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イタリアのオススメ旅行先
15 Settembre 2017

アオスタ
アルプスの麓にある国境の町


高島百合子


トリノに滞在した際、友人たちとともに、足をのばしてアルプスの麓の町、アオスタにいってきました。 トリノからは列車で、イヴレア駅乗り換えで約2時間10分前後です。

●ローマ皇帝アウグストウスにより紀元25年に建設
アオスタは、イタリアの北、ヴァッレ・ダオスタ自治州の州都です。アオスタの谷は、大サン・ベルナール峠を越えてスイスへ行く道と、小サン・ベルナール峠を越えてフランスに通じる道との分岐点にあります。そのため、戦略的に大切な拠点として紀元前25年、ローマ皇帝アウグストウスによりアオスタの町は造られました。

現在のアオスタも、古代ローマ時代の都市の構造をほぼ引き継いていて、道が碁盤の目のように走っています。主な名所は市の中心を東西に横切る大通り周辺にあり、国鉄駅からも近く、コンパクトな空間の中に集中しているのでどこも徒歩で気軽に回ることができます。 

アオスタは地理的・歴史的にもフランスとの絆が深い町のため、現在もフランス語も使用されていて、街の標識などもイタリア語・フランス語併記、あるいはフランス語だけのものも多くみられました。

●ローマ時代と中世の歴史溢れる町
私達は、アオスタの中心部東端にある「ローマ時代の橋Ponte Romano」を起点にアオスタ散策をしました。この橋のすぐ先にあるビユティエ川を渡るとアオスタのシンボルともいえる「アウグトウス帝の凱旋門Arco di Augusto」が威風堂々とそびえています。この凱旋門の脇を通って市内に入っていきました。

  写真トップ@アオスタの古代ローマ劇場跡
写真下左Aアオスタを流れるビユティエ川   写真下右B「アウグトウス帝の凱旋門」

お土産物屋や飲食店など並ぶ大通りを進み、一つ小道にはいると、高い鐘楼のある中世の「サントルソ教会Collegiata di Sant'Orso」がありました。11世紀に創建され、その後何回も手が加えられていますが、12世紀のロマネスク様式の回廊が見所です。特に、回廊の「柱頭」には聖書の場面や民間伝説などを描いた見事な彫刻があり、とても興味ぶかいものでした。

写真下左C中世のサントルソ教会       写真下右Dサントルソ教会の回廊

●「プレトリア門」と古代ローマ劇場跡
同教会からまた大通りに戻ると、そのすぐ先には、これまたえらく立派な「プレトリア門Porta Pretoria」がありました。これはローマ時代にアオスタの町の東の城門として造られたものです。馬車用の大きな入口、その両側に通行人用の入口と、合計3つの通路がある城門です。この門のそばにはアオスタ観光局オフィスもあります。

同門から入るとすぐ右側奥に、「古代ローマ劇場跡Teatro Romano」(トップ写真)があり、アルプスを背に雄大にそびえるその遺跡には圧倒されました。その奥には「ローマ円形劇場跡Anfiteatro Romano」がありますが、現在は見学できません。これらの劇場が建設された時代には両劇場あわせて数千人を収容できたということで、当時のアオスタの繁栄がしのばれました。

写真下左E「プレトリア門」の「通行人用通路」   写真下右F大通り。 奥に見えるのは「アウグトウス帝の凱旋門」

さらに大通りを進むと市庁舎があります。そしてその先の右奥方向には二つの鐘楼のある大聖堂があり、そのそばには、古代ローマの公共広場跡があり、「クリプトポルティコ」という地下の柱廊を見学することができます。

●大通りのそぞろ歩きや郷土料理を楽しむ
アオスタの町を東西に横切るこの大通りは両脇に地元食品店や郷土料理店、ファッションの店や土産物店などが並んで、そぞろ歩きも楽しめました。季節柄とりたてのポルチーニやイチジクなどもレストランの店頭に並んでいました。「屋根瓦」の形をした薄いクッキーのような郷土菓子「TEGOLE」もお土産に向きそうです。

私たちは、郷土料理店で、地元のサラミやチーズの盛り合わせ、フォンデュ・チーズであえたニョッキなどを、地元赤ワインとともに楽しみました。

写真下Gアオスタのカテドラルの二つの鐘楼   

アルプスの美しい山の景色を背景に、ローマ時代の遺跡や中世の教会など歴史的見所を堪能できるアオスタの町、一度訪れてみてはいかがでしょうか。


データ 
 

アオスタ観光局
Ufficio di Turismo di Aosta

Piazza Porta Paretoria 3
Tel 0165 236627
www.lovevda.it





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