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私の住む町Travel案内  ヴェローナ Verona
15 marzo 2005

■おすすめ一日観光コース







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案内人 奥山陽子



ヴェローナは紀元前まで遡る古都でローマ時代や中世にも栄え、街の至るところに遺跡が残っていてチェントロ(中心部)は世界遺産に登録されている。ゲーテやダンテ,シェクスピアのころから旅行者のあこがれの地であった。街を流れるアディジェ河で、ジグソーパズルのように分けられていて、どこに行っても河に出会い、遠いと思ったところは近く、近道と思ったらかなり歩かされたりするのもこの街の魅力。こまめに
おすすめ観光コース地図と照らし合わせることがお勧め。
(以下の番号は地図内観光コースに沿っています)

まず、旧市街に駅からの大通りポルタ ヌオーヴァCorso Porta Nuovaから入ってみよう。この門には大時計がついているので確認のこと。門を入るとブラ広場Piazza Bra'、右手前方に見えるのは、@アレーナArena(円形闘技場)で2000年前の建造物である。夏はほとんど毎日、日替わりでオペラが上演される。その他のシーズンも各種コンサートや展示会場として使われている。しかしローマ時代にはローマのコロシアムと同様に人とライオンの生死を賭けた戦いや、公開処刑など血なまぐさいイベントの会場だった。

左手にはバール、レストランなどが円弧を描いて並び、夏にはカラフルなオープンテラスになる。ブラ広場を進んでいくとヴェローナの銀座通りともいえるAマッツィーニ通りVia Mazziniに行き当たる。角にルイ ヴィトンがあるので判りやすい。この通りは大理石張りの歩行者専用道路で、主な店舗はカルチェ、ブルガリ、グッチ、マックスマラなど。

400メートルほど歩くとCエルベ広場Piazza delle Erbeに到着。ローマ時代にはここは公共の広場、集会場であった。今でも3.5M下には遺跡が眠っている。広場を囲む建物外壁のフレスコ画は16世紀のもの。いまは常設の屋台がでていて、果物、雑貨、用品などを売っている。秋には焼き栗の芳しいにおいが立ち込める。

近くにはBジュリエットの家Casa di Giuliettaがあって、シェクスピアのロミオとジュリエットの悲恋の舞台といわれている。有名なバルコニーとジュリエットの像が門のアーチから見える。密会のバルコニーはオペラや演劇でもなじみが深い。ジュリエットの家を過ぎそのまままっすぐ進むと、ローマの遺跡が2メートル下に見下ろせる。傍にはローマ時代のレオーネ門がある。

エルベ広場に戻って右に少し入るとシニョーリ広場Piazza dei Signoriと中央には文豪ダンテの像。ダンテは1300年ころスカラ家の賓客としてヴェローナに滞在し、神曲の天国編を執筆した。スカラ家は13〜15世紀にヴェローナを統治してイタリア中でも一目を置かれる領主だった。右の中庭のある建物は中世の市庁舎。その中庭オールドマーケットで今でも時々手作り用品や中世の暮らしを再現した市がでていることがある。ここからランベルティ塔にのぼると旧市街が見下ろせる。(今は修復中)

広場をぬけるとスカラ家の墓廟Arche Scaligereで、ロマネスク様式の小さな教会と墓がある。エルベ広場に戻り右に進み広場の端を右に曲がると正面に15世紀建立ゴシック様式のDサンタナスタージア教会Chiesa Sant'Anastasia。一部は音楽学校になっていてモーツアルトが滞在したという碑が残っている。残念ながらいま外部は修復中。

教会の横をさらに進むとアディジェ河に突き当たる。左に進みローマ時代からのEピエトラ橋を渡ってFテアトロロマーノTeatro Romanoへ。かなり朽ちているが1世紀の始めに建てられた半円形のローマ時代の野外劇場で、夏にはバレー、演劇、タンゴなどの会場になる。観覧席の最上部まで上がると奥にエレベーターがあり上ると考古学博物館。保存の良いモザイクや彫刻に加えて、在りし日のテアトロロマーノの素晴らしい全容がしのばれる模型も展示されている。

ピエトラ橋に戻ってエルベ広場を通りこしてまっすぐ300mも進むと正面にHボルサリ門。ローマ時代の初期の街は城壁と河で防御していて、前に見たレオーネ門とボルサリ門からしか入れなかったのである。

ボルサリ門をくぐって進んでいくと14世紀のIカステルヴェッキオCastelvecchio(スカラ家の居城)が右手に現れる。現在は市立のミュージアムになっている荘厳なレンガ造りの城である。対岸へ渡るスカリジェロ橋は夜にはライトアップされてとてもロマンティック。

