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短歌で綴るイタリアの旅 
15 maggio 2018
Italia, Viaggio scritto in Tanka :da Trieste a Venezia

トリエステからヴェネチアへ  
第3回  ヴィチェンツァとモンタニャーナ           

         

岩間 正子


岩間 正子さんの「短歌で綴るイタリアの旅」、今回はトリエステからヴェネチアへの旅のお便りが届きました。 2017年10月26日から11月3日まで、トリエステ・ウディネ・トレヴィゾを経て、ヴィツエンツア、モンタニャーナを訪れ 最後はヴェネチア滞在を楽しむ旅です。      

写真トップ:パッラーディオ設計のヴィツエンツアのテアトロオリンピコ 内部

<10月29日 ヴィチェンツァ郊外マゼール →ヴィチェンツァ市内 →泊>

・朝食後 庭を散策 冷気肌に オリーブの先は 黄葉の森
・建築家 パラーディオの街 ヴィチエンツァ 晩年の作 テアトロオリンピコへ
・姓無き人 その巧みさで 貴族から パッラーディオという 名を与えられ
・遠近が はっきりわかる 立体舞台 16世紀 コンサート今も
・立体が どんな様子か 案内係 舞台中央 歩いて見せて 
・完成時 遣欧少年 使節団 訪れたフレスコ 描かれており     

写真上左:テアトロオリンピコ 入口    写真上右:テアトロオリンピコの遣欧少年使節団を描くフレスコ画 

・郊外の マゼールにある Villa Barbaro ヴェネチア貴族 依頼の館
・特徴の 左右対称 きっかりと この地でワイン コーンを作り
・内部には ヴェロネーゼの フレスコ画 家族の肖像 見事なだまし絵   

・広大な 庭には馬が 放牧され その先ぶどうの 畑は黄葉
・このvillaの 現所有者も ワイン作り エチケットには 勿論villaが
・ラザニア くるみやチコリ チーズとミックス はじめての味 完食!

写真上左:マゼールにある「ヴィッラ・バルバロ」   写真上右:くるみやチコリ、チーズとミックスのラザニア

・パラーディオの 設計様式 受け継がれ ホワイトハウスや セントポール寺院に
・街はずれ 通称ロトンダ 中央は 丸屋根を持ち 四方が同一
・丸屋根の 中心穴が あいており パンテオンの 模倣なのだと
・使用人 住まいだった 建物も そのまま今は ショップやトイレに     

写真上:パラーディオ設計の「ロトンダ」   

<10月30日 ヴィチェンツァ → モンタニャーナ → ヴェネチア>

・夜の間に 雨降ったらしく その霧が 晴れて行く様 朝食と共に
・ホテル近く モンテベリコの 教会まで 18世紀の ポルティコ続き  

 写真上:18世紀の ポルティコ  

・美しい 小さな村の 一つとされ モンタニャーナは 城壁の街
・街周囲 全ての城壁 遺っており その外側は 水路で防御し 

写真上左:モンタニャーナの街をぐるりと囲む城壁   写真上右:聖堂内のヴェロネーゼ「ご変容の絵画」

・ヴィットリオ・エマニュエーレU世 広場 ドーモの中に ヴェロネーゼ絵画
・ポルティコや パラーディオ様式 建物も 生ハムも美味と 街は誇りに
・リゾットは カボチャと生ハム 食感も 色も綺麗で プロセッコに合い

ヴィチェンツァ
●建築家パッラーディオがここで才能を開花

イタリア語を趣味として学ぶ中でパッラーディオという建築家がいるのを知りました。その左右対称の様式は後にアメリカのホワイトハウス、イギリスのセントポール寺院に採用されたそうです。パラーディオはパドヴァ生まれですがこのヴィチェンツァで才能が開花、この街にいくつもの建物をたてました。オリンピコ劇場は立体舞台。現在もコンサートには使われているとか。ここが完成した時、日本から遣欧少年使節団が訪れたため、そのフレスコ画がゲーテ訪問のフレスコ画の隣に遺されていてなんだか感動でした。

写真上左:ヴィチェンツア パラーディオ像と彼の建物     写真上右:「ヴィラ・バルバロ」の庭と馬

またヴェネチア貴族の別荘も多く手掛け、今回訪れたマゼールの「Villa Barbaro」もそのひとつ、2014年アクイレイアの帰りに寄ったところでした。広大な左右対称の別荘です。現在その一部に所有者が居住しており内部は公開されワインの生産をしています。

更にはロトンダとよばれる別荘は、四方の入口が全て同じ。中央のドームの天井には穴があいていて、それはあのローマのパンテオンをまねたのだとか。パラーディオ建築あふれるヴェネチア貴族の別荘の街でした。泊まったホテルもいくつかの別荘を超えて高台にあり、元別荘を改装したホテルミケランジェロ。山の冷気が気持ちの良い、まさに別荘地でした。

モンタニャーナ
●街の周囲を14世紀の城壁がぐるり

「I borghi piu belli d'Italia (イタリアの最も美しい村)」に選ばれている小さな街です。街の周囲をぐるりと囲む城壁が完全に遺っています。14世紀に造られた一周約2キロ。高さ18mの塔が数メートルおきにあります。城壁の外側はぐるりと堀があり水を張って防御していたのです。現在そこは草地だったりお米を作ったりしているとか。パドヴァやヴェネチアからの攻撃を防ぐのに必死な小さい街でした。石とレンガを交互に上手く重ね合わせて堅牢につくられています。ルッカの城壁には及びませんが、周囲が完全に遺っているとは!

 写真上左:モンタニャーナの街の周囲を囲む城壁   写真上右:カボチャと生ハムのリゾット    

ドウオーモにはヴェロネーゼ作「キリストの変容」がありました。日本人など余り来ないのでしょう。案内のおじさんがずっとついてきて パンフレットを下さいました。生ハムも美味しいとか。街一番らしい食品店で大きいカットのドライポルチーニやハーブミックスを購入。ランチには カボチャと生ハムの美味しいリゾットを頂きました。こんな街に滞在してイタリア語に励んだらいいだろうなと歩きながら思っていました。

筆者プロフィール
岩間 正子(いわま まさこ)
鎌倉市在住。初イタリアは1995年。以来、様々な国を旅した中でイタリアは10回を超えた。歴史、食文化、ユニークな街並み、どれをとっても興味は尽きない国。趣味のイタリア語も独学から始めて8年目、今は熟年クラスで月2回楽しんでいる。短歌形式の旅日記も写真とあわせるなど楽しみの一つ。

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