JAPANITALY Travel On-line



検索
HOME PAGE

わが町観光自慢
ワイン料理紀行
南イタリア小都市探訪
知られざる博物館

フレッシュレポート
ホテル!
グルメ!
ショッピング!
トピックス!
イベント!

イタリア自然紀行
温 泉
アグリツーリズム
スキー

読み物・エッセイ
イタリア映画の旅
クレモナの工房から
元OL料理修行記
ローマ子育て日記
スポーツ万歳
旅会話レッスン

読者参加スペース
アンケート
メールマガジン申込
私のお気に入り
とっておきの旅

イベントinジャパン
日本で楽しむイタリア
日本における
  イタリア2001


イタリアカレンダー

ア−ト・デザイン
オペラ・バレエ・
クラシック

伝統行事
スポ−ツ

旅行便利帳
旅行前の心得
為替・物価情報リンク集
交通情報リンク集 
イタリアマップリンク集
イタリア情報リンク集
 
JITRAについて
掲載記事一覧

スペシャルガイド
宿泊先
レストラン
ショップ
サービス・その他
州別観光情報
 
バックナンバー
我が町観光自慢
ワイン料理紀行
小都市探訪
知られざる博物館
フレッシュレポート
イタリア自然紀行
読み物・エッセイ

 
読み物・エッセイバックナンバー  元OL料理修行記
 
16 November 2000


3. ルッカのパン屋さん

大澤 祐子


 


photo

あとはオーブンでこんがりと 




  イタリアのパンといって一番初めに思い浮かぶのはなんだろう。フランスのバゲット やドイツの黒パンなどのようにコレといったイタリア全土を代表するパンがないのは 確かに事実である。各地方によってパーネコムーネPane Comune(一般的なパン)が それぞれに違う。有名なところではトスカーナの無塩パン,ジェノバのフォカッチャ Focacciaなど全国的に手に入るようになったパンもあるが、やっぱり地元の人たちは 地元のパンを食べている。食生活すべてに関して頑固なほど保守的なイタリア人だ が、パンはその最たるものと言えるのではないか。

さて、そんなイタリア食文化を端的に表しているパンをさらに詳しく知りたくてトス カーナToscana州ルッカLuccaの町でパン屋さんに短期修行を申し出た。まだ30代と 思われるアンジェロはサルデーニャSardegna出身のパン職人。奥さんと義母さんとで ルッカ旧市街で小さなパン屋を開いている。間口も奥行きもそれほどない小さな店内 は朝7時から(といってもその前にお客さんが来れば即開店)午後3時頃まで(これ もパンが終わり次第閉店なので日によって変わる)お得意さんたちでいつも混みあっ ていた。

土曜日,クリスマスシーズンなど忙しいとき以外はアンジェロ1人で20種近 くのパンや焼き菓子を朝1時半から作っている。彼のお店の主要商品はなんといって もトスカーナパン。固くしっかり焼き込んだ外皮とモチッとした内側、お客さんの8 0%がこのパンを買っていく。他にどこのパン屋さんでも見られるパーネインテグ ラーレPane Integrale(全粒粉パン),それとフォカッチャ。これは粉とオリーブオ イルのシンプルな味でとっても美味しい。これにおいしいサラミやペコリーノチーズ Pecorino(羊のチーズ)をはさむとなにより美味しいランチとなる。

一度彼に「出身地サルデーニャのパンは作らないの?」と聞いたら「ここではルッカのパンを作らな いと売れないのだよ」となんとも正直なそしてちょっと悲しい返事が返ってきた。恐 るべきイタリア人ふるさと根性!!(ちなみにイタリア語ではカンパニリズモCampanilismoという。)


著者プロフィール

大澤 祐子(おおさわ ゆうこ)
小田原出身。食品製造会社に勤務。98年7月よりイタリアに渡る。語学学校、料理学校を経て、グッビオGubbio,キャンティChiantiのレストランで料理修行を積む。

 




読み物・エッセイ バックナンバー  元OL料理修行記
このページのトップへHOME PAGEへ


 
http://www.japanitalytravel.com
©  JAPANITALY.COM srl - MILANO 2000 All rights reserved.