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イタリアのオススメ旅行先
15 gennaio 2012

ローマの国立近代美術館
Galleria Nazionale d'Arte Moderna, Roma



斬新な展示方法とレトロっぽいカフェが魅力

山川かおり
(ミラノ在住)


2011年の暮れ、12月17日(土曜)から20日(火曜)まで、クリスマス直前にローマのイタリア人の友人宅に4日間滞在した時のことです。
最終日の20日。どこに行こうかと友人と相談していると、この日から、「ローマ国立近代美術館」の展示内容が全面リニューアル・再オープンという記事を友人がみつけてくれました。「雰囲気のある場所なので行ってみる?」ときかれた時は正直それほど乗り気ではありませんでしたが、訪れてみてとても素晴らしい場所だったのでオススメしたいと思います。

場所はボルゲーゼ公園の北西にあり、建物は1883年に創設されたという呆れるほど立派な壮大な建物です。ああ、こんなに大きな美術館、全部見るのは大変そうと思っていると、友人が「少し何か腹ごしらえをしてからにしない?」というので、大賛成で建物の裏手にまわりました。すると、同美術館運営の「カフェ・デッレ・アルティ」というバール&レストラン。外にもテラス席があり、春だったらどんなに気持ちがいいかと思いましたが、なんといっても冬で寒いので店内に。

内部は天井がとても高くアールデコというのかレトロっぽい高級感のある空間です。ウエイターなども一流ホテル並みの身のこなし方です。バールのカウンターとテーブル席、その奥には本格的なレストラン席もあります。カウンターで小さくて品のいいパニーノをつまんでいるとこのクラシックな様式の建物の雰囲気に自分が馴染んでいくようないい気持ちになってきました。

この「カフェ・デッレ・アルティ」の側からも同美術館の裏口につながっています。係員にここから入ってもいいですか、ときくとどうぞと入れてくれました。大リニューアルというだけあって、建物のクラシックな外観とはコントラストに、内部は斬新なレイアウトで現代美術が置かれています。表入口に行って、入館切符を買わなければと思っていたのですが、切符売り場Biglietteriaはクローズされています。その時になってわかったのはこの日は主にプレス関係者や招待客を対象とした特別公開日(プレビュー)で一般公開は21日からだったようです。実際、美術批評家やジャーナリスト風の人が沢山きていました。ラッキーなことに私たちもその流れの中で招待客扱いをされていたことに気付きました。友人と「なんだかついているわね」。

改めて、大きく広がったエントランス・ホールをみると白っぽいガラスの床がメチャクチャに割れているようにみえて驚きますがこれ自体がコンテポラリー・アートの作品ときいてまたびっくり。館内には、私の好きなモランディやフォンタナをはじめ、19世紀、20世紀のイタリアの画家、彫刻家の作品を集めた最大のコレクションが新レイアウトで展示されています。マリノ・マリーニジャコモ・マンズーの彫刻もあります。

1年間以上もクローズして、準備をしただけあって、展示コースを進んでいくと、なじみのある作品もあれば、あまり知らない作品もありますが、何とも効果的に展示されています。スペースとしては確かに大変に広いのですが、魅惑され引き込まれるような環境なので飽きません。

たっぷり近代美術と現代美術を堪能した後、美術館をでて、改めてその建物を前からみると、なにしろスケールが大きくて圧倒されてしまいました。この美術館、建物はクラシックながら中は新しいセンスに満ちていて「イタリア近代・現代美術」のパノラマを自然に楽しめて、隣接の「カフェ」と組みあわせると、おだやかでハッピーな気持ちになる「オススメ」の場所だと思います。

  @ローマの国立近代美術館

A同美術館の「カフェ・デッレ・アルティ」のテラス席(円柱の中がカフェ)


B 同美術館のメインエントランスからホールを眺める


C 同美術館内の現代美術展示室

D 同美術館の堂々たる正面



参考データ ローマの国立近代美術館

住所 Viale delle Belle Arti, 131 00197 Roma,
Tel. 06 326 51 236  http://www.gnam.beniculturali.it/
開館:8.30 - 19.30  月曜休館     入館料:8ユーロ
 

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