ピエモンテ州 政府公式ページ
トリノの中心 Il cuore di Torino
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■カステッロ広場とその周辺 Piazza Castello e dintorni
カステッロ広場Piazza Castelloのまわりには、サヴォイア王家にとって戦略的に重要で、現在もなおトリノの文化的な核を築く堂々たる建築物が集中しています。特に重要なのは王宮とマダーム宮殿で、両者ともユネスコ世界遺産リストに登録されています。
トリノの歴史的中心であるカステッロ広場はマダーマ宮殿前に広がる大変大きな広場でトリノの町の歴史的変遷を見守ってきました。紀元前1世紀には古代ローマの領土となり、その後幾多の都市構造変遷を経た後、17世紀にはサヴォイア家の都市拡大計画によりバロック建築都市と変貌し、1861年には近代イタリア最初の首都となりました。


王宮Palazzo Reale
ここは1865年までサヴォイア王朝の公式な宮殿であり、イタリア最初の王であるヴィットリオ・エマヌエル2世((1820-1878)をはじめサヴォイア家歴代メンバーが居住していました。もとは司教館のあった場所で1646年に建立がはじまり14年後に完成した建物であり、建設にあたってはヨーロッパの他の王宮に負けない巨大宮殿をつくるために、当時選りすぐりの建築家や芸術家館が招かれました。

特に素晴らしいのは豪奢な迎賓の間と20本に及ぶ白大理石で支えられた舞踊の間です。玄関広間と上階を結ぶ「はさみの階段」は、フィリッポ・ユヴァッラFilippo Juvarra (建築家1678-1736)の傑作であり、制限された空間で発揮された建築技術の極みです。王宮の建築様式は一つの様式に構成されているのではなく、ネオクラシック様式からバロッコ、さらにロココまで様々な建築様式がみられます。王宮の後側には、王宮庭園Giardini Reali があります。これはヴェルサイユ宮殿を創った、当時の欧州庭園設計家として最も名高いアンドレ・ル・ノートルの設計をもとに1600年代末に完成されたものです。
王宮内部は、ガイド付き見学の形で一部のみ見学が可能です。17世紀から20世紀にかけての豪奢に装飾され調度品の置かれた居室は、サヴォイア王宮の美意識の変遷を証言しており、家具だけでなく時計、磁器や銀製品なども保存されています。

王宮のポルティコ(アーケード)の終わり、王宮小広場東側の建物の中に立武器庫Armeria Realeがあります。これは1837年に開設されたもので、サヴォイア王家ゆかりの武器・武具類コレクションが展示されています。また1832年にカルロ・アルベルト王が創立した王立付属図書館la Biblioteca Realeがあり、ここには全185,000冊、書籍、手稿、羊皮紙写本、初期刊行本など4300冊、そしてレオナルド・ダ・ヴァインチの「自画像」(1516)や「鳥の飛翔に関する手稿」(1505)等を含む2000に及ぶデッサン類が収蔵されています。

イタリア統一150周年を記念して「迎賓の間」「王位の間」、そしてカルロ・アルベルトがアルベルト憲法に署名した「会議の間」さらにヴィットリオ・エマヌエル王とマリア・アデライデ女王の滞在した「ピエモンテ王子の間」が修復を終えて、一般公開されます。

マダーマ宮殿と市立古代美術館 Palazzo Madama e il Museo Civico di Arte Antica
カステッロ広場中央にあるマダーマ宮殿は大変大きな建築物で、時代や様式の異なる様々な部分で構成されており、トリノの町の2000年におよぶ歴史を集約しているといえましょう。トリノのあらゆる歴史がこの中に含まれています。すなわち、この建物は、もともとは古代ローマ時代の大きな門の一部であったものが中世に入り要塞へと変貌し、1400年代には、城となり、その後、バロック様式のマダーマ宮殿へと形を変えてきたのです。17世紀にヴィットリオ・アメディオ1世の未亡人であるマリア・クリスティーナ、その後、カルロ・エマヌエル2世の未亡人であるマリア・ジョヴァンナ・バッティスタという二人の夫人が住んだ館ということで、1800年代にはマダーマ宮殿と名づけられました。1721年につくられた劇的なバロック様式ファサードはフィリッポ・ユヴァッラの傑作です。
カルロ・アルベルトの意思により、王立絵画館および王国最初の上院がここに置かれることになります。1934年から、当宮殿には市立古代美術館Museo Civico di Arte Anticaが置かれており、2006年に修復を終え再オープンされたところです。当美術館の収蔵物は、中世初期から187世紀に至る28000点に及ぶ作品で構成されています。特に重要なのは装飾ガラス細工、マヨリカ焼、磁器、金細工や勲章類の収集品です。

