JAPANITALY Travel On-line



検索
HOME PAGE

わが町観光自慢
ワイン料理紀行
南イタリア小都市探訪
知られざる博物館

フレッシュレポート
ホテル!
グルメ!
ショッピング!
トピックス!
イベント!

イタリア自然紀行
温 泉
アグリツーリズム
スキー

読み物・エッセイ
イタリア映画の旅
クレモナの工房から
元OL料理修行記
ローマ子育て日記
スポーツ万歳
旅会話レッスン

読者参加スペース
アンケート
メールマガジン申込
私のお気に入り
とっておきの旅

イベントinジャパン
日本で楽しむイタリア
日本における
  イタリア2001


イタリアカレンダー

ア−ト・デザイン
オペラ・バレエ・
クラシック

伝統行事
スポ−ツ

旅行便利帳
旅行前の心得
為替・物価情報リンク集
交通情報リンク集 
イタリアマップリンク集
イタリア情報リンク集
 
JITRAについて
掲載記事一覧

スペシャルガイド
宿泊先
レストラン
ショップ
サービス・その他
州別観光情報
 
バックナンバー
我が町観光自慢
ワイン料理紀行
小都市探訪
知られざる博物館
フレッシュレポート
イタリア自然紀行
読み物・エッセイ


 
イタリアワイン料理紀行バックナンバー
 
22 May 2001

第八回 南ウンブリアの小さな旅@ テルニ編


ウンブリア州 テルニ - ナルニ
Umbria - Terni, Narni



 ウンブリア州は、南北に長いイタリア半島のちょうど真ん中で、アペニン山脈の大自然に恵まれたまことに風向明媚なところだ。良い意味でおとなりのトスカーナより素朴、かつあまり観光ビジネスめいたところが少ないように思う。「トスカーナ好きで知られるドイツ人も、本当によく知っている人たちはウンブリアに来るんです。」という地元観光局の方のお話も、本当かどうかはともかくうなずけるものがある。今回はミラノから真夜中に寝台列車に乗り込んで、このウンブリアの南部へと向かった。

 今回の旅の最大の目的は、ウンブリア州テルニ県にあるナルニNarniという小さな町で、毎年行われるお祭りに参加するためだ。余談だが、寝台車の経験は、幼少時に東京から祖父母の住む九州に行った時からだから30数年ぶりで、深夜のミラノ中央駅からひとりで乗り込むというだけであまり気が進まなかったが、はたして実に快適そのもの。ローマの手前の小さな駅、オルテOrteで降りるので起きれるかどうか不安だったが、きちんと一人一人どこで下りるか確認があり、30分前には車両担当のサービスマンが起こしに来てくれた。私の下のベッドで大いびきをかいて寝ていたミラノの警察官マッシモ君とともにオルテで下車。故郷ラツィオ州ヴィテルボViterbo(こちらも是非いつかご紹介したい)へ帰る彼とは、ここで別れることになった。

 オルテからはまず県都テルニへ行った。こちらは中部イタリア有数の工業で栄える都市で、けっして観光客がわっと訪れるような所ではない。街の中心地は、駅前からまっすぐ進めばたどりつくコルネリオ・ターチト通りCorso Cornelio Tacitoで、にぎやかな通りである。歴史的な建造物の中では、サン・フランチェスコSan Francesco教会や、現在市役所になっているスパーダ館Palazzo Spadaなどが見どころだろう。しかし、テルニに来たら欠かせない名所がもう一つ。それが市内からバスで20分ほどのところにあるマルモレの滝Cascata di Marmore*だ。なんとローマ時代に作られたという人工の滝。現在は一定の日の決められた時間のみ水門が開かれ、その景観を堪能できる。あらためて古代ローマの力を認識させられる。

