1月2日
友人「さぁ、買い物に行きましょう!」
私「え、正月だよ?」
友人「お店は2日から開いてるわよ。セール前にめぼしいものを見つけておくのよ!」
私(ゆっくりしたかったのに・・・)
1月は1年の始まり。最近は日本でも多くのお店が営業していますが、それでもやはり松の内は休むというお店も多いですね。会社は3が日は休み、それ以降はカレンダーに従ってというところでしょうか。
イタリアではクリスマスから年末にかけてウキウキしたお祭りの雰囲気が続きます。大晦日はcenoneやveglioneと呼ばれる年越しパーティがあります。大晦日は友人と集まり、食事をしシャンパンを開けて年明けを祝うのです。大騒ぎで有名なのが、南イタリアのナポリ。年が明けた途端に爆竹や花火が始まり、これで怪我人がでることも多いのです。その上、窓から古いものを投げ捨てて年越しを祝うという危険な風習もあります。怪我をしたくなければ、年が明けてからの2時間は家から出るなとナポリでは言われています。
年が明けたらお祭り騒ぎはお終い。1月1日は休日ですが、銀行・公共機関・商店などは大抵が2日から通常通りに営業しています。
2日からはすぐに普通の日です。正月に新年広告や目標を発表する会社というのも、イタリアではほとんど見かけません。(ちなみに、イタリアの大きな会社で、社長が社員にスピーチをするのは年の終わりです。年始ではありません。)年が明けたら、年末の大騒ぎはリセット。何も無かったかのように12月の続きの1月が始まるのです。
お正月のイタリアでは、街や職場のそこここで新年の挨拶を交わす・・・なんてことも特にありません。年明けに話すことのメインは「冬休み中に何を食べたか。どこに行ったか」というのが私の実感です。
日本でよくある「新年の目標を立てる」もイタリアではあまり聞かないこと。年始に立てるのは次のバカンスの予定だけとは、イタリアの友人の弁。
私の失敗
いつもバタバタしてるから、年始はゆっくり・・・。なんて、1月のイタリアで心静かになんて無理でした。仕事も学校も年始はいつもどおり。バーゲンもありますしね。
もう失敗しないために
イタリアの1月は12月の続き。ゆっくりしたければ、街を離れて過ごすのがおススメです。