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やっぱりトスカーナ! -鈴木奈月の絵画紀行-
 

15 maggio 2010

第9回 モンテプルチアーノ
絵と文  鈴木奈月


以前、同じような名前をもつワインの里、モンタルチーノをご紹介しましたが、今回のモンテプルチアーノも、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノというワインを産出する、すばらしきワインの里。
格的にはモンタルチーノのブルネッロに太刀打ちできないが、ヴィーノ・ノービレ(高貴なワイン)ってぐらいだから、なかなか品のあるお味…かどうかはソムリエでもない私にはよくわからないけど、街そのものにはすごく気品がある。全体がこう、ルネサンスしてて、つまりルネサンス建築特有の荘厳としてムダのない建物が並んでいて、やけに重みがあるっていうカンジ?
特に街の中心地、グランデ広場などは、フィレンツェのヴェッキオ宮殿をちっちゃくしたみたいな市庁舎があり、周りは重厚な建物で囲まれて、大聖堂はけっこう地味。同じシエナ県のワインの里でも、素朴な雰囲気のモンタルチーノとは全然違うのがおもしろい。

そしてこの街の見所といえば、数々あるカンティーナ(ワイン貯蔵庫)! たいていが各ワイナリーの銘柄ワインの直売を目的に、内部を見学できるようになっているのだが、こちらがまた荘厳! 地下深くへと続く細長い回廊に、どっしりと並ぶ樽、樽、樽…。なんだかアリの巣みたいだなと思いながら、とにかくまあ、その年季の入った大きなワイン樽たちを見るのはなかなか圧巻だ。
見学した後はいわずもがな、ワイン試飲と続いて、いろいろ試したわりには「すみませんねえ、ボクたち(結婚前の私とわが夫)バイクで来てるもんだから、せいぜい買えても1本で…」なあんて言い訳しながら去って行く。
樽といえば、一度見学してみたいと思うのが、夏に開かれる「Bravio(ブラヴィーオ)」というお祭り。地区ごとに選ばれた選手がふたり一組になって、大きなワイン樽(80キロもあるそうな!)を押しながら坂を駆け上るという競技。まるでフン転がし? 楽しそうだなぁ。

さて、もうひとつ、どうにも足を向けてみたくなるのが、街からちょっっと下がったところにあるマドンナ・ディ・サン・ビアージョ教会。なんてったって目立つのです、この教会。白っぽい壁とターコイズブルーのクーポラ、周りは色鮮やかな緑の絨毯…。後ろ手に広がる街並みを背景に、威風堂々と建っている。
試飲後のほろ酔い気分で、芝生の上でごろごろしていたら、大きな旗を持った若者たちが数人やってきて、旗投げの練習を始めた。イタリアの大きな街の夏祭りに必ずといっていいほど見られるイベントで、中世の衣装をまとった若者たちが、旗を高々と投げては受け取るという、なかなか壮麗なもの。やはり常日頃、こうやって練習を重ねているんだな、と改めて感心したものだった。


著者プロフィール
鈴木奈月 (Suzuki Natsuki) イラストレーター、エッセイスト
89年渡伊。フィレンツェ、ミラノ、カタンザーロに暮らし、現在はローマ郊外オスティア在住。主にイタリアの風景や食卓に関する絵を描き、暮らしのエッセーなどを本や雑誌に掲載する。現在、NHKラジオ・イタリア語テキストに「おばあちゃんのイタリア料理」連載中。

主な書籍
「イタリア・小さな街物語」(JTB出版)
「イタリア・パスタおいしい物語」(東京書籍)他多数

近年の主な活動
2006年11月 イタリア カタンザーロ市 ギャラリー「L'Artigiana」個展
2007年3月 ニッセイ・ライフプラザ内個展
2007年4月 日伊文化交流サロン「アッティコ」個展
2007年8月 文教堂書店・渋谷店のギャラリースペース個展
モンテプルチアーノ Montepulciano データ

■モンテプルチアーノ シエナ県 (Provincia di Siena) 

■交通アクセス
国鉄FSで、フィレンツェ、ローマ間の Chiusi-Chianciano Terme(キウシ ― キアンチァーノ・テルメ)駅まで行き、ローカル線に乗り換え、モンテプルチアーノ駅まで。そこからLFIバス利用で、モンテプルチアーノ市内まで約30分。

イタリア国鉄サイト www.trenitalia.com
LFI社サイト www.lfi.it

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