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私の住む町Travel案内  シエナ Siena
15 gennaio 2011

■ 私の住む町番外編(1)
シエナの日常生活の香りを
味わえる場所


メルカート広場
Piazza di Mercato


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案内人 佐藤由佳



シエナと言えば、パリオ、カンポ広場、ドゥオモなどなど見所がたくさん出てくると思うが、わたしの中では「メルカート広場」だ。カンポ広場に面したマンジャの塔のすぐ後ろにあるものの、あまり観光客の姿は見られない。名前の通り市場として、バスの停留所として、夏の時期はコンサート会場として、シエナに住む人たちの憩いの場所となっている。

この広場のメインの顔である市場は毎週金曜日の朝8時くらいから14時半くらいまで開かれ、アレッツォなど周辺の町からやってきた農家の人たちが新鮮な野菜、果物、肉製品、乳製品などを売りにやってくる。もちろん旅のお土産にできるような地元のワインやオリーヴオイルも手に入る。規模がこぢんまりとしているため、人ごみにもまれる心配もなく、テイスティングをしながらゆっくり品定めをできるのがいい。

食べ物だけでなく、毎週第三日曜日の朝にアンティーク市も行われ、絵画、食器、アクセサリーなど、色とりどりの趣あふれる品物があふれる。お昼を過ぎるとお店の人たちが帰ってしまうので、少し早起きをすればいい買い物ができるかもしれない。

ここの広場には、以前紹介した「Tea Room」や肉料理で有名な「Papei」があり、日中だけでなく夜も学生から年配の人でにぎわう。特に夏の間は夜の空気がとても心地いいので、満天の星空の元で飲んだりおしゃべりを楽しむ人が多い。

もう一つ触れたいのは、テラスのような広場の造り。市庁舎の反対側に目を向けると、すぐ足下まで見事な農地が広がっている。これはシエナならではの、美しいゴシック建築と雄大な自然の風景が共存したなんとも贅沢な街の特徴だ。

農園(Ort dei Pichi:ピキ菜園)は一般向けにも開かれているので、市場でトスカーナ特性のポルケッタ(ハーブを詰めて焼き上げた子豚の丸焼き)のパニーノをこしらえてもらった後、ピクニック感覚で訪れてみるのもいい。

わたしの中の隠れたお勧めスポット。シエナの日常生活の香りを味わってみたいときにぜひ立ち寄ってほしい。


※シエナへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1)のデータ部分をご参照ください。
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