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短歌で綴るイタリアの旅 
15 Luglio 2017

Italia, Viaggio scritto in Tanka :Amalfi, Capri, Ischia e Procida

アマルフィとカプリ・イスキア・プロチーダ島巡り
第2回  カプリ    



         

岩間 正子


岩間 正子さんの「短歌で綴るイタリアの旅」、今回はアマルフィとカプリ・イスキア・プロチーダ島巡りのお便りが届きました。 2016年9月30日から10月10日までアマルフィ、ポジターノ、そしてカプリ・イスキア・プロチーダの三島とポンペイ・ナポリを楽しむ旅です。  

写真トップ:カプリのサンジャコモ修道院の外庭から 

<10月4日 アマルフィ→ソレント→カプリ島>
朝陽差す テラスの朝食 その下は 真っ青な海 メロンと生ハム   
ソレントまで 厳しい道程 続く中 壁龕にある プレセピオに驚!
街中の チェザレオ通り にぎわいて レモンチェッロや オリーブオイル
ソレントの 大聖堂の 入口に それは見事な プレセピオあり
ソレントの 名産寄木 細工とか 道行の額 それを使いおり
ソレントも 中心高台 港へは 立体交差の 道路を降る    

写真上左:ソレント大聖堂のプレセピオ   写真上右:カプリ ホテルの夕食

港から カプリを目指し 船定時 波は穏やか 心は沸き立ち
フロリダの 夫妻が語る トランプ氏 困惑している 日本ではどう?と
カプリ着 この人混みは 10月に 人気のほどが わかるも驚く
沈む陽が 見えると散歩 トラガラへ 時間が合わず でも赤い海
クイシサーナ ホテルの夕食 豪華なり ロブスターサラダ 柔らかポーク
部屋豪華 ホテルの都合で 幸運の アップグレード こんなことも!

<10月5日 一日カプリ島>
庭眺め ホテルの朝食 ゆっくりと 今日一日を どう過ごそうか?
サンジャコモ 修道院は 広大で カプリ最古の 建物だとか         
回廊を 過ぎると外庭 どこまでも 絶景地点 何か所もあり    
修道院 庭の花から いい香り ここから生まれ 香水店が
Carthusia 香水店に 立ち寄りて レモン石鹸 たくさん求め  

写真上:アルコナトゥラーレを目指す細い道の家々のタイル表札類

アウグスト 公園絶景 ポイントで 真下の海の 青澄みきり 
海までの クルップ通り 落石と それもありかと この地形では  
午後からは アルコナテゥラーレ まで歩く 狭くて長い 坂道40分 
高台の 地点ここが 目的地 青い海の岩 修復する人         
帰り道 水を抱える 主婦に会い カプリはいいが これが辛いと
Al Grottino 今開けるよと カメリエレ 海鮮パスタ 潮の香超美味 

<10月6日 カプリ→アナカプリ→港>
10時には 開いているだろう 中心の サント・ステファノ 教会たずね     
サマリアの 女イエスと 出会う井戸 ステンドグラス 見事に切り取り    
シスターと 許しの秘跡 受ける子達 この教育が カプリの宝 
すぐ横の 小祭壇で 一人ずつ 楽しいような 恥ずかしいような?        
小型バス アナカプリまで 10分 くねくね道を ぐんぐん登る

以前より にぎやかになり 店も増え ビラ・サンミケーレ まで行く道は
中庭は 自然と融合 細い道 ここを歩いて ・・・などと想像     
サン・ミケーレ 教会床の タイル画は 楽園に遊ぶ アダムとエバ
らせん状 狭い階段 2階へと 全景見下ろし ハテ?ミサどこで

