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プーリア あの町この村めぐり   
15 Settembre 2018

第6回  
聖母子像の港町
モノーポリ            



 
文・写真/矢崎裕子 



モノーポリは、プーリア州都バーリから、南東に45キロほど行った、アドリア海に面した港町です。
トップ写真:@サンタ・マリア・デッラ・マディア大聖堂にある「聖母子像」   
写真下左:Aモノーポリの海沿いの道     写真下右:Bモノーポリの路地

●モノーポリの沿革
モノーポリの名前の由来には諸説あり、どれが正しいか、はっきりしていません。たとえば、ギリシャ語で、唯一の都市という「MONOS POLIS」からという説もあります。その地域には、旧石器時代から、自然の洞窟に人が住んでいたとされ、紀元前5世紀には集落があり、現在の城の下には当時の城砦の跡が見つかっています。 モノーポリは、7世紀には海運業で栄え始め、11世紀にはノルマンの支配下で、ジェノバ、ヴェネツィア、アマルフィとの交易関係を強め、アドリア海の港の中でも重要な位置を占めました。アマルフィとの関係を残す、サンタ・マリア・アマルフィターナ教会は、11世紀にアマルフィの貴族の意向で建てられたものです。

写真下:CDモノーポリの風情のある路地 

15世紀には、ヴェネツィアに占領されました。 1530年には、スペインに征服され、現在もその一部が残っている城壁や、カルロ5世の城も、建てられました。

●散策は「サンタ・マリア・デッラ・マディア大聖堂」から
旧市街の中には、たくさんの教会がありますが、なんといっても、まず、見落としてはならないのが、カテドラル、「サンタ・マリア・デッラ・マディア大聖堂 La basilica di Maria Santissima della Madia」です。

写真下左:Eサンタ・マリア・デッラ・マディア大聖堂    写真下右:Fサンタ・マリア・デッラ・マディア大聖堂内部

1107年にロマネスク様式のカテドラルが建てられましたが、1741年の12月に壊され、1742年から、より大きなバロック様式のカテドラルが建てられました。

写真下左:G大聖堂内部の説明画   写真下右:H鐘楼 

中に入ると、色とりどりの大理石をふんだんに使った豪華さに、圧倒されます。祭壇の上部には、マディアの礼拝堂があります。両側に階段があり、通常、右側の階段から、上ることができます。そこには、1117年に、いかだに乗って海からたどり着いたという伝説のある、ビザンチン様式のイコン、「マディアの聖母子像 Madonna della Madia」が祭られています。
右側の階段に行く手前、そのイコンがたどり着いたときの様子を描いた絵が、展示されています。

●海の方に向かって古い港「「ポルト・ヴェッキョ」へ
大聖堂を後にして、海の方に向かっていくと、左側に、通称プルガトリオ教会があります。この教会が開くのは、夕方ですが、開いていないときでも、窓越しに中を覗くことができ、そこには、立ち姿の修道士のミイラが数体見えます。 その道をさらに行き、右に城壁がある手前を右に行くと、砂浜のビーチ、古い門の入り江という意味の「カーラ・ポルタ・ヴェッキャ」があります。城壁に沿って、進んでいくと、海沿いの道に出ます。

写真下:I砂浜のビーチ    

途中、砲台のあるサンタ・、マリア塔があり上に登れます。そこから、お城も見えます。

写真下左:J砲台のあるサンタ・、マリア塔   写真下右:Kお城  

カルロ5世の城は、16世紀、スペインの支配下、港を守るために建てられ、三方向を海に、もう一方は堀で守られていました。現在の姿は、1660年に改築したものです。
お城の先のアーチをくぐると、古い港「ポルト・ヴェッキョ」と呼ばれる小さな漁港があります。小さな魚が泳いでいるのが見えます。

写真下右:L「ポルト・ヴェッキョ」と呼ばれる小さな漁港

●カフェでにぎわうガリバルディ通り
そこから、アーチをくぐり町中に入ったところ、ポルト通りには、最近、お土産物屋が増えてきました。右側に行くと、カフェでにぎわう、ガリバルディ広場があります。その昔、政治や商業の中心だった広場で、時計台のある市の塔もあります。その先のガリバルディ通りは、商人の通りと呼ばれたところで、レストランやカフェが多いです。

写真下左:Mガリバルディ広場    写真下右:N市の搭

ポルト通りを反対側に行くと、いくつもの教会のあるゾーンがあります。広くて噴水のあるパルミエリ広場には、18世紀に建てられた、100以上の部屋を持つ貴族の館、パルミエリ邸や、サンタ・テレサ教会があります。

写真下左:Oパルミエリ広場   写真下右:P貴族の館、パルミエリ邸 

路地のところどころに聖母子の絵を見つけることがあり、モノーポリは、聖母子像の町だなと感じます。

写真下QR路地にある聖母子の絵   

●実だくさんの魚のスープ
プーリア州では、新鮮なエビや、いか、貝を、生でも食べます。また、モノーポリでは、実だくさんの魚のスープもおいしいものです。トマト味で、トーストがついてきます。

写真下:S実だくさんの魚のスープ



著者プロフィール
矢崎裕子  Yasaki Yuko
プーリア州出身の夫と結婚後、トスカーナ州で5年、ミラノで10年、輸出入関係のOLをした後、夫が希望した転勤により、現在住むプーリア州のカステッラネータに転居。バーリ大学ターラント分校の文化財学科を卒業後、2010年に、自宅でベッドアンドブレックファーストをオープン。プーリア州の魅力を伝えていければと思っています。
B&B レオの家のホームページ:http://casadileocastellan.wixsite.com/casadileo
観光情報のブログ http://ameblo.jp/casadileo/
暮らしのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/minamiitaliakara  


プーリア あの町この村めぐり データ  
 

■モノーポリ 
 (バーリ県 Comune di Monopoli)

交通アクセス
<列車> トレニタリアで、バーリから約30分。


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