金レートが悪く、手数料が高いので要注意です。またイタリアの4ツ星クラス以上のホテルではフロントで換金をしてくれますが、こちらもレートが悪いので、お薦めしません。この2ケ所については必要に迫られた時のみの利用にとどめるのが無難です。また、一般的にイタリアよりも日本で換金する方が条件的には得なので、できるなら必要最低限のユーロは日本で調達しておいた方がよいでしょう。

●イタリアで換金する場合は?
さて、必要に迫られ、イタリアで換金する場合、銀行がよいのか、それとも私設の両替所がよいのでしょうか? これについては一概に言えず、換金する街や両替所によります。例えば、ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェなら私設の両替所よりも銀行がお薦めです。ローマは両替所を選べば銀行とさほど変わらないか、または、銀行より条件がよい場合もあります。換金の際の手数料は様々。大きな額を換金するほど手数料が下がっていくケースもあるし、いくら換えても一定の手数料、というところもあります。また、現金を換える場合とトラベラーズ・チェック(以下T/C) を換える場合でも条件は異なります。T/Cの換金レートは現金に比べてお得ですが、手数料は高いのが一般的です。

●T/Cは手数料の高いのが悩み
以前、日本から来た友人がフィレンツェで2000ユーロのT/Cを現金に換えようと、街なかの両替所をいくつか回って手数料を確かめたところ、その額はなんと150ユーロからひどい所は500ユーロ。日本ですでにユーロのT/Cに換えるために手数料を払っているにもかかわらず、イタリアでもこういった高額の手数料を請求されると元金がかなり目減りしてしまいます。とは言え、T/Cは盗難に合った場合に番号を控えておけば再発行が可能なので、現金を持ち歩くより安心です。ニーズに合わせてどちらを選ぶか、しっかり考えてみたいところです。いずれにしても、後から地団駄を踏まないためにも、観光地の両替所を利用する際は換金の前にレートと手数料をしっかりと確認しましょう。以下の『両替のコツ』と『両替のデータ例』をご参照下さい。

<両替のコツ>
1) 大きな金額を換える際は手数料が得、または無料の両替所を選ぶ。また、換金レートの額をよくしてもらったり、手数料無料の交渉をすること (私設両替所の場合)。
2) 店頭表示されている換金レートだけで判断するのではなく、手数料を差し引いた後の実際に手元に残る最終金額を換金する前に窓口で確認する。
3) 銀行は整理番号のチケットを取った上で待たされるなど時間がかかる上、営業時間が私設の両替所より短いので、時間をロスしないためにも事前にチェックしておくこと。
4) 換金レートの悪いのホテルやイタリアの空港は必要に迫られた場合のみ利用すること。
5) 現金 (円でも可) の方が換金レートや手数料の交渉はしやすい (私設両替所の場合)。ただし、安全面では再発行が可能なT/Cがお薦め。

<両替のデータ例>
下記は'09年10中旬に数カ所の両替所で確認したデータです。換金する場所によってどの程度の金額の差が出るかの例としてご参照下さい。
1) ローマ空港内両替所Forex Chenge (10,000円を換えた場合→60ユーロ)
2) ミラノ・ポポラーレ銀行ローマ支店 (10,000円を変えた場合→70.78ユーロ)
  Banca Popolare di Milano, Via Veneto 1 Roma (バルベリーニ広場)
    8:30-13:30/14:45-15:30 (土日祝休み)
3) ローマ市内 Exchenge-Cambio (10,000円を変えた場合→73ユーロ)
    Via Terme di Diocleziano 32A Roma (共和国広場/テルミニ駅近く) 9:00-18:00 (日祝休み)

ちなみに私は換金する額が大きい場合はいくら換金しても手数料が一定額の(2)を、額が少ない場合は手数料込みで換金レートを決めている(3)を利用しています。ご参考までに。

案内人プロフィール
村本 幸枝 Muramoto Yukie

日伊文化交流サロン『アッティコ』を主宰。東京日本橋馬喰町でイタリア語、イタリア料理、イタリア文化など、イタリアに関する様々な講座やイベントを企画・運営する。また、イタリア特集を組む雑誌やテレビ、イベントのコーディネートを数多く手がける。
2002年サッカーW杯ではイタリアチームに帯同。年の半分をイタリアで過ごす。


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