当宮殿に入ると(宮殿自体は入場無料)ガラス越しに本建物の建造前にあった古代ローマ時代建造物の一部を表すローマ時代の遺跡を鑑賞することができます。その後で、是非、ユヴァッラ作の華麗な大階段を上ってみることをおすすめします。


イタリア統一150年を記念してこの素晴らしいマダーマ宮殿に二つの重要な新機軸が登場します。一つは、イタリア統一に当たり召集された最初の国会上院の議席の復元であり、もう一つは、新トリノ・ミュージアムMuseo Torinoが、マダーマ宮殿地上階の中世中庭に開設されることです。

2011年3月から12月まで、当宮殿二階大ホールは、建築家エルネスト・メラーノが上院審議用として設計した木造大円形劇場を忠実に再現することで1800年代と同じ形に復元されます。ビジターは、オリジナル装飾物や家具調度を再現する舞台背景の中で、上院席に座ってイタリア国家形成の主役やその討論内容をテーマとしたマルチメディア・ストーリーを鑑賞することができます。

一方、トリノ・ミュージアムは、都市トリノの歴史をテーマとしたミュージアムでイタリアでも比類のない革新的な企画です。トリノの市民およびトリノを訪れる方々にトリノの歴史を知り、理解し、愛着を持ってもらうために創られた現実のミュージアムであり同時にバーチャルなミュージアムです。

サン・ロレンツォ教会Chiesa di San Lorenzo
トリノで最も美しい教会の一つであり、欧州バロック建築の最高傑作の一つと数えられています。グアリーノ・グアリーニ Guarino Guarini (建築家1624-1683)により、この場所に古くからあったサンタ・マリア・デル・プレセペ小教会の上に1666年に建てられました。サヴォイア家のエマヌエレ・フィルベルト (1528-1580) が1557年8月10日にサン・クインティーノの戦いで勝利をとげた際に行った誓願を果たすために、この記念すべき日の聖人であるサン・ロレンツォに捧げるために設けられたのでした。当教会の特色となるのは大変美しいクーポラであり、グアリーニの最高傑作と言われています。

ドゥオーモとシンドーネ(聖骸布)Il Duomo e la Sindone
メオ・デル・カプリーノMeo del Caprino ( 建築家1430-1501)が、ドメニコ・デッラ・ロヴェーレ枢機卿(トリノ司教1442-1501)の要請を受けて1491年から14988年にかけて建設されたドゥオーモは、トリノ唯一のルネッサンス様式宗教建築物です。白大理石の優美で比較的簡素なデザインのファサードと3つの華麗な扉口を特色としています。この建物はトリノの主要な守護聖人であるサン・ジョヴァンニ・バッティスタに捧げられています。王宮後側に広がるバロック様式の現在のコンテストの中ではやや地味な存在ですが、脇にはフィリッポ・ユヴァッラが1700年代に完成させた鐘楼がそびえています。

ドゥオーモには、1587年以来、聖骸布が保存されています。ドゥオーモ本体に、この聖骸布を収蔵するためにグアリーノ・グアリーニ設計の傑作であるシンドーネ礼拝堂Cappella della Sindoneが付け加えられました。現在、聖骸布は、大祭壇上におかれたケースの中に保存されています。ドゥオーモの左側身廊には、原寸大の聖骸布の写真画像が展示されています。
 2010年4月10日から5月23日までシンドーネ(聖骸布)が2000年のジュビレオ(大聖年)時の公開後、10年ぶりに一般公開されました。


