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私の住む町Travel案内  ナポリ Napoli
15 gennaio 2006

■おすすめ一日観光コース





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案内人 祝 美也子



ナポリの歴史は古く、ギリシャ植民地として産声をあげて以来、ノルマン、フランス、スペイン等の国により多種多様な民族の属国支配を受けてきた。おかげで町中に色々な国の王が残した城や建物が点在する。誰とでもすぐ親しく話をしたがるナポリ人の性格は、色々な国の王様に合わせて調子よく物事を進める生活の手段の一つとして身についた技とか?
市内観光はまず、ユネスコの世界遺産にも登録されている旧市街地から始めたい。入り口となるジェズー・ヌオーヴォ広場 Piazza Gesu'Nuovoの中には正面ファサードがなんだか"おろし金"のような一風変わったジェズー・ヌオーヴォ教会 Gesu'Nuovo、その向かいには第二次世界大戦中に大爆撃を受けた悲劇の教会サンタ・キアーラ教会 S.Chiaraがある。教会横に併設したクラリッセの回廊はフレスコ画で飾られ、庭園にはマヨルカ焼きのタイルが張られ、オートバイが爆走する外の喧騒が嘘のように静かな空間だ。

哲学者の名前から取ったベネデット・クローチェ通り Via B.Croceを進むと次の広場サン・ドメニコ広場 Piazza S.Domenicoが見えてくる。広場を左折するとサン・セヴェーロ礼拝堂 Cappella di S.Severoがある。「ベールに包まれたキリスト」の彫刻をはじめ、この礼拝堂に飾られた大理石の彫刻が表す"しなやかさ"は、一見の価値あり!

再びベネデット・クローチェ通りへ戻り、先へ進むと左手にサン・グレゴリオ・アルメーノ通り Via S.Gregorio Armenoが見えてくる。17世紀から続くナポリの伝統文化"プレセーピオ"を売る店がひしめき合っている。プレセーピオとは、キリストの生誕を人形とジオラマを使って表現したもの。近年キリスト生誕のみならず、庶民の暮らしもこの人形を使って表現するようになった。小さなジオラマに展開する物語は見ているだけで楽しくなってくる。そのほか白い農民服を着て黒のマスクをつけた下町劇の主人公"プルチネッラ"や、映画グランブルーにもさりげなく登場する南イタリアのラッキーアイテム唐辛子のような"コルノ"などお土産にいけそうな小物も沢山売っている。

写真トップ:卵城
上左:ピッツェリア Di Matteo、右:国立考古学博物館

おもちゃ箱のようなサン・グレゴリオ・アルメーノ通りを上がるとトリブナーリ通り Via Tribunaliになる。この通りは伝統のPizzeriaが多数あるので、是非ナポリの味"ピッツァ"を味わってみよう。ナポリでサミットが開催された時に、アメリカのクリントン大統領が訪れたというDi Matteoや、そのクリントンに献上するピッツァを焼いた職人が独立して店を構えたIl Pizzaiolo del Presidenteなどが人気のお店。どこも石釜で焼きたてのピッツァが楽しめる。値段も一枚約3ユーロ〜と手頃な値段で美味しく、おなか一杯になれるので幸せな気分になれそう。

トリブナーリ通りからベッリーニ広場 Piazza Belliniコスタンティノーポリ通り Via Costantinopoliを進もう。しゃれたカフェやアンティーク屋さんが並んでいるので、眺めながら歩くのもまた楽しい。突き当たりの赤い建物が国立考古学博物館 Museo Archeologico Nazionale。ポンペイ、エルコラーノなどから出土した古代ローマ時代のフレスコ、モザイク画や装飾品のオリジナルのほか、ブルボン王朝の国王カルロ三世が継承したファルネーゼコレクションが展示されている。

博物館前のトレド通りを20分ほど歩くとウンベルト一世のガレリア Galleria UmbertoTが左手に見えてくる。ガレリアと呼ばれるアーケード入り口の小さなお菓子屋さんメリー Maryの前は、ナポリのお菓子ババやスフォリアテッラを買い求めるナポリっ子でいつもごった返している。ミニヨンと呼ばれる一口タイプのお菓子は一個60セントからなので、おやつに最適。
ガレリアには噴水のある広場があり、さらにその先には、16世紀ナポリがスペイン王朝に支配されていた時代に建設された王宮 Palazzo Realeと、国民投票にも使われたプレビシート広場 Piazza Plebiscitoが広がる。ナポリで一番大きな広場の先にはローマのパンテオンに似た白いドーム型の教会サンフランチェスコ・パオラ教会 Basilica di S.F di Paolaがどっしりと構えている。

最後の目的地は歌で有名なサンタルチア港。プレビシート広場先に広がる海を目指してまっすぐ歩けば、海岸の遊歩道ルンゴマーレに突き当たる。右手に進むと海に突き出た城塞で魔術師ヴィルギリウスが卵を隠した伝説が残る卵城 Castel del'Uovo、横に広がる小さな入り江サンタルチア港は現在プライベートのヨットハーバーになっている。ここからの夕焼けはまた格別なり!

案内人プロフィール
祝 美也子(いわい みやこ)

日本がバブル景気時代に都内のイタリアレストランで美味しいものを食べ続け、"日本でもこんなに美味しいなら、本国イタリアならもっと美味しいものが沢山あるはず!"という思いを胸に渡伊。水平線を見て、美味しいものを食べる生活を夢見て98年よりナポリ在住。ミシュランの三ツ星から、屋台のB級グルメまで食べるのも、作るのも大好き!仕事のない日には市場へでかけ人間はもちろん、愛犬、愛猫のご飯までしっかり手作り。現在は日本での経験も活かし、ガイドブックや雑誌取材、同行通訳業などに従事。 サイトは、http://digilander.iol.it/piazzaitalia/index.html


ナポリ・データ

■アクセス
鉄道利用の場合、ローマ・テルミニ駅からナポリ中央駅 Stazione CentraleまでユーロスターESで1時間45分、インターシティICで約2時間。
また、市内からおよそ7キロのところにナポリ国際空港があり、イタリア主要都市やヨーロッパの都市を結ぶ飛行機が発着しています(http://www.gesac.it)。

■インフォメーション
ツーリストインフォーメーション オフィス Ufficio Turismo
中央駅構内  9:00-20:00
ガレリア内  9:00-13:30/15:00-18:00(日、祝は9:00-13:30)
ジェズー広場内 9:00-13:30/15:00-18:00(日、祝は9:00-13:30)

■その他
サンタキアーラ教会 クラリッセの回廊 Chiostro di Clarisse
Via Santa Chiara 49
TEL 081-7971256
開館時間:8:30-12:30/14:30-17:30 (日、祝は9:30-13:00)
休館日:無休
入場料:4ユーロ

サンセヴェーロ礼拝堂 Capella Sansevero
Via de Sanctis 19
TEL 081-5518470
開館時間:10:00-18:00(日、祝は10:00-13:30)
休館日:火
入場料:5ユーロ

国立考古学博物館 Museo Archeorogico Nazionale Piazza Museo 10
TEL 081-440166
開館時間:9:00-19:30 
休館日:火
入場料:6.50ユーロ

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