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鈴木正文の「イタリア旅行塾」
イタリア観光促進の最前線者が語るイタリアとワタシ
 
15 aprile 2006

第8回「観光セミナー大当たり組とハテナ組」



有限会社クリエィティブ・ようこそ・イタリア
取締役 鈴木正文
イタリアからの観光促進団体・関係者の来日はここ1、2年はあまりないようですが、以前はかなりありました。
観光促進団体(州単位、県単位、同業者単位など様々)は日本では東京や大都市でセミナーを開催したり、プレスとインタビューしたり、旅行代理店へ資料を持参したりします。

セミナーの成功例と失敗例を御紹介いたします。
大成功したのはカンパーニア州で、その理由は知事の日本人誘致に対する積極的な姿勢・情熱がスピーチに如実に現れたからです。イタリア人は一般的に演説が上手く、しばしば決められた持ち時間以上に話しをする人がいます。知事の演説・説明はもちろん長めでしたが具体的で(日本人にとってはこの州ではナポリ市内、カプリ、ポンペイのみが圧倒的に有名だが、それら以外にも観光地はあります。市内移動には地下鉄が快適・便利・清潔。州での滞在日数を増やして等)、内容はマトを得ていて、日本人の旅行市場に興味ありそうな事柄を上手に説明し、話が終わった時の参加者(旅行代理店)からの拍手は単なる儀礼的なものではなく、心から「良かった、分かり易かった」という意味だったと思えました。
止まる事を知らない知事の話に、同時通訳はかなり困ったかと思いましたが、知事のメッセージ「日本人様、我々はあなた方を大歓迎していますヨ」がしっかりとたっぷり伝わった話しぶりでした。

失敗だったのはある団体の説明会で、そこの責任者のイタリア人はその地の素晴らしさを懸命に話すのですが、その地域は日本では一般的ではなく、説明の内容は旅行業者にとってもあまりなじみなく、その反面話している本人はまるで舞台上の俳優のような感じ(少しキドリ)の話し方で(同時通訳もタイヘンでした)、内容自体が参加者にうまく伝わらなかったために、会場はシラケムードが漂いました。第二番手の説明者日本人は当日の補助的な役割でしたがその地域をわかりやすく話し、それもスライドを使いながらでしたので説得力があり、彼はその会の主人公になり、おかげで会は救われました。
せっかく、日本で販促をするのですから日本の現状の把握、話す内容の確認などは事前にシッカリとしなければならず、なによりも「ナニナニを分かりやすく伝えたい」という熱い信念が必要です。

著者プロフィール

鈴木 正文(すずき まさふみ)

国立フィレンツェ大学経済学部観光学科卒業後、イタリア政府観光局 東京オフィスへ勤務。35年にわたり、マーケティング・オフィサーとして大活躍。 現在は(有)クリエィティブ・ようこそ・イタリア代表取締役として、イタリアの州の宣伝業務受託をはじめ、イタリアと日本を結ぶ様々な活動を展開。
ホームページはhttp://www.suzukiitaliakappore.jp/
 





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