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イタリア個人旅行 上級篇レッスン
15 Giugno 2011

第11回 
『ローカル鉄道で旅するイタリア』
Vol.2 シチリア・エトナ火山





案内人
『アッティコ』主宰
村本幸枝



●イタリア縦断鉄道の旅、WOWOWでの放映日が決定!
今年はイタリア建国150年にあたるため、その機会にと、3月中旬から4週間ほどテレビの撮影で、 イタリア半島を4週間近くかけて鉄道で縦断したことは前回のコラムでお伝えしました。その放映日が決まりましたので、衛星放送”WOWOW”を受信されている方は、ぜひ、ご覧になって下さい。
北から南までイタリアの魅力をたっぷりお届けできる内容です!
番組の案内はコラムの最後にて。

●エトナ山周遊鉄道 (Ferrovia Circumetna) とは?
シチリア島の東部、カターニャとメッシーナの間に聳えたち、火山としてはヨーロッパ最大の高さを誇る (3,343m) エトナ山。その山を囲むように走るエトナ山周遊鉄道の魅力は、なんと言っても壮大な山の風景を目の前のしながら鉄道の旅が楽しめること。エトナ山は今でも時々、噴火を繰り返しています。

写真トップ:ヨーロッパ最大の高さを誇る火山「エトナ山」
写真上左:エトナ山周遊鉄道の運転手さん  写真上右:エトナ山周遊鉄道列車


実際、私が乗車した数日前にも軽い噴火があったため、青空に広がるエトナ山の頂きからは細い煙が上っていました。1895年に開通したエトナ山周遊鉄道は、タオルミナをやや南に下った海沿いの街リポストとカターニャの間の約110kmを走行しています。南側の始発駅である カターニャ・ボルゴ (Catania Borgo) は、国鉄 (FS) のカターニャ・チェントラーレ駅 (Catania Centrale) から地下鉄で5分程度。北側から乗車する場合は、反対の始発駅リポスト駅 (Riposto) のひとつ手前にあたるジャッレ駅 (Giarre) を利用するのが便利です。国鉄 (FS) のジャッレ・リポステ駅 (Giarre-Riposte) から徒歩2分程度です。

●車窓から望む雄大な景色
私たち撮影隊は北側からのジャッレからカターニャ・ボルゴへ向かうルートを利用しました。大人二人がやっと腰掛けられる程度の小さな椅子はまさにローカル線の情緒がたっぷり。ドイツや北欧からの旅行客で賑わう2両ほどの短いディーゼル車はやがて警笛を響かせ、民家すれすれの線路を辿りながらゆっくりと山へ上っていきます。ちょうど中間地点にあたり、最も標高が高い(976m) ロッカ・カランナ(Rocca Calanna)を挟む、マレット駅(Maletto)とアドラーノ駅(Adrano)のあたりの風景が最も美しく、お薦めの撮影ポイント。車窓から遠目に見えたり近づいたりするエトナ山の手前には溶岩が広がり、春なら野の花がそこに彩りを添えて、雄大かつ清々しい景色が望めます。

イタリアで最も美味しいされるピスタチオの産地ブロンテ周辺の風景が楽しめるのは、辺りを無数に埋め尽くすピスタチオの木々に葉が出始める4月中旬以降から収穫時にあたる7月頃。私が乗車した3月中旬はまだ葉も出ていませんでしたが、それでも木々の数には圧倒されたほど。なお、カターニア/リポステ間の直通電車 (所要時間3時間半弱) は日に2?3本程度。途中のランダッツォ駅(Randazzo)で乗り継ぎをするのが一般的のようです。

※以下のURLでFAL鉄道の時刻表がチェックできます(カターニア/リポスト間)。
www.circumetnea.it/public/Tabella%20Ferrovia%20Orario%20Invernale%202010-2011.pdf

  『Railway Story レイルウェイ・ストーリー』(衛星放送WOWOW)の放映日時は下記のとおりです。
http://www.wowow.co.jp/documentary/railway/
パート1 『トリノ - フィレンツェ - ローマ - ナポリ』
7月3日(日) 9:00-9:50
パート2 『ナポリ - メッシーナ - エトナ火山 - カターニャ - パレルモ』
7月3日(日) 10:00-10:50
パート3 『レッチェ - バーリ - アルベロベッロ - マテーラ - アンコーナ』
7月9日(土) 9:00-9:50
パート4 『アンコーナ - フェッラーラ - パドヴァ - ヴェネチア』
7月9日(土) 10:00-10:50

案内人プロフィール
村本 幸枝 Muramoto Yukie

日伊文化交流サロン『アッティコ』を主宰。東京日本橋馬喰町でイタリア語、イタリア料理、イタリア文化など、イタリアに関する様々な講座やイベントを企画・運営する。また、イタリア特集を組む雑誌やテレビ、イベントのコーディネートを数多く手がける。
2002年サッカーW杯ではイタリアチームに帯同。年の半分をイタリアで過ごす。



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