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短歌で綴るイタリアの旅 
5 Novembre 2017
Italia, Viaggio scritto in Tanka :Amalfi, Capri, Ischia e Procida

アマルフィとカプリ・イスキア・プロチーダ島巡り
第3回  イスキアとプロチーダ     

         

岩間 正子


岩間 正子さんの「短歌で綴るイタリアの旅」、今回はアマルフィとカプリ・イスキア・プロチーダ島巡りのお便りが届きました。 2016年9月30日から10月10日までアマルフィ、ポジターノ、そしてカプリ・イスキア・プロチーダの三島とポンペイ・ナポリを楽しむ旅です。    

写真トップ:プロチーダ島のコルチェッロ浜 

<10月6日 カプリ→イスキア泊>
6時 イスキア行の 船に乗る 温泉の島 癒しの島へ   
イスキアの ホテルリゾート 夏の宿 温泉屋外 プールは30度
部屋の前 見た事の無い 花木咲き トックリキワタ? 沖縄にあり?
夕ご飯 生ハムメロン 牛ソテー 甘めのソース イスキアvinoと    

写真上左:イスキアの花    写真上右:イスキアからプロチダ島へ

<10月7日 イスキア→プロチーダ→イスキア泊>
イスキアの ポルトを後に プロチーダへ 一瞬どしゃぶり カラリと晴れた
タクシーで 島の細道 走り抜け ビューポイント のあちらこちらへ
アバティア サンミケーレ教会 テラスから 海の青さに ただ息を飲む
大砲が いまだに置いて あるところ ここから絶景 コッリチェッラの浜
コッリチェッラの 浜の家並み 自然と出来 この素朴さが 稀有なのだと

Il Postino 映画の撮影 されしとこ 外階段の 黄色いLocanda
Il Postino ここでランチと ムール貝 パスタ美味しく 思わず完食
港には 小舟と網が 所せまし 漁が生業 過去も今も
こころ残し 階段道の 帰路につく コッリチェッラの浜 振り返りつつ
プロチーダの 港で船を 待つ間 さびれた通り そこも又良し

写真上左:プロチダのタベルナ「La Locanda del Postino」  写真上右:タベルナのムール貝バスタ

イスキアに 戻りてバスは がたがたと アラゴン城址 目指して走る
堅牢な 橋で繋がる 離れ島 かつて牢獄 時に避難所
200m エレベーターで 駆け上がり そこから臨む イスキアの山
あの山の お陰で温泉 この島が 体も心も 癒す島に
夕暮れに ホテルに帰ると あら虹だ! まさに癒しの イスキアの夜
夕ご飯 この島名物 ウサギ肉 その味鶏ムネ うーーんポテトを

<10月8日 イスキア→ナポリ泊>
大型の ナポリ行船 乗り込みて あちこちの伊語 聴くも????
プロチーダに 途中停泊 あの浜の 優しい色と 空気を思い         
石畳 バスはガタゴト ナポリの街 建物風情 かつての王国   
ガレリアは ミラノに匹敵 老人が カンツォーネ唄う その声みごと
ガレリアを 出たその道に ピザ屋Ciro 真のナポリピザ 協会登録店   

写真上左:ナポリ考古学博物館、ポンペイ出土の大モザイク画「アレキサンダー大王」、 写真上右:プレセピオ

この店で 三種のピザを アルマーレ マルゲリータと フンギの味で
考古学 博物館に ポンペイの オリジナル遺跡 保管されており  
アレキサンダー 大王のこの モザイクは いったい何片 使われている? 
見事な甕 ガラスとカメオ で出来ており ぶどうの保存 していたらしい         
スパッカナポリ 通りの一つ 庶民街 なんでも揃い おおにぎわい

プレセピオ 人形の店 だけの道 この手細工に 驚嘆して
スパッカナポリ 締める地点に 教会が サンタキアラと ジェズヌオーヴォ
ジェズ教会 小祭壇で 赤ちゃんの 洗礼式を 祝う人々
ホテルから ヌオーヴォ城見え その先は カプリ・プロチーダ 島うっすらと

<10月9日 ナポリ→ローマ→成田>
朝7時 目覚めて今日は 帰る日! 全てに感謝し 荷造りをする     
帰りの便 スムーズに飛び 疲れから うとうとしたり 音楽聞いたり  