古代ローマ劇場とパラティーナ門Teatro Romano e Porta Palatina
大聖堂のそばに、古代ローマ時代の唯一の遺跡が残っています。紀元1世紀の古代ローマ円形競技場跡Teatro Romanoです。またはり紀元1世紀のパラティーナ門Porta Palatinaが驚くほどよい保存状態で立っており、前にはジュリアス・シーザーやアウグスツス像(コピー)があり、高さ30メートルほどの二つの塔に囲まれています。なお、上述したように現在のマダーマ宮殿は元来はプレトリア門というローマ時代の城壁内最東の門でした。

王立劇場Teatro Regio
王立劇場はカステッロ広場東側、ポルティコのあるファサードの中にあります。この劇場は、カルロ・モッリーノによるスペクタクルなほどにモダンな設計で、1973年にオープンし、マノン・レスコーやプッチーニのボエームなどの初演の行われた1740年創設の元々の劇場に取り代わりました。


■カサン・カルロ広場とその周辺 Piazza San Carlo e dintorni
サン・カルロ広場Piazza San Carloは1600年代前半にカルロ・ディ・カステッラモンテ設計によりつくられた広場で、「トリノの応接間」と言われています。バランスのとれたリズム感と調和を完璧に持つイタリアで最も美しい広場の一つです。形は長方形で貴族の館のファサードや1800年代からの歴史的なカフェやパスティッチェリ(ケーキ菓子店)のあるポルティコで囲まれています。南側には16世紀建造のサンタ・クリスティーナ教会とサン・カルロ教会の「双子の教会」があります。広場中央には、カルロ・マロケッティ(彫刻家1805-1867)が1838年に創った騎馬像があります。これは上述したサヴォイア家のエマヌエレ・フィリベルトのサン・クインティーノにおける勝利(1557)の後に剣をさやに収める動きを表したもので、『青銅の馬』"Caval 'd brons"と呼ばれトリノ市民から親しまれています。このあたりは、この周辺のローマ通りVia Romaなど主要通りのアーケードには多数のショップがあるため人通りの多い地域となっています。

サバウダ美術館Galleria sabauda (Pinacoteca)
サバウダ美術館は、サヴォイア王家の私的収集品をベースとした美術館であり、トリノやピエモンテの大画家の作品だけでなく、トスカーナやヴェネツィア、フランドル、フランス、その他様々な学派の巨匠等の傑作を誇る大変印象的な美術館です。12世紀から18世紀にいたるイタリア絵画の最大級の収蔵館の一つであり、7部門にわかれ、計700点の絵画があります。特に重要なのはヴァン・ダイクやフラ・アンジェリコなど巨匠の作品とともに、ティツィアーノ(16世紀)の「レダと白鳥」があげられましょう。



エジプト博物館Museo Egizio
1824年、エジプトのフランス領事のコレクションを購入したサヴォイア家のカルロ・フェリーチェ王(1765-1831)により創立された博物館です。その後、エルネスト・スキアパレッリの発掘による出土品によって内容が拡充されました。古代エジプト収集品ではカイロの博物館に次ぎ、世界第二位の規模を誇っています。約5000年におよぶ期間をカバーしています:歴史、宗教、芸術そしてファラオの時代の日常生活。ラムセス二世の黒花崗岩の彫像、建築家カアの墓、エル・レシヤの小寺院などは当博物館所蔵の3万点の出土品のごく一部です。2006年2月のトリノオリンピックを機に、「彫像の間Statuario」というスペースが新設されました。これはマーティン・スコルセーゼの映画「ザ・アヴィアトーレ」で2005年アカデミ−賞舞台構成部門を受賞した高名な舞台美術館ダンテ・フェッレッティの設計によるものです。この新しい展示室は「石の反映」と名づけられています。スフィンクス、石棺、石碑そしてファラオや神々の記念碑的彫像など非常に見事彫像が多数展示されています。

