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15 luglio 2008

■おすすめ一日観光コース(3)


広場めぐりコース
〜ローマそぞろ歩き〜




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案内人 田島麻美



徒歩で楽しむローマ観光・三回目の今回は、そぞろ歩きの醍醐味を味わう「広場めぐりコース」をご紹介しよう。

スタート地点はテルミニ駅前にあるレプッブリカ広場Piazza della Repubblica
共和国(レプッブリカ)広場と名づけられたこの広場、ローマ人は別名の「エセドラ広場」と呼ぶこともある。エセドラとは古代ローマの建築用語で回廊がある半円形の広場を指し、その名のとおりこの広場はディオクレティアヌス帝の浴場跡の一部に作られた。中央にあるマリオ・ルテッリ作のブロンズ像「ナイアスの噴水」は1901年からこの広場のシンボルとなっている。

レプッブリカ広場からヴェネツィア広場へ続く,b>ナツィオナーレ大通りVia Nazionaleは庶民的なブティックが並ぶショッピング・ストリート。日本人観光客が休憩スポットとして気軽に立ち寄れるローマ三越もこの通りにある。

ナツィオナーレ通りをヴェネツィア広場方面へ3ブロックほど歩くと、クアットロ・フォンターネ通りVia delle Quattro Fontaneと交錯する。この通りを右折し、ここからバルベリーニ広場Piazza Barberiniへ向かおう。坂道を登りきった狭い十字路に、通りの名前の由来となった4つの噴水=クアットロ・フォンターネが見える。そこから坂を一気に下ると、映画『甘い生活』で有名になった,b>ヴェネト通りViaVenetoへつながるバルベリーニ広場へ出る。中央に置かれたトリトーネの噴水とヴェネト通りの入り口にある蜂の噴水はベルニーニの作。周辺には現在国立美術館として開放されている名門貴族バルベリーニ家の邸宅跡Palazzo Barbariniもある。
ここからシスティーナ通りVia Sistinaを入って、次の目的地スペイン広場Piazza di Spagnaへ。

システィーナ通りをまっすぐ進むと、スペイン階段の一番上、トリニタ・デイ・モンティの丘に出る。ここからは、ローマ市内のパノラマも堪能できる。階段を下りるとスペイン広場。そこからまっすぐ伸びているのがコンドッティ通りVia Condotti、広場と平行して通っているのがバブイーノVia del Babuino。二つの通りはいずれもブランド・ショップが軒を連ねるショッピングストリートなので、ショッピングを満喫したい人はここでたっぷり時間をとってもいい。


写真トップ:トレヴィの泉
下左:パンテオン前のロトンダ広場、右:最後の目的地はナヴォーナ広場


「スペイン広場でジェラートが食べたい!」という人は、噴水前にある老舗のバール、バルカッチャBarcacciaがおすすめ。1階にジェラーテリア、バールカウンター、2階はスペイン階段を目の前に見渡すテーブル席のカフェテリアがあり、トイレ&休憩スポットに最適。映画のように階段でジェラートを食べることは近年禁止になったので、飲食はバール付近ですませよう。

ブランドショッピングに興味がない人は、スペイン階段を下りきって左手に進もう。トリトーネ通りVia del Toritoneを横断して進むと、突き当たりにトレヴィの泉Fontana di Treviが見えてくる。
背面にあるボーリ宮の壁を利用したバロック様式のトレヴィの噴水は、18世紀にニコラ・サルヴィが完成させた。ローマに再び戻って来たい人は、ここで左肩ごしにコインを投げ込むのをお忘れなく。

トレヴィの泉から、周辺に集うかわいい土産物屋を眺めながらコルソ通りVia del Corso方面へ。通りを渡ってサン・イグナツィオ広場を突き抜けると、パンテオンPantheonへたどり着く。古代ローマ建築をほぼ完全な形で現在にとどめていると言われているパンテオンは、西暦120年前後に建設された。クーポラは日時計になっており、内部にはラファエロやイタリア統一国王の墓もある。
パンテオン前のロトンダ広場Piazza della Rotondaは、ハリウッド映画のロケがひんぱんに行われることでも有名。カフェや手工芸品、アクセサリーや衣類を売る小さな店が集まっており、そぞろ歩きがとても楽しいエリアだ。

ロトンダ広場からジュスティニアーニ通りVia Giustinianiを3分ほど歩くと、最後の目的地であるナヴォーナ広場Piazza Navonaに着く。もともと古代ローマの競技場だった楕円形のナヴォーナ広場には、バロックを代表する彫刻家ベルニーニの傑作四大河の噴水が並んでいる。カフェやレストランもあり、大道芸人や絵描きも集って常にツーリストを楽しませてくれている。ライトアップされた噴水を眺めながら一日を終わりにするのも味わい深い。

まだまだ元気がある人は、ローマの若者に人気のナイトスポットがあるカンポ・ディ・フィオーリまで足を伸ばしてみるのもいい。ナヴォーナ広場の南端からヴィットリオ大通りCorso Vittorio Emanueleを横断すればそこがカンポ・ディ・フィオーリだ。朝には市が立つことで有名だが、夜はドリンク片手におしゃべりに熱中する若者達の社交場となっている。

案内人プロフィール
田島麻美(たじま あさみ)

千葉県出身。フリーライター&エッセイスト。2000年のジュビレオを記念して(?)渡伊。以来ローマに住みつき、イタリア各地の暮らし、食、旅、歴史、カルチャーをテーマに執筆活動を続ける。主な著書:『南イタリアに行こう』、『ミラノから行く北イタリアの街』、『ローマから行くトスカーナと周辺の街』(いずれも双葉社刊)。2008年5月、初のエッセイ『イタリア中毒』(ユビキタスタジオ発行、KTC中央出版発売)を上梓。

『イタリア中毒』
発行: ユビキタ・スタジオ、発売: KTC中央出版
発行日: 2008年5月、定価: 1470円
気軽な旅行者から踏み込んで暮らしはじめたローマの街で、言葉や文化、価値観の相違を体当たりで乗り越えた毎日。イタリアという、人生をハッピーにする「毒」が身体の中に浸透するまでの、さまざまな出来事を綴る。


ローマ・データ
 

バルカッチャ Barcaccia (スペイン広場のバール)
Piazza di Spagna 71
Tel: 06-6797497
開: 7:00-24:00、祝日定休
URL: http://www.doriapamphilj.it/home.asp

※ローマへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1)のデータ部分をご参照ください。
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