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イタリア料理研修日記

15 Settembre 2003


第一回 「いざ、イタリアへ」





KIYOMI


ドモドッソラのメルカート(朝市)



はじめまして。第12期FICTイタリア料理長期研修中のKIYOMIです。 私がイタリアに来る前はOLでした。
OLの仕事も悪くはなかったのですが、けれど人生一度きり。 本当に好きなことをしたほうがよいのではっていつも考えていました。 食べることが大好きなだけでなく、食に関するあらゆることに興味あり。 フードコーディネーターを目指したこともあったけれど何か強みがなければ、ただの便利屋になってしまうかも。強みをつけたい!

ICTとの出会いはフードコーディネータの学校で知り合ったイタリア好きの 友人を通じて。
イタリアが大好きな私にとって、テーマを決めてシェフがプレゼンテーションをしてくれる 毎月の食事会はかかせないものでした。
そんなシェフをささえていく人になりたいな、または料理の先生になりたいな、当時主婦だった私にとっての冒険はそこまでかなと思っていました。
ところが人生何が起こるかわからないもので独身に戻ってしまったのです。
これからは独りで生きていかなくては。
でも、生きるためのお金を稼ぐ仕事ではなく、やはり好きなことの近くにいたい。
そうだ、なんとかしてイタリアにいけないかな。
それに、イタリアは私のココロを癒してくれるかも。

FICTの研修は基本的にプロ向け。
はじめ6週間の研修(内4週間ホテル学校にて研修、2週間イタリア全土の産地を巡る旅)後、 3ステージに分けてお店で研修をするというものです。
私はなんとかして6週間の研修に参加させてもらい、そのあとはホームステイをしてマンマの料理を習って帰ろうと思っていまし た。

ところが、「やる気があれば1年のビザをとってお店で研修をしてみたらどう」という 代表の方からオファーをいただき、恐れ多くて悩んだもののここまできたら恐いものなどない、 あとでやればよかったと後悔するよりも、どうなるかわからないけれど挑戦するべきだと決意し1年のビザを用意したのでした。

photo2
2週間の産地を巡る旅で訪れたシチリア、
トラーパニの塩田
photo3
キノコ料理を食べに行ったときのデコレーション!とっても秋!!

第12期は男性9名、女性4名(内ブラジル人1名)。 4週間スイスの国境ドモドッソラという街にあるホテル学校で調理実習、理論、ワイン、チーズ、イタリア語などを勉強しました。
生活はというと、ホテルで2名ずつの相部屋、いわゆる合宿生活です。
夜は調理実習の班ごとにイタリア語のレシピの解読をしたり、ワインを飲みながら(もちろん勉強を兼ねて!)料理の話や夢を語り合ったり。
それぞれのステージ先に離れた今でもなくてはならない仲間でお互い支えあっています。 (いや、私の場合支えてもらっているばかりかもしれませんが)
そして、彼らのお陰かどうかだんだん私もプロになりたいと思いがふくらみ、研修の終わるころには決意が固まっていたのでした。

2週間はイタリア全土、産地を巡る旅にでました。
各地のホテル学校にて郷土料理を勉強したり、その産地の工場見学をしたりいろんなところを巡りました。
でも、なんといっても秋のメインイベントは豚の解体です。生きた豚を屠殺するところから肉になるところまでをみました。
自分が一体どんな風に感じるのかわからなかったので不安でしたがだんだんみなれた肉になっていくと全てのものは命があるものなのだな 感謝して美味しく調理してあげなくてはなと思っている自分がいました。

研修のおわる2日前、運命の第一ステージ発表の日がきました。
(第一ステージは面接の末、ICTが決定。第二、第三は本人の希望先となります)
通常は1日前にするとのことですが、今回一日かけての移動となるシチリア行きの人がいるとのことで発表がはやまったのでした。
(北にあるドモドッソラから南のシチリアへの移動は飛行機であればすぐなのですが、当時エトナ山という活火山が噴火中だったために飛行場が閉められていて 寝台列車で1日かけての移動しか手段がなかったのです。)
シチリアへ行く人、遠くて大変だな、なんとなく他人事に思っていました。 でも、それはなんと私だったのです。
自然豊かな大地、新鮮な魚介、野菜、ハーブ、オリーブオイルがみたいという希望を 私は面接で話していました。 まさに、ビンゴ!です。

とうとう、移動の日。私の電車は同期の中で一番最終の夕方発。涙ながらに仲間たちを全て見送り、いよいよひとり寝台列車の旅。
シチリア、ラグーサイブラ、リストランテDUOMO。いったい、どんなところなんだろう。。。 期待と不安で胸が一杯。さらにひとり寝台列車の旅。いつもあっという間に熟睡してしまう私でさえも眠れぬ夜になったのはいうまでもありません。

シチリアでの生活はドルチェビータ(甘い生活)になるのでしょうか?  




プロフィール

KIYOMI  
乙女座 B型
イイタリア大好き、食に関するあらゆることに興味あり。
OLを経て食いしん坊が高じてとうとう渡伊を決意。
クチーナにしかけられているあらゆる地雷をふみつつ 汗と涙の第12期FICTイタリア料理長期研修へ参加。



●● ict の料理長期研修のお知らせ ●●
日伊の様々な食文化交流を企画する ict(イーチーティー)とICTイタリア事務所が行なっているプロ向けイタリア料理研修。 毎年長期(1年間)にわたり、本格的な研修を企画しています。 始めにピエモンテ州の料理学校で学んだ後、各州を回りながらイタリア食文化の地方性を深め、最後は有名レストランでの本格的な修行です。 詳しくは、JITRAトップページ右端、CLUB APICIO のロゴから ict のサイトへリンクしてみてください。




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