JAPAN-ITALY Travel On-Line

小都市をたずねる旅 -  ラ・ミア・トスカーナ バックナンバー
16 Dicembre 2002
総集編 ラ・トゥア・トスカーナ
(あなたのトスカーナ)を探しに


トスカーナ州 - Toscana            

                  



田中 佳代子
photo1

   
生まれてはじめての海外旅行でイタリアの地に足を踏み入れたのは、まだ初々しい学生だった1989年。その時はすぐさまイタリアに惚れ込んだ訳でもなく、「(他に旅行したい国はたくさんあるし)イタリアはこれが最初で最後かな」程度だったのが、卒業後、すぐ仕事でトスカーナに赴任することに・・・。当時は誰からもSignorina!(シニョリーナ=未婚の女性の敬称)と呼ばれていたのが、いつの間にかSignora!(シニョーラ=既婚女性)と呼び止められ、最近は初対面の人から丁寧なLeiで話し掛けられるほど貫禄がつく年齢と体格になりました。その間にフィレンツェ Firenze、ミラノ Milano、ピサ Pisa、ルッカ Lucca・・・と、生活と仕事の場はめまぐるしく変わりましたが、知れば知るほどトスカーナは懐が深く、トスカーナ人でなくとも愛着が湧いてしまう土地であることを身をもって知ったのでした。

『ラ・ミア・トスカーナ』は今回で最終回。でも、連載では取り上げられなかった味のある町、実はまだまだまだまだあるのです。  

写真説明
上:プッチーニのお気に入りだったカフェ(ヴィアレッジョ)
左下:サン・ミニアートからの景色
右下:イルミネーションで飾られるナポレオン広場(ルッカ)
photo2   photo3

★ヴィアレッジョ Viareggio (ルッカ県)
2月は Carnevale カーニバルで彩られ、夏場は海水浴客で大賑わい。海沿いの通りにはおしゃれなブティックが並び、夜遅くまで人ごみが途切れることはありません。延々と砂浜が続き、家族連れの海水浴客に人気がありますが、海そのものは決してきれいとは言えません。

★サン・ミニアート San Miniato (ピサ県)
坂道を上って広場に着いたと思ったら、更に階段を上ってドゥオーモ広場に着くという思いがけない展開(?)を見せる町。周辺の景色も美しく、11月のトリュフ市には各地から大勢の人が押し寄せる・・・。その中にチーズやサラミやハムやオリーブオイルやワインを片っ端から試食しているずうずうしい日本人がいたら、それはきっと私です。

★ルニジャーナ Lunigiana (マッサ-カッラーラ県)
ポントレモリ Pontremoli、アウッラ Aulla、ヴィッラフランカ Villafranca などの町があるマグラ川沿い一帯がルニジャーナ。古代から集落があったらしく、独特の石像があちこちで発掘されました。トスカーナとは一味違う、かと言ってリグーリアでもエミリアでもない、一風変わったルニジャーナ。

★コルトーナ Cortona (アレッツォ県)
エトルリア博物館 Museo dell'Accademia Etrusca で古い貨幣、ディオチェザーノ美術館 Museo Diocesano でシニョレッリやアンジェリコの作品をじっくりと鑑賞した後は、レプッブリカ広場にある市庁舎前の階段に腰掛けて、あつあつのピザをほおばる!実はこの瞬間が一番楽しかったりして・・・。  

写真説明
左下: 紅葉のフォルテッツァ・メディーチェア(ヴォルテッラ)
右下:マッダレーナ橋は別名「悪魔の橋」(ルッカ近郊)
photo4   photo3

★チェルタルド Certaldo (フィレンツェ県)
赤レンガの建物が並ぶ愛らしい町。駅前からケーブルカーで Certaldo Alto へ。メインストリートのボッカッチオ通り Via Boccaccio は端から端まで歩いても10分と小さいながらも、パラッツォ・プレトリオ Palazzo Pretorio、ボッカッチオの生家など見所はいろいろ。7月末にはメルカンティア Mercantia と呼ばれるイベント、9月には時代装束のお祭りが見られます。フィレンツェから日帰りでも。

★アベトーネ Abetone (ピストイア県)
ピストイア市内から約50キロ、トスカーナ州でただひとつのスキー場のあるアベトーネ。標高は2000m ほどですが、初心者から上級者まで白銀の世界で楽しい一日を。

