JAPANITALY Travel On-line
鈴木正文の「イタリア旅行塾」
イタリア観光促進の最前線者が語るイタリアとワタシ
15 gennaio 2007

第16回「イタリアの楽しみ方/シチリア堪能
異文化のエッセンス溢れる、うるわしの島」
            4) 島の東側を楽しむ




有限会社クリエィティブ・ようこそ・イタリア
取締役 鈴木正文
今回のシチリア旅行はカターニアCataniaが出発です。ここはイタリア各地との空、海そして島内移動に便利なバスと交通の要所です(シチリアの空港は西北側にパレルモ空港もある)。
カターニアは火山噴火、大地震と災害を受けましたが、現在は島内で経済的にとても重要な町となっています。ここには作曲家ベッリーニの生家があり、ベッリーニ博物館やベッリーニ劇場にも行ってみたい。
カターニアの北にはリゾート地のタオルミーナ、標高3300mの活火山エトナ、南には島で一、二を争う観光地シラクーサ、バロック様式の街として世界遺産にもなっているラグーサなど8つの町、といった有名観光地が近くにあります。

その中の一つ、タオルミーナTaormina。列車の駅は町の南の海沿いにあり、中心地は標高200m位にあります。ここはリゾート地ですので綺麗な海やパノラマ、リラックスできるメイン通りのウンベルト通り、ギリシア劇場などをゆっくりと楽しみましよう。
ウンベルト通りは道幅の狭い直線の長い通りで、ショッピングをしたり、ジェラートを食べたりとブラブラ歩きが楽しく、他の町では体験出来ないリラックス。
海辺のパノラマを見るには、1)市民公園から、2)ウンベルト通り中程の「4月9日広場」から(この広場の山側には中世の建物、ブーゲンビリアが咲き乱れ、開放的なバールがあり、ドチラを見ても写真にバッチリの場所)、そして3)ローマ通りからの展望などが知られています。これら以外にも穴場があるかもしれません。特に春から夏は街全体がリラックスムードになりますので、町の散歩をしていただき、海の眺めを楽しんで下さい。

ギリシア劇場Teatro Grecoは、劇場として形が良い状態で残っていることと、客席から舞台を見たとき背景にイオニア海とエトナ山を同時に見る事ができるという、世界的にもユニークな立地で有名。ここの客席から見る舞台・海・火山(<人間・水・火>この3つは人間とグローバルな自然の形を表現)の眺めはシチリアでも屈指の思い出になります。建造は紀元前3世紀と言われ、舞台に立つ柱はローマ時代の改築時に付けられたものらしく、この劇場は2つの時代を表しています。イタリア各地に残る古い野外劇場は多くが現在も使用されていますが、ここも夏には演劇・音楽などに使われています。この国は遺跡を単なる観光対象として残すだけでなく、現在も"保存"と"利用"の両方を調和させているのがよく分かります。

気候の良い時にはタクシーを使って小さな島イゾラ・ベッラIsola Bellaに行ってみたい。島の名前はズバリ「美しい島」で、ここには入らなくて近くから眺めるだけでも価値はあります(潮によっては島と陸は海水で遮ぎられている)。

タオルミーナでの宿泊は一般的には上の中心街です。大型バスでホテルへ直接行くことはほとんど出来ず、バス駐車場から専用の小型自動車での送迎になりますので注意が必要。

著者プロフィール

鈴木 正文(すずき まさふみ)

国立フィレンツェ大学経済学部観光学科卒業後、イタリア政府観光局 東京オフィスへ勤務。35年にわたり、マーケティング・オフィサーとして大活躍。 現在は(有)クリエィティブ・ようこそ・イタリア代表取締役として、イタリアの州の宣伝業務受託をはじめ、イタリアと日本を結ぶ様々な活動を展開。
ホームページはhttp://www.suzukiitaliakappore.jp/
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