加えて必見なのはJサンゼノ教会Chieasa San Zeno Maggiore、カステルベッキオのわりあい近くで、美術史のうえで重要な建物である。ロマネスク時代の傑作といわれていて、端正で優美なファサード(正面)に魅了される。中庭(キオストロ)から眺める鐘楼のたたずまいも印象的。

時間と体力がゆるしたら、以下も興味深い見所である。
サンピエトロの丘
ピエトラ橋近くからテアトロロマーノの上のサンピエトロの丘に登る階段道がある。上にはオーストリア統治時代のGサンピエトロ城がある。この丘はローマ時代以前にはゴート族の城があったところである。少々きついが上から眺めると蛇行するアディジェ河に囲まれた旧市街(チェントロ)の見事に統一されたレンガ色の瓦屋根といくつもの教会の塔が一望できる。

Kドゥオーモ
12世紀にロマネスク様式で建てられ、ゴシックに改装され、ルネッサンス様式も付け加えられたというにぎやかなデザインの教会

Lサンフェルモマジョーレ教会
二階建ての教会で下は11〜12世紀、上は13〜14世紀のゴシック様式である。


案内人プロフィール
奥山 陽子(おくやま ようこ)

仕事の中休みでイタリアに。アレーナの野外オペラを見るためヴェローナに来てヒューマンスケールな街の規模、街並みの魅力で滞在することはや5年。もともとは建築家。イタリア社会や文化の探索中。とくにファッションから街並みに至るまでのデザインセンス、ワインや料理などの食文化など。家族の絆や、人間関係、所変わればこう迄違うのかと驚くこと大で毎日が発見の日々。いわゆるイタリア旅行とは全く違うイタリア体験をお裾分けしようと、ショートステイ(1週間)からロングステイまで、イタリア滞在のコーディネートを始める。インターネットのサイトは(http://www.northitaly.net)。
シルバーエイジながら好奇心の尽きない私。次は何をしようかと模索中。


ヴェローナ・データ
 

■アクセス
ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァVerona Porta Nuova駅まで、ミラノまたはヴェネツィアからユーロスター利用で約1時間半。また、町から12キロのところにカトゥッロCatullo国際空港があります。

■インフォメーション
Uffici Informazioni e Accoglienza (IAT)
- Piazza Bra'(ブラ広場): tel. 045.8068680; fax 045.8003638
- Stazione Porta Nuova(ポルタ・ヌオーヴァ駅): tel. & fax 045.8000861
- Aeroporto Catullo(ヴェローナ・カトゥッロ空港): tel. & fax 045.8619163
Email: info@tourism.verona.it, URL: http://www.tourism.verona.it

■その他
アレーナ Arena
Piazza Bra'
TEL. 045-8003204
開館時間 月 13:30-19:15、火〜日 8:30-19:15 (入場は18:30まで)
料金 4ユーロ

ジュリエットの家 Casa di Giulietta
Via Cappello 23
TEL. 045-8034303
開館時間 月 13:30-19:30、 火〜日 8:30-19:30(入場は18:45まで)

スカラ家の墓廟 Arche Scaligere
Via Arche Scaligere
年間を通して、外から見ることができる。

ランベルティの塔 Torre Lamberti
Cortile Mercato Vecchio
TEL. 045-8032726
開館時間 月 13:30-19:30、 火〜日 9:30-19:30(入場は19:00まで)

テアトロロマーノ Teatro Romanoと考古学博物館 Museo Archeologico
Rigaste Redentore 2
TEL. 045-8000360
開館時間 月 13:30-19:30、 火〜日 8:30-19:30(入場は18:45まで)

カステルヴェッキオ・ミュージアム Museo Castelvecchio
Corso Castelvecchio 2
TEL. 045-594734
開館時間 月 13:30-19:30、 火〜日 8:30-19:30(入場は18:45まで)

サン・ゼノ教会、サンタナスタージア教会、ドゥオーモ、サン・フェルモ・マッジョーレ教会等へ旅行者が入る場合、チケットを買わなければなりません(シングルチケット2ユーロ)。
お問い合わせは、Associazione "Chiese Vive": TEL. 045-592813

ヴェローナ市が発行するヴェローナ・カードVerona Cardは、ヴェローナの主な見所を自由に観光できる便利なカード。しかも、市内公共交通機関AMTが乗り放題。本文中の見所はすべて含まれています。1日間有効カードが8ユーロ、3日間が12ユーロ。詳細は、
http://www.comune.verona.it/turismo/veronacard.htm

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