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私の住む町Travel案内  パドヴァ Padova
15 Maggio 2014

■私の住む町番外編 (3)
バッキリオーネ川のほとり
中世の趣を残した風情ある天文台 


パドヴァ大学天文台博物館
Museo La Specola   

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案内人 小林暁子



1777年ヴェネツィア共和国統治下で、パドヴァ大学に設置されたこの天文台は、もともとカステルヴェッキョと呼ばれる9世紀が起源の城塞にあった塔を天文台に転用したもの。市内でも有数の高い塔で、見晴らしがきく位置にあり、建築構造が天文台に適していたことから選ばれたという。中世の趣を残した風情のある天文台だ。パドヴァとガリレオ・ガリレイのゆかりは深いが、ここはガリレイの時代より後の設立で、残念ながら彼の業績とは関係がない。

土日と祭日しか開いておらず、見学ツアーも基本的にイタリア語だけのこの博物館、国外からの観光客はあまり訪問しないし、他の観光スポットほど知られていない。だが大学と共に変遷を遂げてきた学究都市パドヴァの素顔に触れる、最適のスポットとしてお勧めしたい。

天文台があるのはバッキリオーネ川のほとりで、とろりとした緑の水面にレンガ色の塔が姿を映し非常に趣がある。川から分離して塔の周囲を流れる運河にはアヒルやカモがゆったりと浮かび、閑静な中世の街並みが続く。石畳の道をゆっくりと歩くのも気持ちが良いものだ。

博物館の内部には実際に使われた観測機器が展示されている。見学ツアーは階段をのぼりながら各室を見学し、最後に空を思わせる蒼の丸天井にゆかりのある学者のフレスコ画で飾られた最上階にたどり着く。ここの周囲には360度広がる展望テラスが設けられ、ここからの市街の眺望は、このためだけにでも長い階段を上ってくる価値がある。



番外編データ
 

Museo La Specola (ムゼオ・ラ・スペコラ)
パドヴァ大学天文台博物館

住所:Vicolo dell'Osservatorio 5 Padova
Tel:049 8293449
行き方:パドヴァ大学本部からプラト・デッラ・バッレ方面に向かってVia Roma(ヴィア・ローマ、歩行者専用)を歩く。道の名前が変わってVia Umberto I(ヴィア・ウンベルト・プリモ)となるがさらに200メートルほど直進する。左手のVia Rogatiへと曲がり、その道をずっと直進する。途中で運河沿いに出て道の名前もRiviera Tiso da Camposampiero(リビエラ・ティゾ・ディ・カンポサンンピエロ)に変わるがそのまま直進する。進行方向に見える高い塔が天文台。徒歩で所要約15分。
開館時間:基本的に土曜日と日曜日、祝祭日の見学ツアーのみで、個人の訪問はできない。土・日と祝祭日の午後4時(10月から4月の冬季時間)または午後6時(5月から9月の夏季時間)にガイドが引率した見学ツアーがある(所要約1時間)。定刻の15分前までには集合のこと。
入場料:大人7ユーロ 
チケットの購入方法:博物館から50メートルほどの距離にあるOratorio di San Michele(オラトリオ・サン・ミケーレ)であらかじめ購入しておく。チケットの販売時間は土日15時から18時、火曜日から金曜日まで10時から13時。
注)見学時には階段の上り下りがあり、バリアフリ―に対応していません。

※パドヴァへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1)のデータ部分をご参照ください。
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