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私の住む町Travel案内  タオルミーナ Taormina
15 Novembre 2012

■足を延ばすと/近郊編(2)  
澄みきった川と緑豊かな
まるで別世界のオアシス 


アルカンターラ峡谷 
Gole Alcantara


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案内人 広瀬郁子



アルカンターラ峡谷は、タオルミーナから車で30分くらい行ったところにある、地元では名の知られた観光名所である。先史時代、エトナ山北側の裾野にある低い火口から、溶岩流が川の流れに沿って海にまで流れた跡を、再び川が流れ、川の浸食作用と地殻変動で出来た峡谷が、現在のアルカンターラ峡谷である。峡谷の両側に、見事な溶岩=玄武岩の柱状節理(玄武岩プリズム)を見ることが出来る。峡谷の高さは、一番高いところで50m近くあり、長さは約400m、幅はわずか5m、狭いところでは2-3mしかない。

アルカンターラ峡谷の名前は、峡谷の下を流れるアルカンターラ川(2001年州立自然公園指定)に由来している。アルカンターラ川は、エトナ山北部のネブロイディ山脈の標高約1400mに水源を発し、タオルミーナ近郊でイオニア海に流れ込む全長約50qの川である。夏は雨が降らないため、枯れる川がほとんどのシチリアだが、このアルカンターラ川だけは、例外的に夏でも枯れることなく、常に澄み切った冷たい水が流れている。そのため、川の周囲は緑が豊かで、乾燥した夏のシチリアの中で、ここだけ別世界のオアシスのようだ。

夏、地元の人は、ここに水着を着て水浴びにやってくる。美しい海が近くにあっても、ときには趣向を変えて、川遊びもするのである。峡谷の入口には、川原が広がっているのでビーチタオルを広げ、川のせせらぎを聞きながら、時折、夏でもしびれるくらいに冷たい川の流れに足を浸す。浅いので泳ぐのは無理だが、峡谷の中に歩いて入っていくことも出来る。チケット売り場で、6月-9月は胴長靴をレンタルしている。7月-9月は峡谷の中に入り、体一つで峡谷を下るボディラフティングやキャニオニングもやっている。また、峡谷の上には、遊歩道が作られていて、何か所かで峡谷を真上から眺められるようになっていて、峡谷がスタートする上流部分も見ることが出来る。

シチリアの暑い夏、町にいても海にいても暑い、どこか自然が豊かな涼しいところに行きたいと思ったときに、お勧めの場所である。子供連れでも楽しめる。夏に行く時には、川の水に足を浸すことが出来るように、タオルをお忘れなく。


足を延ばすと・データ

■タオルミーナからアルカンターラ峡谷へのアクセス
1)タオルミーナ・バスターミナルから、Interbus社のバスに乗り約1時間。往復4.80ユーロ(http://www.interbus.it))月-土1日3-5本、日曜祝日なし
2)タクシーで約30分。1時間のアルカンターラ峡谷での待ち時間も含め、往復2時間で100.00ユーロ。
3)タオルミーナ発バスツアーに参加。エトナ山行きバスツアーには、通常、アルカンターラ峡谷の観光が含まれているものが多い。

■アルカンターラ峡谷 Gole Alcantara
Via Nazionale, 5   Motta Camastra
Tel: 0942-985174 http://www.terralcantara.it
開: 08:00-19:00
※季節によりオープン時間に変更あり

1.峡谷の入場料(注)  8.00ユーロ ※子供割引、家族割引あり

2.峡谷の入場料(注)+胴長靴のレンタル 20.00ユーロ ※子供不可
※6月1日-9月30日のみ

3.峡谷の入場料(注)+ボディラフティング 30.00ユーロ
※ヘルメット、ウェットスーツ、シューズ、ライフジャケットのレンタルとアシスタント代込
※子供不可、事前予約が望ましい
※7月1日-9月30日のみ

(注)峡谷の入場料には、峡谷の下に降りるエレベーターと遊歩道利用料が含まれる。

上の施設を利用する他に、少し離れたところに峡谷に階段で降りていく無料の入口もあるのだが、落石があるため、気候のいい時期しか開いていず、駐車場やトイレはない。

※タオルミーナへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1)のデータ部分をご参照ください。
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