 観光はともかく、食の話題を少々。ウンブリア州の郷土料理はなんといっても肉類。豚や羊の他、野禽類などバラエティーは多く、調理法も煮込みからグリルまで何でも来いだ。魚の料理もいくつかあるが、トラズィメーノTrasimeno湖やテルニやナルニを通ってその先はテヴェレTevere川へ流れ込むネーラNera川をはじめとする河川で獲れる淡水魚の料理が伝統的である。もちろん、ウンブリアといえばトリュフ。しかしこちらは是非その一番の季節にあわせてご紹介したいと考えている。今回はナルニへの足がかりとして訪問したので、夕方からのあちらのお祭りに備えるべく、軽めにすませることにした。で、ウンブリア特製パスタのストリンゴッツィStringozzi。実はもう少し北のペルージャPerugiaやスポレートSpoletoではそう呼ばれていて、そちらの方が有名だが、テルニの辺りではチリオーレCiriole(又はチェリオーレCeriole)と呼ばれるのがふつう。ソースは様々で、肉のソースだったり、にんにくとオリーブオイルのみのシンプルなものだったり(これが元祖らしい)、はたまたキノコ類の入ったトマトソースだったりする。小麦粉と水のみで仕上げたうどんパスタ。たまたま入ったレストランでは、ウンブリアの名門ルンガロッティの白、トッレ・ディ・ジャーノTorre di Giano DOCを見つけて共に楽しむ。トレッビアーノ種とグレケット種。パスタや魚、白身の肉と守備範囲の広いワインだ。(テルニで郷土料理が気軽に楽しめる店を下記**に記しておいた。)

 何としても見に来いと誘ってくれた友人との約束の時間が近づき列車に飛び乗った。となり町だからテルニからほんの10分ほどだ。小高い丘の町全体が中世に帰るというナルニの祭り。中世という言葉がどうも何年こちらに住んでも何か怖いイメージを与えるせいか、なんだか緊張してきた。(次号へ続く。)

*マルモレの滝Cascata di Marmore
テルニ駅を出て左手に進むとすぐのダンテ広場Piazza DanteにATCバスの乗り場がある。
21番にのって15分ほど。車で向かう場合はテルニからリエーティRieti方面へ。開門は季節により様々で、上記ツーリストインフォメーションで確認できる。

**郷土料理を提供するテルニ市内のレストラン
アルフィオAlfio
住所:Via Galilei 4 Terni
電話:(国番号 39) 0744-420120 / 日曜定休

ル・ソマルLu Somaru
住所:Viale C.Battisti 106 Terni
電話:(国番号 39) 0744-300486 / 月曜定休
  photo1
13C建立サン・フランチェスコ教会

  photo2
スパーダ館(現市長舎)

  photo3
マルモレの滝に圧倒される

  photo4
郷土のパスタ"チリオーレ"

  photo5
名門ルンガロッティの白

  テルニナルニ市地図
テルニ、ナルニ市位置


インフォメーション

テルニ、ナルニへのアクセス
(列車利用)
ローマ〜テルニ:約1時間(ユーロスター、インターシティその他とも)
ミラノ〜テルニ:約6時間半(ユーロスター。ローマまで行き戻るか、アンコーナ経由)
          8時間〜8時間半(ミラノからの夜行列車)
(車利用)
ローマから:環状線の北側A1分岐から高速道路A1を北上、マリアーノ・サビーナMagliano SabinaかオルテOrteで下りてナルニ、テルニ方面へ。
フィレンツェ方面から南下の場合もA1で。


テルニ県ツーリストインフォメーション
Servizio Turistico Territoriale
住所:Viale C.Battisti 7/A, Terni
電話:(国番号 39) 0744-423047 / fax 0744-427259
e-mail:info@iat.terni.it



著者プロフィール

R.Tokimatsu
元ミラノ在住ビジネスアドバイザー


 




イタリアワイン料理紀行バックナンバー

このページのトップへHOME PAGEへ


 
http://www.japanitalytravel.com
©  JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000 All rights reserved.