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市長が語る我が町観光自慢
 
15 settembre 2006

シラクーサ市 Siracusa
ユネスコ遺産に登録された
シチリアの古都




シラクーサ市長 ジャンバッティスタ・ブファルデチ氏
Sindaco di Siracusa Sig. Giambattista Bufardeci


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写真提供:
シラクーサ市



シラクーサ市長 ジャンバッティスタ・ブファルデチ氏へのインタビュー

JITRA:市長さん、シラクーサ市とその近郊について簡単に教えてください。

市長:何千年も前から人間が住んできたこのテリトリーを短いコメントにまとめるのは簡単ではありませんが、シチリア州東部にあるシラクーサ一帯は、芸術、文化、歴史、そして美しい風景が見事に融和している、と言えるでしょう。これは多くの人たちに評価されている特徴です。最近ではユネスコにも認められ、シラクーサと近郊のいくつかの場所が世界遺産として守るべき文化財リストに登録されました。

JITRA::シラクーサの観光面の特徴は何でしょうか?

市長:この土地を”過度に”愛する大げさな人間に見えないように、まずはユネスコに認められたものから始めましょう。シラクーサには、多くの面から見て独特かつ立派な考古学遺跡があります。シラクーサは紀元前734年にコリント人によってつくられた古い町です。その後数世紀の間に力をつけ、マーニャ・グレーチャ(大ギリシア)の首都となるまでに発展しました。西洋文化揺籃の地の一つとなったのです。シラクーサから50キロほどのところにあるパンタリカPantalicaの方へ行かれれば、シチリア東部にある人類最初の文明の跡を見ることができます。

しかし、私達の遺産は古代に根ざすものばかりではありません。シラクーサや近くの町ノート周辺、そしてイブレアと呼ばれる地域では、いわゆる”シチリアバロック”様式の美しい建築物を見ることができます。1693年の大地震で崩壊した町を再建するため、1700年代に利用された全くオリジナルの建築様式です。

風景の美しさという点では、汚染されていない長い海岸線の美しさを忘れてはいけません。しかも、温暖な気候のおかげで、3月から11月までの長い間、旅行者の方に楽しんでいただけます。ここ数年は行政の力添えもあり、宿泊施設などの改善にも投資してきました。

JITRA:シラクーサの町で見逃してはならない場所やイベントを教えてください。

市長:シラクーサを世界的に有名にしているのが、ギリシャ劇場Teatro Grecoです。ヨーロッパで最も大きく、最も保存状態の良いものです。劇場は今はネアポリス考古学公園内にあり、そこではディオニュソスの耳Orecchio di Dionisio古代ローマ劇場Anfiteatro romanoなど数多くの遺跡を見ることができます。考古学に興味のある方には、エウリュアロス城Castello Eurialoパオロ・オルシ博物館museo "Paolo Orsi"も面白いでしょう。

シラクーサに来て、オルティージャ島Isola di Ortigiaを訪ねないわけにはいきません。町の歴史的中心地であり、コリント人たちが最初に上陸した場所でもあります。カルロ5世の時代から1860年のイタリア統一までの間、シラクーサの町はすべてこのオルティージャ島内におさまっていました。ですから、ここには様々な時代の遺跡が残っているのです。
中でも絶対に見逃してはならないのが、ドゥオーモDuomoです。これだけでシラクーサの歴史すべてを語っているとも言えます。アテナ女神に捧げられたドーリア様式のギリシア神殿跡に建てられた物で、今でもギリシア時代の高い円柱を見ることができます。キリスト教の教会に変わったのは7世紀の初めで、側面の壁が造られました。ファサードは1700年代初頭のもの、バロック様式です。
オルティージャ島にあるベッローモ宮殿博物館Museo di Palazzo Bellomoでは、アントネッロ・ダ・メッシーナ作『受胎告知』を見ることができます。その近くには、アルペイオスとアレトゥーサの伝説にまつわるアレトゥーサの泉Fonte Aretusaがあります。パピルスが生えた特徴的な泉です。

シラクーサはヨーロッパでもいち早くキリスト教のコミュニティが生まれた町ですので、カタコンベや教会などキリスト教に関わる場所を探訪するのも面白いのではないでしょうか。また、サンタ・ルチア・アル・セポルクロ聖堂Santa Lucia al Sepolcroには、カラヴァッジョの絵が飾られています。

文化的イベントでは、シラクーサには世界中でここだけにしかない独特のものがあります。それは、古代劇国立協会が企画する古代劇の上演Rappresentazioni classicheです。毎年5月から6月にかけて、アイスキュロスやエウリピデス、ソフォクレスなど古代ギリシア時代の偉大な作家たちの悲劇を上演します。しかも、2500年前にその作品が上演されたのと同じ場所、すなわちギリシア劇場で行われるのです。大変広い空間を持つ劇場ですので大掛かりな上演になり、監督や役者たちにとっては非常に力の入る舞台になります。そのため、ヨーロッパを超えて知られたものになっています。

JITRA:シラクーサでおすすめの特産品、レストランなどはありますか?

市長::シラクーサは海の町ですので、すべてのレストランで魚介類をベースにした美味しい料理を味わうことができます。高級魚を使ったとても洗練されたものから、漁師の家庭に伝わるレシピを基にした安いけれど味わい深いものまで、選択の幅は広いですよ。魚はあらゆる方法で調理されます。マリネにして生でも食べます。
旅行客の増加に伴い、オルティージャ島や歴史的中心地に近いゾーンにはレストランやトラットリアなどの食事場所が増えました。ご提供するものは様々ですので、欲しいものを食べられるでしょう。
忘れてはならないのが、リコッタとジェラートで作られるお菓子です。それから、シチリア東部の特産品であるグラニータ(シャーベット)もあります。シラクーサでは熟練の技で作られた美味しいものを食べられますよ。
お買い物をするお店も町全体にたくさんあります。歴史的中心地や考古学公園の近くではお土産物や工芸品を買うことができます。

JITRA:日本からの旅行者のみなさんにメッセージをお願いします。

市長:シラクーサのことを忘れないでください。偉大なアルキメデスの土地であり、西洋文化の礎となる数多くの作品を残した偉大な作家たちが生まれ、魅了された土地です。プラトンもシラクーサのことはよく知っていて、”理想の共和国”を実現する場所とみなしていました。
シラクーサへいらっしゃる日本人の方々は増えてきていますが、私はもっと増えて欲しいと願っています。私は、日本のみなさんがここに来てがっかりすることは絶対にないと思っています。というのも、ここに来れば、みなさんの国とは全く違う、そして大変魅力的で興味深い文化的・考古学的遺産や風景に出会えるからです。
最後に付け加えると、シラクーサにやって来れば、この町の特徴の一つである”ホスピタリティ”を支える人々のやさしさ、親切さに出会うこともできるでしょう。みなさんのお越しを心待ちにしております。



シラクーサデータ
Dati di Siracusa

■アクセス
空路:カターニア空港からバス利用が便利です。所要時間約1時間半。
電車:カターニアから電車で約1時間15分。ローマからインテルシティで約10時間半。

■ツーリストインフォメーション (日本語の資料もあります)
Ufficio dell'Azienda automa per il turismo
Via Maestranza 33 (Ortigia)
Tel: 0931-464255
Fax: 0931-60204
http://www.aatsr.it
aatsr@aatsr.it


Siracusa



 
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