わたし的、イタリアの穴場 オススメスポットは、ラッツィオ州にある「チビタ・ディ・バニョレッジョ」です。 日本出版のガイドブックにはまず載っていないであろう小さな小さな田舎の街です。 「陸の孤島」 「死に行く街」などと呼ばれているそうで、私はこれを聞いて興味を持ち "行ってみたい!" と強く思い始めました。 「陸の孤島」だけあって交通の便がとても悪く、交通機関で行くのは困難だったので知り合いに頼んで車で連れて行ってもらいました。 その街は『ここがイタリア?!』と思うような街でした。 「陸の孤島」・・なるほど、この街の門をくぐるまでには細くて長〜い橋を数百メートル歩いて渡って行きます。街は本当に小さくて、ちっちゃなカフェとみやげ物屋があるくらいでしたが、中世に舞い戻ったかのようなたたずまいで人々がのんびりひっそりと暮らしている印象を受けました。 「死に行く街」だなんて・・言ってはほしくないようなとても可愛らしい街でしたよ! カフェやBARのおばちゃんはとても気さくで親切、カフェの隅っこに売っているおみやげ物はチビタの絵を可愛くアレンジした壁掛けや布製品などついつい買いすぎてしまったくらいでした。 入り口がぶどうの可愛い看板のエノテカもありましたよ! 街を歩いていたら。おじいさんがいたので少しお話を伺ったら「今では数十人(忘れました)ほどの住民だけになってはしまったけど、住みにくいなんてこたぁないよ!」とのことでした。 うん、確かにあんな街に暮らしていれば心中穏やかに暮らせそうに思いましたヨ(*^_^*) 「陸の孤島」とは確かに写真を見ていただければ納得ですよね! でもあの長い長い橋からの眺めもとっても気持ちよくて、目の先にあるあの街に今から行くんだ〜とワクワクしながら橋を歩く時間はたまらなく興奮しました。 イタリアといえばローマやフィレンツェ、ベネチアなど華やかなイメージがありますが、こういった田舎の小さな街こそ中世の時代の本当のイタリアの姿を感じられる街なのだと思います。