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私の住む町Travel案内  ペルージャ Perugia
16 aprile 2007

■おすすめ一日観光コース






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案内人 遠山かずえ



イタリア中部、ウンブリア州都であるペルージャ。この山上都市の観光は、メインストリートであるヴァンヌッチ通りCorso Vannucciの始点となるドゥオーモDuomo(サン・ロレンツォ大聖堂Cattedrale di S.Lorenzo)(936年〜18世紀)を起点にしたい。町の守護聖人サン・ロレンツォを祀るゴシック教会である。
ドゥオーモを出ると、ペルージャのシンボルである大噴水Fontana Maggioreが目に入る。13世紀後半にピサーノ親子により着手され、彫刻は旧約聖書などを題材に制作された。

ヴァンヌッチ通りの右角にあるのがプリオーリ宮殿Palazzo dei Priori(1293-1443年)である。ゴシック様式で、現在は政庁舎として使われている。プリオーリ宮殿の3階部分には主にウンブリア派の絵画と彫刻を集めた国立ウンブリア美術館Galleria Nazionale dell'Umbriaが占め、また左隣の建物には寄木細工の壁面装飾とグロテスク様式の天井を含めたペルジーノの壁画が美しく調和していることで知られる両替商会館Collegio del Cambio(1452-57)がある。

ドゥオーモを背にウィンドウショッピングも兼ねてヴァンヌッチ通りを散歩しよう。たくさんのブティックや老舗のバールなどが並ぶ。通りの最終点であるイタリア広場Piazza Italiaは憩いの場としていつも老若男女が語り合う。天気がよければ、広場を横切り車道を渡ると、アッシジやスバシオ山などを望める見晴台がある。
そして県庁舎横のエスカレータを降りると、パオリーナ城Rocca Paolina跡に入る。現在は仕切られた多くの部屋を利用し週末にかけ展示会などが催される。城内のエスカレータを乗り継いで下まで降りれば、パルティジャーニ広場Piazza Partigianiに着く。ここはバスターミナルで、グッビオやアッシジなどウンブリアの町やミラノ、ローマの中・長距離バス発着地である。
写真トップ:町の中心、11月4日広場にある大噴水
上左:ペルージャ中心地からサン・ピエトロ教会方面を望む
右:アックエドット通りを行くと、ゆるやかな長い階段へつながる

パオリーナ城中腹からペンナ宮殿Palazzo della Pennaを目指して屋外へ。右折するとカブール通りCorso Cavourに出る。通りから数十メートルもすると比較的シンプルな外観のサン・ドメニコ教会S. Domenico、その旧修道院を利用した、国立ウンブリア考古学博物館Museo Archeologicoがある。最重要収蔵品としてペルージャ周辺から発掘したエトルリア・ローマ時代の出土品、それ以外にはトスカーナ、マルケ、アブルッツォ州からの出土品も収蔵している。

カブール通りを進み、サン・ピエトロ門Porta S. Pietroも通り過ぎ、またさらに400メートルほど行くと美しい鐘楼のそびえたサン・ピエトロ教会S. Pietroにぶつかる。ペルージャでもひときわ高く、目立つその鐘楼は1464年にベルナルド・ロッセリーノによって建設された。教会内の壁面には旧約と新約の主題が描かれている。絵画鑑賞が好きなら、まるで絵画館のような教会内部を見学するのもいいだろう。

起点であるドゥオーモに向かって戻ろう。カブール通りを中心街方向へ、右手に階段が見えたら、頂上まで上る。サンテルコラーノ教会Chiesa di S. Ercolanoのあるサンテルコラーノ階段Scalette del S. Ercolanoである。続いてオベルダン通りVia Oberdanを右に曲がり、マッテオッティ広場Piazza Matteottiを横切って、ヴァンヌッチ通り、そしてドゥオーモも通り越えるとすぐ右手に暗い洞窟が見える。それが紀元前4世紀のエトルリア時代の井戸Pozzo Etruscoの入り口だ。なんと直径6メートル、深さ37メートルもある古い大きな井戸だ。
洞窟を後にし、太陽通りVia del Soleを上がり、アウグスタ市立図書館Biblioteca Comunale Augustaも通り過ぎると、緑豊かなペルージャの大パノラマを眺望できる場所に行き当たる。ベンチに座って休憩するのもいい。
記念撮影などをしながら14世紀に築かれた長い階段を降りてエトルリア時代の最大の城門であったエトルリア門Arco Etrusco(BC3-2世紀、増築部BC40年)を見学しよう。道をはさんで外国人大学Universita' per Stranieri(ガッレンガ宮殿 Palazzo Gallenga)が建っている。