★ポンテデーラ Pontedera (ピサ県)
エトルリア時代やルネッサンスからガラリと変わって、ピアッジョ博物館 Museo Piaggio へ立ち寄ってみませんか?イタリアで一世を風靡した(最盛期にはなんと52人に1台普及していたという)あのヴェスパ Vespa の試作第1号から現在に至るまでのモデルの変遷は戦前、戦後と大きく変化したイタリア社会の変遷でもあるのです。50年代なんて生まれていなかったのに懐かしく感じてしまうのは何故? スクーターファンでなくても楽しい小さな博物館(HP:www.museopiaggio.it

イタリア旅行のリピーターの間でも常に上位にランキングされるトスカーナですが、その魅力はまさに千差万別。人の数だけトスカーナの楽しみ方があるってことです。Vieni a trovare la Tua Toscana! あなたのトスカーナを探しに来て下さいね!

■『ラ・ミア・トスカーナ』連載紹介

第1回 ルッカ Lucca 私の町ルッカ
第2回 ピサ Pisa 川の町ピサ
第3回 エルバ島 Isola d'Elba ビーナスの宝石が零れ落ちた・・・
第4回 トスカーナ諸島(カプライア他) とびきりのバカンスの予感
第5回 モンテプルチャーノ ワインの里
第6回 マレンマ Maremma 自然が呼んでるマレンマへ
第7回 ヴォルテッラ Volterra アラバスターとエトルリアの町

※上記の記事には、『特集・小都市を訪ねる旅』のバックナンバーをご利用ください。

トスカーナ州  
Dati di Toscana

■インフォメーション
◇旅の第一歩は情報収集から。トスカーナ全般のHP: www.turismo.toscana.it

◇これまでの連載で掲載していない各地のインフォメーション・オフィス
ヴェルシーリア Versilia Piazza Mazzini 22, 55049 Viareggio (LU)
電話: (国番号39)0584 48881 fax 0584: 47406
e-mail: aptversilia@versilia.turismo.toscana.it HP:www.versilia.turismo.toscana.it

モンテカティーニ・テルメ Montecatini Terme
Viale Verdi 66, 51016 Montecatini Terme (PT)
電話: (国番号39)0572 92761 fax: 0572 70109
e-mail: apt@montecatini.turismo.toscana.it

キアンチャーノ・テルメ/ ヴァルディキアーナ Chianciano Terme / Valdichiana
Via G.Sabatini 7, 53042 Chianciano Terme (SI)
電話: (国番号39)0578 67111 fax: 0578 64623
e-mail: info@chiancianoterme.turismo.toscana.it

フィレンツェ Firenze Via Manzoni 16, 50121 Firenze
電話: (国番号39)055 23320 fax: 055 2346286
e-mail: apt@firenze.turismo.toscana.it
www.firenze.turismo.toscana.it

マッサ・カッラーラ Massa Carrara Lung.Vespucci 24, 54037 Marina di Massa (MS)
電話: (国番号39)0585 240046 fax: 0585 869015
e-mail: apt@massacarrara.turismo.toscana.it

シエーナ Siena
Via di Città 43, 53100 Siena
電話: (国番号39)0577 42209 fax: 0577 281041
e-mail: aptsiena@siena.turismo.toscana.it HP: www.siena.toscana.it

アレッツォ Arezzo
Piazza Risorgimento 116, 52100 Arezzo
電話:(国番号39)0575 23952 fax: 0575 28042
e-mail: info@arezzo.turismo.toscana.it

アベトーネ Abetone - Pistoia / Montagna Pistoiese
Via Villa Vittoria 129, 51028 San Marcello Pistoiese (PT)
電話:(国番号39)0573 630145 fax: 0573 622120
e-mail: info@pistoia.turismo.toscana.it

プラート Prato
Via L.Muzzi 51, 59100 Prato
電話:(国番号39)0574 35141 fax: 0574 607925
e-mail: apt@prato.turismo.toscana.it

  map
著者プロフィール

田中 佳代子(たなか かよこ)
読書少女だった子供の頃「東方見聞録」に惹かれてマルコ・ポーロ出身のベネチア行きを決意するが、91年にフィレンツェに駐在してからは、あまりの居心地のよさにずっとトスカーナに住みついている。
現在はダイビングインストラクターの夫とペットのうさぎとアヒルと共にオリーブとブドウ畑に囲まれたルッカの郊外に暮らす。 いつかはマルコ・ポーロさながらにシルクロードを端から端まで旅するのが夢。



http://www.japanitalytravel.com
©  JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000 All rights reserved.