JAPANITALY Travel On-line


   
編集後記
2019年7月15日
JITRA編集室 大島悦子

●ミラノが、コルティーナとともに、2026年冬季五輪開催都市に決まりました。
6月24日に開催された、国際オリンピック委員会(IOC)のスイスのローザンヌの総会で、2026年冬季五輪の開催都市に、ミラノがコルティーナとともに決まりました。投票結果は、イタリアが47票、競争相手のスエーデンが34票、棄権1票と、イタリア側の圧勝でした。

写真下:@「Milano−Cortina 2026」ロゴマーク  

開票状況はテレビで実況中継され、IOCバッハ会長が封筒を開けて「Milano−Cortina 2026」のカードを掲げると、ミラノ市長をはじめイタリア代表団側は誰もが大喜びで飛び上がっているシーンが画面上に広がりました。

写真下左:AIOCバッハ会長が封筒を開けて「Milano?Cortina 2026」のカードを掲げたシーン  
写真下右:B大喜びのイタリア代表団、右端の両手をあげて飛び上がっているのがサーラ・ミラノ市長  

ロンバルディア州のミラノとヴァルテッリーナ、ヴェネト州のコルティーナを軸に、これら二つの州 合計14の場所(一部、トレンティーノのヴァル・ディ・フィエンメなども含む)を会場とする大会プランです。 なお、イタリアの冬季オリンピックとしては、1956年のコルティーナ開催から70年ぶり、2006年のトリノ大会から20年ぶり、3度目の開催となります。

写真下C二つの州を中心とし、合計14ケ所の会場プラン・マップ

近年は、オリンピック開催に関しては、大型競技場等の建設ラッシュによる予算オーバーや環境破壊など問題点が多く指摘されています。今回のイタリア案は、既存競技施設を最大限活用し、新設は、ミラノにできる「アイスホッケー競技会場」一つだけという点、そして、この機会に山岳地域の交通インフラ整備を進めるという点がIOCでは、高く評価されたようです。

ミラノで開催される初めてのオリンピック、どんなことになるのか、少しワクワクしながら注目していきたいと思います。

●7月はじめ「涼」を求めて「ブレラの植物園」を訪れてみました。
ミラノで「ブレラ」、といえば誰もが「ブレラ絵画館」を思いうかべるかと思いますが、同絵画館には「ブレラ植物園Orto Botanico di Brera」隣接し、一般に無料公開されています。 ただ、この「ブレラ植物園」は、これまではやや地味な存在だったといえましょう。実は私も10数年位前に初めて訪れた時は、「あまり整備されていない、つかみどころのない小緑地」という漠然とした印象を受け、その後はずっとご無沙汰していました。

写真下左:D「ブレラ植物園」の看板  写真下右E「ブレラ植物園」入り口付近 (Via Brera 28側の入り口)

ところが、最近は、一般の人や子供を対象としたワークショップの開催、同植物園の紹介書の出版など、「ブレラ植物園」の活動が話題にのぼることも増えてきたので、 7月初頭、「涼」を求めて「ブレラ植物園」をたずねてみました。

写真下:FG緑濃い園内の風景

緑濃い園内には、小さな草花もあれば、巨大な銀杏の木もあり、多様な植物を楽しむことができます。随所に、絵入りの案内パネルも設置されているので、植物好きの方には新しい発見も多いことでしょう。観光客らしい外国人が思い思いに散策している姿が目立ちました。一方、木陰のスペースでは、ブレラ芸術学院の学生らしい若い人たちが談笑していました。

写真下:HI園内を散策する人々 

ところで、現在、ブレラ美術館やブレラ芸術学院のある「ブレラ館Palazzo Brera」は、1500年代末以降はイエスズ会本部となり、この場所もイエスズ会本部の「菜園」でした。その後、1775年、当時ミラノを統治していたハプスブルク家マリア・テレーザ女帝の命によりこの場所は「植物園」に生まれ変わりました。創立当初から植物学の教育・啓蒙という使命を担い、1935年からはミラノ国立大学が研究活動の一環として管理運営を行い現在に至っています。

