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鈴木正文の「イタリア旅行塾」
イタリア観光促進の最前線者が語るイタリアとワタシ
 
15 settembre 2006

第12回「イタリアの楽しみ方/
           イタリアの中心ウンブリア州」




有限会社クリエィティブ・ようこそ・イタリア
取締役 鈴木正文
ウンブリア州の州都はペルージャ(人口15万)で、ローマのあるラツィオ、フィレンツェのあるトスカーナ州の間にあります。 この州のウリは”グリーン・ハート”で、自然が豊富、もちろん歴史は重厚で、飲食は他に退けをとりません。今回は、この州の必見ポイントをご案内いたします。
日本人のイタリア旅行は大都市・有名地めぐりが優先していますので、この州のように街は静かで個性的、歴史が豊か、市民の暮らしぶりも体感出来る、そして食べ物も美味しい!という場所にはまだまだ訪れる人は少ないです。


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ペルージャPerugiaはエトルスコの街で、紀元前2〜3世紀作といわれる巨大な石積のエトルスコ門が市内にあります。また、国立ペルージャ外国人大学のある町で、大学の建物は1700年代後期の有名な建築として知られているガッレンガGallenga宮殿です(小生はここで語学の勉強をしましたが、建物の外観は重厚で、内部の階段などはあまりの格好良さにまるで映画のセットか?と入学時には思い、1階ロビーにはガイド・ブックを手にした観光客がしばしばいたので、これはタイヘンな学校に入学したものだと思いました)。
美術では画家ペルジーノ(ラッファエッロの師)の生地で、国立ウンブリア美術館には彼の作品が所蔵。

夕方になるとメイン通りコルソ・ヴァンヌッチCorso Vannucciは多くの市民が散歩します。散歩の定番方法は片道300メートル位の道を2〜3回は往復し、行き交う友達にCiao, Ciaoと言いながら散歩とおしゃベリを楽しむというもの。この光景を体験した時の感激は今も忘れません!多忙が大好きな小生―東京人―はこの散歩をした時に「これが人生か!」と思いました。一つの道を行き来する散歩方法は日本にあるかしら?歴史的建物が市内に残り、過去の時と共に今日の生活をし、生きるという実感とはこういうものかと思いました。

アッシジAssisi はここから23Kmです。
清貧の聖フランチェスコの街、世界へ平和をアピールしている街、聖フランチェスコ教会内のジォットのフレスコ画はルネッサンス美術へのスタートでした。
アッシジの街の道は細く、高低の連続です。この街は聖フランチェスコに係わる街ですので、教会関係のロザリオなどの小物を売っている店も多く、路地では建物の一部をくり貫いた中にマリア様の置物が微かな豆電球に照らされたものがココソコにあります。このような光景は市民全体で天使がいつ来られてもいいように毎日準備をしているようにも思えます。この街は散歩がとても楽しいです。

ここから13KmにあるカンナーラCannaraには聖フランチェスコが小鳥に説教をした場所があり、それを記す看板と記念碑があります(Luogo Francescano Predica agli Uccelli)。アッシージへ行かれる方は是非ここへ行かれる事をお勧めします。

ローマのコロッセオと同じ作りの建物がベヴァーニャBevagna(フォリーニョFoligno近く)にあり、ナントその一部がレストランになったりしています。
イタリアは時々ビックリするような事に出会いますが、コロッセオの中にあるレストランて、想像つきますか。

ウンブリア州は上記以外にも、スポレートSpoletoはこじんまりした街で、教会とその前の大きな広場は独特のもの、オルビエートOrvietoは岳上都市で知られています。見所タクサンのウンブリア州です。

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■アクセス■
ペルージャ、アッシジ、フォリーニョ、スポレート、オルヴィエートにはイタリア鉄道FSの電車が止まります。
カンナーラへはアッシジからタクシー、べヴァーニャへはフォリーニョからタクシーまたはバスで行くことができます。

著者プロフィール

鈴木 正文(すずき まさふみ)

国立フィレンツェ大学経済学部観光学科卒業後、イタリア政府観光局 東京オフィスへ勤務。35年にわたり、マーケティング・オフィサーとして大活躍。 現在は(有)クリエィティブ・ようこそ・イタリア代表取締役として、イタリアの州の宣伝業務受託をはじめ、イタリアと日本を結ぶ様々な活動を展開。
ホームページはhttp://www.suzukiitaliakappore.jp/
 





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