JAPANITALY Travel On-line

イタリア旅行情報サイトJAPAN-ITALY Travel On-line
市長が語る我が町観光自慢
 
月5回発行、
JITRAメルマガ
登録はここから!

メ-ルアドレス入力

メルマガ案内
15 maggio 2008

ピストイア市 Pistoia
時間をかけて訪れたい
トスカーナの歴史豊かな町




ピストイア市長 レンツォ・ベルティ氏
Sindaco di Pistoia Renzo Berti

photo1 photo2 photo3 photo4 photo5

※写真をクリックすると大きな画像で見られます
写真提供:
ピストイア市



ピストイア市長 レンツォ・ベルティ氏へのインタビュー

JITRA:市長さん、ピストイア市とその近郊について教えてください。

市長:ピストイア市は、トスカーナ州フィレンツェの北西にあります。ピストイア県の県庁所在地です。アペニン山脈の麓にあり、人口は88,000人あまりです。

ピストイアはとても豊かな歴史を持っていて、お話したいことばかりです。
まず、町の歴史的中心地を際立たせているのが貴重な建造物の数々です。トスカーナで最も古く、美しいものに数えられます。
広場や路地には昔と同じように工房やメルカート(市場)が立ち並び、ピストイアの日常に活気を与えています。商人たちは今でも15世紀の空間を利用しています。例えば、サーラ広場Piazza della Salaドゥオーモ広場Piazza del Duomoの間に出るメルカートがそうです。特にドゥオーモ広場のメルカートは、10世紀から記録に残っており、大聖堂前の広場から始まり市庁舎前まで続きます。ここはまさに町の心臓部であり、すでに古代ローマ時代にカッシア街道に沿ってつくられた居住地の中心でもありました。

中世のコムーネの時代にこの広場は大きく姿を変え、次第に現在見られるように、行政と宗教の中心機関が置かれるようになりました。建築様式や色合いも様々に、鐘楼のあるドゥオーモと洗礼堂、市庁舎、司教館、裁判所であるプレトリオ館などが広場に面しています。観光コースはここからスタートし進んでいきます。道案内システムもちゃんと整っていて、エレガントなパネルには町が大事に守ってきた場所の歴史をイタリア語と英語で説明しています。

ピストイアの周辺も他にはない芸術的価値のある場所です。宝石のようなピストイアの中心地、周りを囲む魅力的な集落、美しい教会、過去から現在まで多くの芸術家たちが残した作品・・・人間の作り出す文化や美を知る旅の王道と言えるのではないでしょうか。
サン・ヤコポの銀の祭壇の前で、ドゥオーモの鐘楼の上から、中世の静かな小道で、20世紀初頭のエレガントな建物の中で、あるいは現代美術の歴史に名を残すアーチストたちのデザインやキャンバスの前で、訪れる人たちは、トスカーナの中心に豊かで心地良い場所を見つけることができるでしょう。

JITRA:ピストイア市の観光面での特徴は何でしょうか。

市長:ピストイアはその豊かな歴史を誇りにしています。しかし、急ぎ足の旅行者には気づきにくい場所です。時間をかけて町を見たい人にその全貌を現すでしょう。
町の歴史は、中心地の広場や通りの古い石、建物の色、そして食べ物の香りの中に輝いています。イタリアでもっとも美しい広場のひとつであるドゥオーモ広場の周りには、ゆっくりと味わうべき至宝がたくさんあります。古い教会、貴族の館、たくさんの美術館の近くに、今でもピストイアの職人の工房が並び、特徴あるロカーレでは伝統の郷土料理を味わうことができるのです。

また、一年を通じてたくさんの文化イベントが開かれますので、演劇、コンサート、展覧会、ガイドツアー、伝統行事、守護聖人サン・ヤコポをまつる宗教行事など、町を訪れる旅行者の皆さんもお楽しみいただけます。

町の産業としては、伝統の鍛造鉄工芸があります。有名な鋳造芸術や現在の音楽盤製造の起源となるものです。18世紀半ばからピストイアは精巧な楽器製造分野でイタリアの中心地のひとつで、特にオルガン製造ではかつてトロンチとアガーティという有名な工房がありました。
町は三重の城壁に囲まれていますが、その三番目の円内やその周りに広がる平野部の古い植物園や庭園は、現代的な苗木畑となっています。ピストイアはこの分野でヨーロッパ中に名を知られているんですよ。おかげでピストイアの田園風景は特徴あるパノラマを見せています。

JITRA:ピストイアで見逃してはならない場所、イベントを教えてください。

市長:町には、歴史ある公共の館や宗教関連施設が特にたくさんあります。すでに触れましたが、ドゥオーモ広場には、大聖堂Duomoとその鐘楼(ガイド付見学が可能です)、サン・ジョヴァンニ・イン・コルテ洗礼堂Battistero di S.Giovanni in Corteの他、市役所と市立美術館が入っている市庁舎Palazzo Comunale、裁判所のプレトリオ館Palazzo Pretorio、カピトラーレ美術館となっている司教館Palazzo dei Vescoviがあります。
それから、オスペダーレ・デル・チェッポOspedale del Ceppoの長い開廊は多色装飾のとても特徴あるもので、デッラ・ロッビアの陶器飾りの典型例です。

