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短歌で綴るイタリアの旅 
15 Gennaio 2012

Italia, Viaggio scritto in Tanka

第1回 ヴェネツィア 



         

岩間 正子

「私のイタリア」原稿募集に応えて、鎌倉市にお住まいの岩間正子さんから短歌で記録したイタリアの旅というユニークなお便りが届きました。お友達と3人のイタリア旅行。ヴェネツィアーボローニャーフィレンツェの2006年10月18日から25日までの秋の旅です。

<10月18日 成田→ミラノ→ヴェネツィア>
長年の 友と3人 イタリアへ 何が起こるか どんな時間か?
オレンジの 光きらめく Veneziaへ やっと到着 夜9時半に
空港は 数年前に リニューアル 水上タクシー ちょっと 遠くなり
水上の タクシー降りて 石畳 ごろごろ荷物 押しつつホテルへ


写真下左:機上からヴェネツイアを臨む 写真下右:カフェ・フローリアン

<10月20日  ヴェネツィア >
ヴァポレット 各駅停車で サン・トマの サンタマリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会へ
ティツィアーノの 聖母被昇天 祭壇画 この教会の 至宝に釘付け
画家の意思 この祭壇に 掲げよと 美術館から 移動させたり
木造で 仮につくられ 200年 そのまま過ぎ越し アカデミア橋
美しい 橋の上から 絶景の ヴェネチアやはり カメラに収め
鐘楼の 上から眺める 無二の街 海の上なる 千年の国
フローリアン ケーキとカフェラテ 19ユーロ 老舗の味の 高価なお茶代  
リアルトの 橋堅牢で 500年 運河を渡る 船見続けて
この橋の 脇で取引 商人が 銀行らしき 事の始まり

●サンタマリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会 
今回のヴェネツィアで一番行きたかったのがこの教会。目的はティツアーノの聖母被昇天を見る為だ。サンタルチアからバポレットに乗ってサントマで下車。 数分歩きついた教会は入り口は狭く外見は地味。中に入るととても広い。 祭壇の後陣にステンドグラスに囲まれてその絵はあった。

写真下左:サンタマリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会  写真下右:同教会のティツアーノの聖母被昇天

かつてアカデミア美術館にあったらしいが 画家はこの祭壇を想定して描いたためここに移されたのだという。 また、ウルビーノのヴィーナスなど裸婦も描いたティツアーノゆえか、マリア様がなまめかしいとの感想を持ったらしい教会側は良い顔をしなかったのだとか・・・そんなことも思い出したが・・・三角形の構図に朱色の衣をまとったマリア様が まさに昇天していく様がくっきり脳裏に焼きつく。 祭壇前に数段階段があるのもすでに昇天を想わせる。やはりこの教会のための絵なのだ。 素晴らしい!。 いつも思うがキリスト教があったればこそ生まれた絵画だ。

●カフェ・フローリアン
この絵をゆっくり楽しんだ後ここをでて、案内表示に従って仮面の店など覗きながらブラブラとサンマルコ広場まで歩いた。広場ではやはりカフェ・フローリアンに入る。 絵画のかけてある小部屋のような席で小休止。コーヒーはトルコから持ってきたのが始まりだとか。なぜレース編みがはやったのかとか、ヴェネチアングラスはなぜムラーノ島なのか、カーニヴァルになぜ仮面をつけるのか ・・そもそも何故こんな海の上に街をつくったのか、それが千年も続いたのか、などなど 塩野七生さんの本の受け売りながら おしゃべりに 花が咲いた。カプチーノ・カフェラテ・カフェマッキャートはこの店では どうちがうのか 3人それぞれ別のものをオーダーしてみて確かめた ドルチェつきで 19ユーロ 高価なTeatimeだ。

この稀有な街が沈んでしまうなどという未来予想もあるらしい、もともと人間の知恵が生み出した街。自然に対して謙遜でありながらなんとか現代の人間の知恵でこの危機を回避してほしいとせつに願う。

筆者プロフィール
岩間 正子(いわま まさこ)
鎌倉市在住。初イタリアは95年、以来いろんな国を旅した中でイタリアは10回。歴史、食文化、ユニークな街並み、どれをとっても興味深く、まだまだ訪ねたい国。イタリア語も独学から始めもう5年、今は熟年クラスで月2回楽しんでいる。2000年にイスラエルを訪ねた時の仲間が、旅先で歌を詠んでいらしたのでそれ以来、思いつくまま紹介文のように57577と並べてみた。感動があると言葉は出てくるようで全くの自己流だが、写真とあわせるなど、これも楽しみの一つとしている。

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