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鳥野さんのイタリア留学記
Ms.Torino in Italia
15 settembre 2013

第4回   今月の失敗「イタリア時間」

和田 忍



 

イタリアの友人と待ち合わせ中。
私「もしもし。待ち合わせ場所にいるんだけど、今どこ?」
友人「家。今から出るよ。」
私「・・・。」

イタリアの時間というのはどうやら日本の時間とは少し違うらしく、なんだか遅れています。フレッチャロッサ(特急)は多少ましですが、ローカル電車が定刻通りに来ることはまずありません。友人と待ち合わせをしても誰かが遅れてきます。

お店が多少遅れて開いても、きっと何か事情があるんだと思えるようになったら、イタリアに慣れたということでしょうか。

ここで、私の失敗。
「イタリアは時間にルーズだから、自分も遅れてもOK。」と思っていました。それは間違いです。イタリア時間は遅れるばかりでは無いのです。イタリア時間は時に早く進むのです。

夏の終わりに、語学学校に授業の予定を聞くために電話をしたところ、学校の先生は「まだ決まってないの、来週電話して?」の返事。翌週、「どうせ月曜日に電話したって決まってないだろう」と油断した私は、週の終わりに学校へ電話。すると、「もう、日程は決まったわよ!」。え?

「週の初めに決めたの。みんな学校に来てるわよ。」とのこと。他クラスの日程も決まったため、もう変更は出来ないとのことでした。いつの間にか学校は始まっていました。 イタリアは時間にルーズ。とはいえ、いつでもスローなわけではありません。日本のように全員の意見というのがあまり尊重されないので、その場にいる人だけでどんどんものごとが決まって進んでいくのです。動き出すまでは遅いけど、動きだすと早いのがイタリア時間なのです。

その証拠(?)に学校も新学期が始まったとたんに、次までにあれ買っておけ、○日にはこれをしますと行事が決まったり、と急に忙しくなるのです。始めるまでに準備したいから、先に教えて!というのは通用しません。事前準備期間の長い日本とはちょっと違いますね。


著者プロフィール

和田忍 (わだしのぶ) 
イラストレーター・4コマ漫画家。広島出身で現在はトリノ在住。脱力系イタリア生活を4コマにして日々を過ごしています。  http://shinowada.exblog.jp
 

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