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鈴木正文の「イタリア旅行塾」
イタリア観光促進の最前線者が語るイタリアとワタシ
 
15 novembre 2005

第3回「記者時代」



有限会社クリエィティブ・ようこそ・イタリア
取締役 鈴木正文
自転車レースを追いかけるようになると、地元の記者やカメラマンとも友達が出来、イロイロなことがわかってきました。想像していた通り学生生活と社会生活はまったく別の社会でした。
イタリア人記者はとてもジヨーダンが好きで、そのキツサには怒りを通り越して「スゴーイ」と感心してしまいました。例えば、Piemonte一周レースの時、ある村で彼らと共に夕食をしてホテルへ帰ると、部屋の感じが少し変だなーと思い明かりを点けて見渡すと、ズボンは裏返しになって天井から釣り下げてあったり、靴下はシッカリと結びつけてあったり、シャツは両手が結んであったり、、、と大変なことになっていました。これは彼らの悪さに違いないのですが夕食は一緒だったし、誰の許可を得てこの部屋に入れたのだろうか??

しかし、助かった事もたくさんありました。新聞記者からは有名選手の昔の貴重な写真を便宜してもらったり、普通では参加できないような市長主催の着席夕食会に連れて行ってもらったり、ひとりポツンとしているときなどはCaffe'に行こうと気軽に声を掛けてもらったり、今思うと彼らの親切心には感謝の気持ちでいっぱいです。
この時期の記者生活は自分のイタリア生活のなかで最もイキイキしていた時代だったかもしれません。

記者としての取材活動はしていましたが、ワタシは正式な「記者」の資格は持っていません(イタリアでは立派な資格です)。あるときイタリアの記者がメリットある「外国人記者証」というのがアルハズダ、との情報を教えてくれました。さっそくローマの外務省へ書類を申請しその資格を得ました。この証明書の特権は、取材上の便宜で例えば鉄道の割引、劇場の入場料の割引などでした。しかし、ワタシはそれをあまり有効には使えませんでした。なぜなら、時々「イタリアにいる目的はフィレンツェ大学卒業」ということがアタマをよぎったからです。


著者プロフィール

鈴木 正文(すずき まさふみ)

国立フィレンツェ大学経済学部観光学科卒業後、イタリア政府観光局 東京オフィスへ勤務。35年にわたり、マーケティング・オフィサーとして大活躍。 現在は(有)クリエィティブ・ようこそ・イタリア代表取締役として、イタリアの州の宣伝業務受託をはじめ、イタリアと日本を結ぶ様々な活動を展開。
ホームページはhttp://www.suzukiitaliakappore.jp/
 





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