次は、外国人大学横から伸びるガリバルディ通りCorso Galibardiの頂点を目指す。円形が特徴である美しいサンタンジェロ教会Tempio di S. Angelo(5-16世紀)だ。
教会そばのサンタンジェロ門Porta S. Angelo(14世紀)を見て、ファイーナ通りVia Fainaを下り、橋のようなアックエドット通りVia Acquedotto(14世紀)を行こう。これは名前の通り、ローマ時代の水道路である。
そして長い階段を上り、モルラッキ広場Piazza Morlacchi、カヴァロッティ広場Piazza Cavallottiを通って、11月4日広場Piazza IV Novembreに到着。ドゥオーモに戻ってしまったと嘆かないでほしい。ペルージャの観光はどうしてもここが起点となるのだ。坂道が多く決して単純ではないペルージャの観光も、ドゥオーモを出発点とすれば比較的効率よく回れるし、迷わないのである。

案内人プロフィール
遠山かずえ(とおやま かずえ)

5年間の旅行代理店勤務より各国を旅する機会に恵まれる。とりわけイタリアに魅せられ、在職中から週4時間のイタリア語クラスに通う。語学力を現地で試したく留学を決意。各地の語学学校を経て、ペルージャ外国人大学で学ぶ。1998年からペルージャ在住で、現在はマルケ州出身の夫からマルケ弁?!を聞き覚え、さらに語彙を増やしている。


ペルージャ・データ
 

■アクセス
<電車>
ローマ・テルミニ駅からフォリーニョ経由で約2時間半〜。ローマからペルージャまで直通のレジョナーレ(R)、ユーロスター(ES)も日に数本出ている。詳しくはイタリア鉄道のサイトで→ http://www.trenitalia.com/it/nazionali.shtml
ペルージャの駅から中心地まではバスで行くことができる。イタリア広場までAPMバスで20分。駅バスターミナルから多くのバスがイタリア広場まで行く。

<バス>
ローマ・フィウミチーノ空港、またはローマ・ティブルティーナ駅近くの長距離バスターミナルからSULGA社のバスで所要時間それぞれ約4時間、3時間。ペルージャ・パルティジャーニ広場に到着。町の中心イタリア広場まで徒歩約10分。
SULGA社  http://www.sulga.it/autolinee/linee.asp 

■市内交通機関
市内バスAPMの切符は70分有効。1ユーロ(エディーコラなどで乗車前に購入した場合)、1.5ユーロ(車中で購入した場合)。1日乗車券は3.6ユーロ。
APM http://www.apmperugia.it

■その他
国立ウンブリア美術館 Galleria Nazionale dell'Umbria
Corso Vannucci,19 (Palazzo dei Priori)
Tel: 075-5741413 切符売り場 Tel:800-223300, 075-5721009
開館時間: 8:30-19:30、月休
入場料: 6.5ユーロ

両替商会館 Collegio del Cambio
Corso Vannucci, 25 (Palazzo dei Priori)
Tel: 075-5728599
開館時間: 4月〜10月 9:00-12:30/14:30-17:30、11月〜2月 9:00-12:30、月休
入場料: 2.58ユーロ

国立ウンブリア考古学博物館 Museo Archeologico
Piazza G. Bruno,10 (Chiostro Chiesa S. Domenico)
Tel: 800-223300、075-5727141
開館時間: 8.30-19.30、月 14:30-19:30
入場料: 4ユーロ

エトルリアの井戸 Pozzo Etrusco
Piazza Piccinino, 1
Tel: 075-5733669
4月〜10月 10:00-13:30 14:30-18:30
11月〜3月 10:00-13:30 14:30-17:00
入場料: 2.5ユーロ

ペルージャでの大きなイベント
7月 ウンブリアジャズ
10月 ユーロチョコレート

ペルージャの祝日
守護聖人サン・コスタンツォ(1月29日)
守護聖人サン・ロレンツォ(8月10日)

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