イタリア人「気持ち悪いなぁ」
日本人「?」
イタリア人「どうしてズーズー音を立てながら、パスタを食べるんだ?」
日本人「え?」
「ものをすすって食べる音は外国人に嫌がられる」 欧米では音を立てて物を食べるのがマナー違反です。これはもう日本でも常識ですね。一度、親日家のイタリア人から、「日本に旅行に言った時に、麺をすすって食べることに挑戦したんだ。だけど、どうしても出来なかった。」と言われ、そういうものなのかと思ったことがあります。
他にも「音」のとらえ方で、日伊の違いがあります。例えば、鼻をすする音。
ここで私の失敗。
風邪で鼻がぐずぐず、けれども人まえで鼻をかみたくなかった私。それを見てイタリア人の友人が「汚いからやめて!」と。
友人が言うには「ズーズーと鼻をすするだけで、鼻をかまないのは汚ない。」そのうえ「鼻をズーズーしている人は、子どものように鼻水を飲んでいる(!)ような気がして、気持ち悪い。」とまで。ここまで思われているのかとショックでした。
イタリア人はどこでも鼻をかみます。彼らにとって大きな音を出して鼻をかむというのは、「私は鼻水を放っておくような不潔な人間ではない」というアピールでもあるのかも。って、考え過ぎですね。
日本では、どこでも構わずに大きな音で鼻をかむ外国人に、嫌悪感を持つ人もいるのではないでしょうか。だって、イタリアに来る前の私は「人まえで鼻をかむのは行儀が悪いこと」と思っていたので、人のいない場所へ行ってからしていましたから。その場では大きな音がしないようにティッシュで押さえるくらい。鼻をかむ音を出すことで周囲を不快にさせると思っていました。(日本の公衆トイレでは当たり前になった、使用中の音を隠すための装置も日本独特ですね。日本は身体の音を周囲に聞かれることへの羞恥心が強いのかも)
とはいえ、イタリアでは、すぐ鼻をかむようになりました。汚い人なんて思われたくないですから、慣れませんでしたが・・・
もう失敗しないために「音問題は難しい。意外な音が嫌がられているかも。」