1.イスキア島
●素朴な雰囲気の港

カトリックの佐藤初女さんという方が「森のイスキア」として、青森の小さな庵で生き辛さを抱えている人に耳を傾け、心を寄せ、一緒に素朴な食事をしていた。イスキアと名付けたのは、このイスキア島とその庵がほぼ同じ緯度なのだという。更にこのイスキア島にも、ここで人生をたてなおした青年の話もあり、それも要因の一つらしい。

 写真上:アラゴン城からイスキアを臨む

火山があってあちこちで温泉が出る。悩む心には優しさや温もりがいいのだ。かつての名画「太陽がいっぱい」もこの島が撮影地。ラストシーンが思い出される。港で、温泉三昧に来たという二人のアブルッツオからの老人に出会った。幼馴染の二人は小さいバッグだけで何も持たずの湯治客だった。カプリよりずっと素朴な港の雰囲気。訪れる人の目的がちがうのだろう。

●島の東部にはアラゴン城
島の東部には、離れ島というか、堅牢な橋で繋がれた島全体が城跡のアラゴン城がある。離れ島であるが故に、牢獄としても使われていた時代があるが、そこではかつて悩むミケランジェロが過ごしたこともあるのだそうだ。この高い城跡から眺めるイスキアは、今は穏やかな火山の島だ。ガタガタ道を小型バスが走る。

 写真上左:イスキアと堅牢な橋で繋がれたアラゴン城    写真上右:夕食のウサギ肉料理

夕食に、魚介が名物と思いきや、ウサギのグリル焼きがでた。名物なのだという。味は鶏肉のようだった。きっと 貧しい時代、動物タンパクの補給だったのだと思う。イスキアVINOも赤白味わった。主張しない優しい穏やかな味。イスキアIschia、やはり優しい響きだ。

2.プローチダ島
●映画「Il Postino」の舞台となった島

「Il Postino」という映画があった。実在のチリからの亡命詩人パブロ・ネルーダ。その彼と島の純朴な青年との心温まる交流が描かれる。詩人は尊敬の眼差しで自分に話しかける青年を時に愛しく、時に彼の発する言葉に心動かされ、ハッとさせられる。アカデミー賞5部門ノミネート作だ。その映画の舞台がこの島のコッリチェッラの浜。 映画のままの外階段の建物が「La Locanda del Postino」としてタベルナになっている。

  写真上左:「ポスティーノ映画記念館」内部 

●カラフルな小さい家が並ぶ小さな浜
観光客のほとんどいない浜には小さい船と映画の青年の言葉を借りれば「悲しい網」があちこちに置かれ日常の生活を感じさせる。両側の高台から眺める。それだけで人々を惹きつける本当に美しい小さな浜だ。

写真上左:コッリチェッラの浜     写真上右:カラフルな小さい家の間の階段

漁師一人一人の目印となる、カラフルな小さい家が並んでいるだけなのだ。面白い事にここの建物はどこも外階段がついている。これを見たくて訪れたのだ。だれかが計画したのでもないのだろう。だんだん増えていっていつのまにかこうなっていたのだろう。そこがいいのだ、ほんものがそこにあるから。ポジターノもそうだが、そういう自然の人々の生業がいいのだ。心を遺しつつ、ピンクの家に挟まれた階段の道を登った。  

3.ナポリ
かつてのナポリ王国のナポリはなにかとマイナスの評判を聞くが、今回ガレリアのすごさをみて、王国の栄華を思わされた。「ナポリを見て死ね」とは、カプリ、イスキア、プロチーダ、この3つの島を含む美しい湾とそこで紡がれてきた歴史を観て知って死ね、なのだと思う

写真上左:ナポリのガレリア          写真上右:スパッカナポリ



筆者プロフィール
岩間 正子(いわま まさこ)
鎌倉市在住。初イタリアは1995年。以来、様々な国を旅した中でイタリアは10回を超えた。歴史、食文化、ユニークな街並み、どれをとっても興味は尽きない国。趣味のイタリア語も独学から始めて8年目、今は熟年クラスで月2回楽しんでいる。短歌形式の旅日記も写真とあわせるなど楽しみの一つ。
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