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15 maggio 2008
■私の住む町番外編(1) |
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マテーラでは、キリスト教も洞窟の中で花開いた。周辺には、少なくとも143の岩窟教会跡が残っているが、珠玉のひとつと言われるのが、現代アート展の開催に合わせて、この時期だけ公開されるマドンナ・デッレ・ヴィルトゥ岩窟教会だ。 一瞬、1000年近くも前に人の手で「掘られた」ことを忘れるほど堂々とした堂内は、古代ローマの聖堂建築に則った三廊式。中央の身廊の天井をひょいと見上げると、何やら大小のアーチのレリーフがずらりと並んでいる。キリスト教が生まれて間もない頃のオリエントでは、教会内でのしきたりで、女性はいわばギャラリー席から礼拝に参加した。そんなものまで律儀に彫って再現したのがこの小アーチの連続なのだとか。大アーチは、こちらも洞窟ではまず不可能な窓を模したもの。 実は、教会は縦横無尽に広がる洞窟空間の一角に過ぎない。教会右の洞窟の集合体は修道院。階段を上ればサン・ニコーラ・デイ・グレーチ岩窟教会San Nicola dei Greciへと続く。 こちらは打って変わって9世紀のビザンチン様式。仲良く並んだ洞窟の左側を覗くと、無骨な岩窟を彩るフレスコが保存状態もさまざまに残っているが、正面に鎮座しているのが、こちらの教会名にもなっている14世紀の「聖ニコラス」。ご存知サンタクロースのモデルとなったオリエントの大司教だ。 一方の右側は、おそらく墓所として後に"掘り"足されたものらしい。足元を見れば納得の、中世の墓穴が並ぶ。こちらの美しいフレスコは14世紀の「十字架上のキリスト」だ。 他の岩窟教会の例にもれず、この教会もおそらく17世紀を境に1956年まで、なんと民家として再利用されている。「ニコラス」の手前の空間は台所だったのだろう。聖画と炉の組み合わせは、シュールではある。 中に入るのはちょっと怖気づくが、右手に続く洞窟の廃墟群もちょっとした見ものなので、ここまで来たらお見逃しなく。 (写真:マドンナ・デッレ・ヴィルトゥ岩窟教会内部、Circolo La Scaletta提供)
イブラム・ラッソーIbram Lassaw名作展 会場:マドンナ・デッレ・ヴィルトゥ岩窟教会Madonna delle Virtu' サン・ニコーラ・デイ・グレーチ岩窟聖堂San Nicola dei Greci 住所:マドンナ・デッレ・ヴィルトゥ通りVia Madonna delle virtu' (バリサーノ地区Barisano) 場所:ヴィットリオ・ヴェネト広場P.Vittorio Veneto内、階段からサッシへ。フィオレンティーニ通りVia Fiorentiniをとにかく直進、道なりに右へ大きくカーブした後、およそ100m先。(途中、S.アントーニオ・アバーテ通りVia S.Antonio Abate→マドンナ・デッレ・ヴィルトゥ通りと名前が変わる。) 期間:6月14日〜10月18日 時間:10:00〜20:00、月休 入場料:6ユーロ(6歳まで無料。18歳以下、65歳以上の方は4ユーロ) ※MUSMAマテーラ現代彫刻美術館との共通券 8ユーロ ※イブラム・ラッソー http://www.ibramlassaw.net/Sculpts.htm 上記以外の期間 開館:土・日のみ、10:00〜18:00 (有志により運営されているので、時節や天候によって変更有。) 入場料:2ユーロ ※それ以外は、予約の上見学可。 問い合わせ 文化団体ラ・スカレッタ Circolo La Scaletta Via Sette Doloni 10 ( Sasso Barisano) Tel & Fax: 0835-336726 E-mail : info@lascaletta.net URL: http://www.lascaletta.net |
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