1.カプリ島
●「セレブの島」へ

「セレブの島」と言われるカプリ。港からバスかフニコラーレで中心の「ピアッツエッタpiazzetta(小広場)」に着くと街は華やか。ホテルも別荘も素晴らしい建物が並びブランドショップも続く。今回10月のこの時期なのにピアッツエッタ付近は大混雑・・人人。 船で出会ったアメリカ人夫妻と偶然同じホテルだったがなんと40人のグループだった。数年前に訪れた時は ひたすら青の洞窟に入ることを期待していてみごとに成就! なので今回は 洞窟をパスして歩き回るのを楽しみにしていた。

 写真上左:カプリ島 サン・ジャコモ修道院 聖堂  写真上右:サンジャコモ修道院 中庭

●サン・ジャコモ修道院
まずは、カルトゥジオ修道会のサン・ジャコモ修道院の広大な跡地へ行く。14世紀に建てられた島最古の建物群だそうで現在は美術展などに使われている。聖堂だった天井や壁にはフレスコ画が遺され、回廊もそのまま遺っている。更に、広くて歩ききれない程の外庭の鬱蒼とした木々を過ぎると絶景に出会う。ある絶景ポイントに石のベンチがあり、シスターへの感謝の文字が刻まれていた。あーここは修道院、このシスターは海を通して神をみていたのだろう。

●アウグスト公園から見る絶景
次はローマ皇帝アウグストの名前を冠した公園、絶景を見渡せる地。ここから 「クルップ通り」というくねくね道を浜まで降るつもりだったが落石で閉鎖されていて断念。修道院発祥のカルトウジア香水店に立ち寄って 香りの恩恵に与る。午後は、アルコナトゥラーレを目指した細い道がだんだん上り坂になる。この道の家々の表札が面白かった。マリア様の祠もあちこちにある。

  写真上左:アウグスト公園から「クルップ通り」  写真上右:カプリ島 カルトゥジア香水店の看板

最高地点は自然の岩がアーチになっているのが見える。ここで感動することがあった。なんと海に突き出ている岩に工事用の橋げたを設置し、数人で岩を修復しているのだ。自然を維持する熱意と苦労に驚いた。

写真上:アルコ ナテュラーレの岩の修復  

●アナカプリのヴィッラ・サンミケーレとサン・ミケーレ教会
翌日はpiazzettaにあるサント・ステファノ教会へ行く。小学生の集団がいた。よくみるとすぐ脇の小祭壇で一人ずつ順に司祭と話をしている。 ゆるしの秘跡なのだ。こうして、小さい頃から自分をみつめることを教えられているのかなと嬉しくなった。

午後はバスでアナカプリへ。リフトでソラーロ山に登るとこれがまた360度見渡せるがこれも以前の旅の感動を温存するため行かずに ヴィラ・サンミケーレへ行く。スエーデン人医師の別荘だったキッチンなど内部が公開されている。整備されている庭には野鳥観察の館もあり、野鳥を初めこの島に関する本も著したようだ。

  写真上左:サントステファノ教会 ステンドグラス   写真上右:アナカプリのサンミケーレ教会床タイル

次に 聖堂の床がマヨルカ焼きのタイルで覆われているというサン・ミケーレ教会を訪れた。楽園のアダムとエバだ。2階から眺めると淡い緑色が印象に残る美しい床だった。

セレブの島と言われるのは、その名を公園に遺すように ローマ皇帝アウグストスが手に入れ、その後のティヴェリウス帝はこの島に住み、ここで政務を行ったという伝統なのだろう。が、なんといってもセレブなのはこの自然の織りなす見事さ、偉大さ、荘厳さ、美しさ。そして、その岩をも修復しているのを目にして、そのセレブさをいかに大切にしているかを知りそれもまたセレブなのだと思うカプリだった。



筆者プロフィール
岩間 正子(いわま まさこ)
鎌倉市在住。初イタリアは1995年。以来、様々な国を旅した中でイタリアは10回を超えた。歴史、食文化、ユニークな街並み、どれをとっても興味は尽きない国。趣味のイタリア語も独学から始めて8年目、今は熟年クラスで月2回楽しんでいる。短歌形式の旅日記も写真とあわせるなど楽しみの一つ。

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