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15 Marzo 2019

ファエンツア Faenza
世界的に知られる芸術陶器の町        




ファエンツア市長   ジョヴァンニ・マルペッツイ氏
Sindaco di Faenza   Giovanni Malpezzi

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※写真をクリックすると大きな画像で見られます
写真提供:ファエンツア市



ファエンツア市長 ジョヴァンニ・マルペッツイ氏へのインタビュー

JITRA:市長さん、ファエンツア市とその近郊について教えてください。

市長: ファエンツアの起源は、紀元前2世紀初めにエミリア街道沿いに創立された古代ローマ都市ですが、地域内には、ローマ時代以前のウンブリ人、エトルリア人などの居住跡を示す重要遺跡もあります。 ファエンツアは常に司教座を置く都市で、大変重要な宗教的中心地でした。中世においては自治都市(コムーネ)となり、その後中世後期まさにイタリアでルネッサンス芸術が最初の大きく開花した時期にはマンフレーディ家の「領主(シニョーリア)」に統治されました。この時期にファエンツアのカテドラルと、まさに「マンフレディアーネ」城壁と呼ばれている古い城壁(1474年)が建立されました。1501年には、ローマ法王アレクサンデル6世に征服され、その後も、1860年のイタリア統一時まで数世紀にわたって、ファエンツアは教皇領に統治されることになります。 建築面では、ファエンツアは、特に宗教建築物に関してはバロック時期の重要な建物があり、その後の新古典主義様式の時代では、とりわけ中心部の貴族館や「マジーニ市立劇場Teatro Comunale Masini」などが顕著な事例です。

何世紀も前から、ファエンツアは芸術陶器(マヨリカ焼き)製造で世界的に知られており、その名声ゆえに、ファエンツアが名称の由来となって、「ファイアンス焼き faience」という陶磁器を指す国際的定義が生まれました。ファエンツアの「国際陶器博物館 MIC」には、世界のあらゆる地域、あらゆる時代の陶器作品が所蔵展示されています。そしてファエンツアは、その文化的芸術的伝統により、今日では特に芸術陶器とコンテンポラリー・アートの分野において活発な活動の繰り広げられる興味深い拠点となっています。

ファエンツアは、主として、農産物加工産業、機械産業、カーボンファイバーなどのような新素材の分野など、重要な工業活動の中心です。 ファエンツアは、FIチーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」とオートバイによるモータースポーツ「グレシーニ・レーシング」の本拠地でもあります。 ファエンツアはさらに、高品質を誇る農業地域の中心で、また、ファエンツア周辺地域は大半が丘陵部で、素晴らしく際立つ景観を誇っています。農業部門の主要生産物は、果樹類、それに、重要な地元ワイン生産の材料となる葡萄です。

今日、ファエンツア市住民数は約59000名で、「ファエンツア・ロマーニャ」と呼ばれるそのテリトリーは、近隣の小さな村や町も含んでいます。たとえば、ブリシゲッラBrisighellaは、ラモーネ川渓谷丘陵部にあり、イタリアで最も美しいボルゴの一つで、三つの丘のふもとにある大変美しい村で、中世後期のロッカ(要塞)をはじめとする重要な史蹟があります。カソーラ・ヴァルセニオCasola Valsenioは「今では忘れられてしまった」草木や果樹を保存している村で、薬草植物園があります。リオーロ・テルメRiolo Termeは、中心部に1300年代の立派で大きな要塞のあるテルメ(温泉)の町です。ファエンツア周辺の丘には、葡萄畑、オリーブ畑、そして森や林が散りばめられており、背景にはヨーロッパ最大の石灰岩地、ロマニョーラの石灰岩脈州立公園がひかえています。

JITRA: ファエンツアの観光面での特徴は何でしょうか。

市長:ファエンツアは、幾世紀にもわたる芸術陶器の伝統に結びつく都市であり、それゆえ芸術都市を志向しています。さらに、ファエンツアは、文化や芸術分野の活動が活発で、多くの企画や催しで満ちています:たとえば、ファエンツアでは、短い観光だけでなく、少し長い期間滞在が可能な方々には、アート、デザイン、陶器、音楽などのコースに通うこともできます。ファエンツアには、大学については、ボローニャ大学との協定で、看護医学、葡萄栽培&ワイン醸造学、化学、新素材および環境テクノロジーなどの各学部が置かれています。

JITRA:では、ファエンツアで見逃してはならない場所、イベントを教えてください。

市長: 見逃してはならない場所やイベントとしては下記があります。
国際陶器博物館 MIC Museo internazionale delle Ceramiche ロマーニャ新古典主義時代の国立博物館 Palazzo Milzetti “Museo Nazionale dell’Eta’ neoclassica in Romagna” 
市立絵画館 Pinacoteca Comunale
アンジェロ・マジーニ市立劇場 Teatro Comunale Angelo Masini
ファエンツア大聖堂 (リベルタ広場)
記念碑噴水 (リベルタ広場)
陶器工房 (添付資料1参照) 
オープンミュージアムIl Museo all’aperto (市内の多数の円形ロータリーに、コンテンポラリー・アートのオリジナル作品が設置)