写真下左:J絵入り案内パネル        写真下右:K木影で集う若い人々

久しぶりに同園を訪れてみて、小さいけれど、気持ちのいい空間に変容しているのをみて嬉しく思いました。ブレラ絵画館を訪れた機会に、あるいはミラノ市内を散策している途中に、お時間があったら、「都心のオアシス」を一度覗いてみてはいかがでしょうか。

ブレラ植物園 Orto Botanico di Brera
住所:Via Brera 28, Via privata F.lli Gabba 10 20121, Milano (2019年4月8日から、一時的ながらVia Brera 28からの入り口も利用可能)
開園時間:11月1日-3月31日 9:30-16:30、 4月1日-10月31日 10:00-18:00
休園日:日曜。 (ただし日曜でも特別開園の場合もある)
夏季休園:2019年8月10日-18日
その他、特別休園日、特別開園日などもあるので、事前に電話や下記URLで確認を。
Tel 02 50314683 / 335 6474184
http://ortibotanici.unimi.it/it/orto-botanico-di-brera/orari-di-apertura/
入園料:無料

●世界最強のソプラノ歌手、ディミトラ・テオドッシュウのコンサートが開催されます。
JITRAに音楽の旅、イタリアの世界遺産などを執筆して下さっているトラベルライターの牧野宣彦さんから、下記のメッセージが届きましたのでご紹介しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

JITRA読者の皆様へ

イタリアのディ・ステファーノの弟子であった工藤健司さんが、世界最強のソプラノ歌手といわれる、ギリシャ出身のソプラノ、ディミトラ・テオドッシュウを招請し、以下の様な二つのコンサートを企画しました。時間がありましたら是非お出かけください。 一つは、ディミトラ・テオドッシュウによる「ヴェルディ・コンサート」。2019年12月2日(月)トッパンホール。日伊協会、日本ヴェルディ協会後援。

写真下:Lディミトラ・テオドッシュウによる「ヴェルディ・コンサート」 
 

現役のオペラ女性歌手で最もヴェルディの曲を歌っている、ディミトラ・テオドッシュウが、すべてヴェルディのプログラムを歌います。彼女の得意とする難曲「ナブッコ」「イ・ロンバルディ」「マクベス」「アッティラ」、後期の「オテロ」「アイーダ」「ドン・カルロ」「運命の力」など18曲にも及びます。これは歴史的快挙です。尚このコンサートには、日本有数のテノール歌手村上敏明氏も出演し、4曲歌います。まさに夢の共演です。

もう一つは、140mの天空でディミトラ・テオドッシュウが「プッチーニを歌うコンサート」。2019年11月30日(土) 品川プリンスホテル。ランチ付き。

品川プリンスホテル39階テーブル9の地上140mの場所で、世界最強のソプラノ歌手がプッチーニを歌います。彼女は、「ナブッコ」のアヴィガイッレやマクベス夫人、「ノルマ」など強い声のレパートリーが有名ですが、実はプッチーニ、ヴェリズモオペラも得意としています。特に「トスカ」の「歌に生き、恋に生き」は素晴らしいものです。   
お申込み、チケットの購入は、12月2日のコンサートは、チケットピアにて発売中。
11月30日のランチコンサートはオフィス工藤 TEL:03 3704 5859 

 牧野宣彦

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、8月はJITRAおよびメルマガ「イタリアへ行こう」は夏休みとさせていただきます。 この夏を楽しく健やかにお過ごしください!                

JITRA 編集長
大島悦子 Etsuko Oshima


 

編集後記
もっとイタリアを知る アルキーヴィオへ このページのTOPへ HOME PAGEへ

 
http://www.japanitalytravel.com
©  JAPAN PLUS ITALY - MILANO 2013 All rights reserved.