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イタリアへの留学、そして就職 ― 私の場合
 

15 febbraio 2005

第六回 イタリアでの就職活動 (2)

くす ゆみこ







前回は、私がイタリアでの就職活動を始めたものの、就職活動開始後三ヶ月を経ても何の手ごたえも得られなかったところまでお話したと思う。今回はその私が、イタリアでの就職の糸口を見つけるまでをお話したい。

さて、自分ではそれなりに頑張っているつもりでいた、初めてのイタリアでの就職活動。やはりある程度の結果が見えてこなければ気持ちは焦るし、更に追い討ちを掛けるがごとく、EXTRATOMUNITARIA(EU圏外からやってくる外国人)である私には、就学用滞在許可証が有効な期間中に仕事が見つからなければ「即帰国」というタイム・リミットもある。
打開策も見つからず、途方にくれていた折、イタリア人の友人からアドバイスを受けた。

「履歴書を持って、実際に会社訪問してみてはどうかしら?」

彼女曰く、イタリアでは例え求人情報誌や、派遣会社などを通して求人を行っていなくとも、良い人材が居れば採用、もしくは将来の採用を考える企業もあるとのこと。それに公には求人を行っていなくとも、知り合いを通して求人を行う企業もあるそうだ。
日本では、事前連絡もせずに会社訪問をすれば、あまり歓迎はされないだろうけれども、イタリアでは特にそのようなことも無いらしい。

そこでまずは自らの履歴書を練り直し、またイタリアの所謂ハロー・ワーク、インフォルマ・ジョバニ(インフォメーション・センター)などに通っては、私に興味を持ってくれそうな企業(日本と取引関係のある、もしくはありそうな企業)を探す。
イエロー・ページやネットを駆使して更に企業情報を集め、会社訪問を行えそうな企業の一覧も作成した。

次に履歴書を50通以上印刷しては、それを持って実際に企業訪問、各企業の人事部へ自らの足で出向いたのである。会社訪問において、企業側の反応は大抵想像以上に暖かいもので、むごく追い出されるようなことも無かった。可能であれば自分の履歴書を預かってもらえるようお願いし、場合によってはそのまま人事の方とお話(面接)を行うことも出来た。 そうやって毎日毎日、足が棒になるまで会社訪問を行って、あとは人事を尽くして天命を待つ思いだった。

さてその企業訪問の成果は、思いがけず早くに出た。企業訪問を行った最初の日のその翌日には、既に最初の連絡が私に入った。更に企業訪問を続けるうち、その他数社からも連絡を頂き、その後の話し合い・面接の結果、最終的には7社より内定を頂いた。

ついにイタリアでの初就職先も決まり「ほっと一息」のはずなのであるが、まさかその時、それから「就労用滞在許可証」取得に向け、更に長い長い闘いが始まろうとしていたことなど、知る由も無かった。

次回は、就学用滞在許可証から就労用滞在許可証への更新申請までを、お話したいと思います。


プロフィール

くす ゆみこ
2000年より、トスカーナ州アレッツオに在住。語学留学を経て、2002年、現地イタリア企業に就職。現在は、会社員として働くかたわら、イタリア留学、就職希望者向けに自身の体験談他を語る、「イタリア留学・就職・生活応援サイト Abbicci」を運営している。 

 



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