毎年、1月5日の晩は、中央広場で「ノッテ・デ・ビソ Nott de Biso’」と呼ばれる儀式が行われ、古い年を表わす「ニバッロil Niballo」を体現する巨大人形が燃やされ、広場は、ピアディーナやソーセージ、地元で「biso」と呼ばれるワインなどの食べ物屋台でにぎわいます。
5月には、フォークミュージックフェスティバル「La Musica nelle Aie」が、ファエンツア近隣の丘の上「カステル・ラニエーロCastel Raniero」と地域で開催されます。
さらに、5月最後の週末にはフィレンツエを出発しファエンツアに到着する100キロメートルの「ウルトラマラソン」が開催されます。 6月には、ルネッサンスの服装をまとった人物による重要な歴史的伝統行事「ニバッロのパリオ il Palio del Niballo」が開催されます。6月中、様々な歴史的行事が開催されますが、中央広場における「旗競技」や、騎乗トルネーの二つの競技、
すなわち「ビゴルダ・ドーロBigorda d’oro」と市立スタジアムでの「ニバッロのパリオ」で総集を飾ります。 9月には、偶数年には、芸術陶器の大規模な展示メルカート「アルジッラ・イタリアArgilla Italia」が開催され世界中から200以上の出展者が参加します。
11月には、リオーネ・ヴェルデRione verdeの路上で、「サン・ロッコ祭りla Fiera di San Rocco」が開催されます。

JITRA:市長さんおすすめのレストランや特産品を教えてください。

市長: ファエンツアのレストランについてはリスト(添付資料2参照)を添付します。リストでおわかりのように歴史的中心地にも周辺部にも、旅行者の方々に興味を持っていただけるあらゆる種類のレストランがあります:各レベルのレストラン、トラットリア、ピッツエリア等々。いずれもが、数百メートルの空間の中に集中しています。(城壁内部の古い歴史的市街地の直径は1キロ未満です)

プリモとしては
「カッペッレッティ(ブロード、あるいはミートソース)」、「タリアテッレのミートソース Le tagliatelle col ragu’ di carne」、「エシャロットのタリオリーニ I tagliolini allo scalogno」、「パッサテッリ passatelli(パン粉、卵、おろしたパルミジャーノ・レッジャーノから作られるパスタ)」、「スポイア・ロルダ La spoia lorda 詰め物入りパスタの一種、ブリシゲッラの郷土料理)」

セコンド;
「子羊のグリル Il castrato alla griglia (agnellone)」、「ほろほろちょうのオーブン焼きあるいは鍋焼き La faraona al forno o al tegame」

デザート
「ズッパ・イングレーゼ Zuppa Inglese」、「ティラミス Tiramisu’」

ワインに関しては、白ワインは、「アルバーナ・ディ・ロマーニャ」、赤ワインでは、「サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャ」をお試しください。 一般には、以上の料理やワインは、地域内のいいレストランのメニューに見つけることができます。

ストリートフーズに関しては、城壁外側沿いに多数の屋台(ファエンツアでは「Baracchine」と呼ばれている)が並んでいるので、特にお天気の良い日にはここで、クラシックタイプの「ピアディーナ」や他の地元料理などを迅速に楽しく味わっていただけます。

お買い物については、ショップや飲食店の沢山ある歴史的中心部での散策をおすすめします。歩行者天国です。しばらくの間この町の雰囲気に浸り、わが町の名所や住民に触れる気持ちのいい時間となるにちがいありません。火曜、木曜、土曜の朝は、さらに、中心部の大きな広場で大規模な青空市場が開催され、広範囲のあらゆる種類の商品、特にファッション類と食品のお店が豊富です。

JITRA:最後に市長さんから日本の旅行者のみなさんにメッセージをお願いします。

市長:日本の親愛なる友人の皆様、イタリアの芸術や美味しい食べ物を愛し、すでにイタリア大都市をいくつも訪問され、イタリアのすべてを知り尽くしたと思っていらっしゃる方がいらっしゃるとしたら、イタリアでは小さな町に、国際的訪問者の方々に「発見」していただきたい宝物が沢山隠されていることを、まだご存知ないことになります。次回ヨーロッパにおいでになる折には、ぜひファエンツアにいらしてくださるようお待ちしています。

ファエンツア データ
Dati di Faenza 

■アクセス
鉄道:ボローニャ中央駅からファエンツア駅まで リミニ方面行のIntercity で25−30分程度、普通列車(Regionale, Regionale Veloce)で、30-45分程度。

■ツーリストインフォメーション
ファエンツア市観光情報案内所
Ufficio Informazioni e accoglienza Turistica IAT,
Voltone della Molinella, 2
tel. 0546.25231
www.prolocofaenza.it

添付資料1 「ファエンツアの陶器工房リスト」 
添付資料2 「ファエンツアのレストランリスト」 




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