ロマネスク様式の教会も数多くあり、中でも、サンタンドレア教会Chiesa di S.Andrea内部にはジョヴァンニ・ピサーノが13世紀末に制作した有名な説教壇があります。また、マドンナ・デッルミルタ聖堂Basilica della Madonna dell'Umilta'はルネッサンス期の重要な建築物です。ピストイアで唯一クーポラを持つ教会で、その大きなクーポラは町のどこからでも見ることができます。
そして、サン・パオロ教会Chiesa di S.Paoloはピストイアにあるただ一つのゴシック様式の教会です。

現代に時を移すと、ピストイアのすべてを見逃したくない方々におすすめしたいのが、サン・ジョルジョ図書館Biblioteca San Giorgioです。現在建設中の同名の地区にあります。実は、トスカーナ州最大の図書館で、機関車製造会社ブレダ(旧サン・ジョルジョ)がかつてあった場所につくられました。私達ピストイア人は「汽車の工場から文化の工場へ変身した」と言っているんですよ。

町のイベントですが、一年中文化イベントが盛りだくさんです。主なものを挙げると、7月のピストイア・ブルースPistoia Blues、7月21日から25日に開かれる守護聖人サン・ヤコポのお祭り、そしてその最終日7月25日の馬上競技ジョストラ・デッロルソGiostra dell'Orso、野外で開かれる音楽と映画の祭典ピストイア・フェスティバルPistoia Festivalがあります。
また、7月と8月を除く毎月第2週目の週末にはアンティーク市が開かれます。

JITRA:市長さんおすすめのお店や特産品を教えてください。

市長:歴史的中心地には、オステリアやトラットリア、レストランがあふれていますので、手早く昼食をとるにしろ、ゆっくりとたくさん夕食をとるにしろぴったりの場所が見つかるでしょう。ピストイア市のサイト(www.comune.pistoia.it)内の"Ospitalità e ristorazione"をクリックしてもらえれば、選ぶのに迷うほどたくさんのお店を紹介しています。

ピストイアの伝統料理としては、まずカルチェラートcarceratoがあります。中世の時代、借金を負って投獄された者たちが、町が食べ物を与えなかったので、と殺された動物の内臓と捨てられたパンと野菜を使って作り出したものです。
その他にも、バリケンanatora mutaと呼ばれる鴨肉のマカロニ、へびいんげんの煮込みfagiolini serpenti in umido、カルドンのフライのソースがけcardi fritti ripassati nel sugo、ビロルドbiroldo(松の実と干しぶどうで香りづけされた、豚の血で作られたソーセージの一種)、ネッチ(栗の粉で作ったケーキ)のリコッタの添えnecci con la ricotta など、たくさんあります。

お買物をしたいなら、歴史的中心地に立ち並ぶお店に入るだけで充分です。あらゆるタイプ、あらゆる趣味のお店があります。
また、ぜひサーラ広場に出る生鮮野菜と果物のメルカートに立ち寄ってみてください。もし数日ピストイアにとどまられるなら、水曜日と土曜日の朝、ドゥオーモ広場やその近くの通りに出る衣料品のメルカートを回られてもいいでしょう。

城壁の外に出たいという方は、ピストイアの周りにはたくさんの小さな町々がありますので、どこを訪れるか選ぶのに困るほどです。

JITRA:最後に市長さんから日本の旅行者のみなさんにメッセージをお願いします。

市長:日本とピストイアは、10年以上友好的な関係を築いています。特に白川町(岐阜県加茂郡)とは、オルガンと音楽という共通の愛情に基づいた姉妹都市関係を結んでいます。
他に何を言う必要があるでしょう。ピストイアにぜひお越しください。ホスピタリティにあふれた町ピストイアは、皆さんのことを大歓迎いたします。

ピストイアデータ
Dati di Pistoia

■アクセス
電車:フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から電車が出ています。直通で約40分から1時間。
ボローニャからはプラートPratoで乗り換え、約1時間10分〜1時間40分。

バス:フィレンツェからLazzi社(www.lazzi.it)のバスが出ています。所要時間、約1時間10分。

■ツーリストインフォメーション
Azienda di Promozione Turistica
Piazza Duomo
Tel: 0573-21622
URL: http://www.turismo.pistoia.it
E-mail: apt@tiscalinet.it

■ピストイア市役所 文化観光局
Comune di Pistoia, U.O. Attività culturali e Turismo
Via Sant'Andrea 16
Tel: 0573-371238 /690
Fax: 0573-371698
URL: http://www.comune.pistoia.it
E-mail: cultura@comune.pistoia.it

ピストイア・インフォルマ
Pistoia Informa
Piazza Duomo
フリーダイヤル: 800-012146


Assisi


http://www.japanitalytravel.com
©  JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000 All rights reserved.