カリニャーノ宮殿とイタリア統一国立博物館
Palazzo Carignano e il Museo Nazionale del Risorgimento italiano

1679年から建設の始められたこの建物は、サヴォイア家宮殿の中で最も荘厳で建築的に価値の高いものの一つです。外観はレンガの楕円形建物で、中庭を囲む両脇につながっています。カリナーニョ宮殿で、カルロ・アルベルトとそしてイタリア初代国王となるヴィットリオ・エマヌエル2世が誕生し、ここで1848年5月6日にピエモンテ議会の下院議会がはじめて開催されたのです。1864年から1872年にかけて、当宮殿は近代イタリア統一後の最初の国会を開くため、倍に拡充されました。今日、この建物は、イタリア統一国立博物館Museo Nazionale del Risorgimento italianoが置かれています。2006年に当博物館は、イタリア統一150周年に先立ち、全面的改修のために一般公開が中止されましたが、2011年3月17日、イタリア統一記念行事のスタートとしてジョルジョ・ナポリターノイタリア大統領によるオープニングが行われました。新しい展示構成は、同博物館の5万点以上の所蔵物からセレクトされ、その大半が本邦初公開という選りすぐりの2400点が展示され、当博物館のもつ莫大な遺産の価値を最大限に高める内容となっています。
当宮殿は、ユネスコ世界遺産のサヴォイア王家の王宮群の一つとして登録されています。


関連データ

王宮Palazzo Reale
Piazzetta Reale -Piazza Castello 101021 Torino
Tel: +39 011 4361455 Fax: +39-11-4361-557
開館時間: 火曜―日曜 8.30 − 19.30  月曜休館
料金(大人) 2階見学: € 6,50

マダーマ宮殿と市立古代美術館Palazzo Madama e Museo Civico di Arte Antica
Piazza Castello 10122 Torino
Tel: +39 011 4433501 Fax: +39 011 4429929
palazzomadama@fondazionetorinomusei.it
http://www.palazzomadamatorino.it
開館時間: 火曜―土曜:10-18 日曜: 10-20 月曜休館
毎月第1火曜日は入場無料
料金(大人) € 7,50

王立武器庫Armeria Reale
Piazza Castello, 191 10122 Torino
Tel: +39011.543.889 Fax: +39011.508.7799
armeriareale@artito.arti.beniculturali.it
http://www.artito.arti.beniculturali.it/Armeria%20reale/DefaultArmeria.htm
開館時間: 火曜―金曜 09 - 14 土曜・日曜 13 - 19
月曜休館
料金(大人) € 4,00

サン・ロレンツォ教会Chiesa di San Lorenzo
http://www.sanlorenzo.torino.it/ITA/index.php

サバウダ美術館Galleria Sabauda (Pinacoteca)
Palazzo dell'Accademia delle Scienze;
入り口はVia dell'Accademia delle Scienze 6 から
Tel: +39.011-547440
http://www.museitorino.it/galleriasabauda/index.html
開館時間:  夏季(6月-8月)には開館時間が下記のようになります。
火曜, 金曜, 土曜、日曜: 8.30 - 14.00
水曜: 14,00-19,30; 木曜: 10-19,30 (9月−5月), 14-19,30 (6月-8月)
月曜休館
料金(大人): € 4,00

エジプト博物館Museo Egizio
Via Accademia delle Scienze 6, 10123 Torino
Tel: +39 011 561 7776 Fax: +39.011 562 3157
info@museitorino.it http://www.museoegizio.it
開館時間: 火曜―日曜8:30 - 19:30 月曜休館
料金(大人)  € 7,50

カリニャーノ宮殿とイタリア統一国立博物館
Palazzo Carignano e Museo Nazionale del Risorgimento italiano
Palazzo Carignano
Via Accademia delle Scienze 5 - Torino
Tel: +39 011 5621147 Fax: +39 011 5624695
info@museorisorgimentotorino.it http://museorisorgimentotorino.it
開館時間: 火曜―日曜 9:00 - 19:00 月曜休館
料金(大人) € 7,50


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