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私の住む町Travel案内  ヴィチェンツァ Vicenza
15 Gennaio 2015

■私の住む町番外編(4)
イタリア最大のジュエリ―産地に
ジュエリー・ミュージアム誕生!



ジュエリー・ミュージアム
Il Museo del Gioiello


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案内人 三浦和美



パッラーディオ建築のひとつであるバジリカBasilicaの建物の中に2014年12月24日、イタリア初となるジュエリー・ミュージアムIl Museo del Gioielloがオープンされた。このミュージアムの企画運営は年3回の国際ジュエリー見本市を開催するヴィチェンツァ・フェアーFiera di Vicenza、協賛はヴィチェンツァ市、館長はミラノ・ポリテクニック・ジュエリー・デザイン学科のアルバ・カッペリエーリAlba Cappellieri教授。イタリア最大規模を誇るジュエリー産業の町ヴィチェンツァはこれまで世界中の業界関係者からジュエリーの聖地として周知されてきたが、このミュージアムの誕生によって一般観光客にとってもジュエリーがぐっと身近になった感じだ。410uの展示スペースに約400点のジュエリーが美しい輝きを放つ。

ミュージアムの入口、1階にはチケット売り場とカタログ、書籍、ジュエリーなどを販売するショップがある。ここからエレベーターまたは階段で2階の展示フロアーへ移動するのだが、階段を使えば壁や天井に描かれたゴシック時代のフレスコ画の跡(恐らく「磔刑」のシーンであろう)が鑑賞できる。2年ごとに変更予定の展示コレクションは、象徴simbolo、魔法magia、機能性funzione、美bellezza、芸術arte、ファッションmoda、デザインdesign、図像icone、未来futuroという9つのテーマに分けられ、それぞれのテーマにふさわしい作品が各分野のエクスパート達によって厳選されている。

見学コースの最初の部屋、「象徴」のコーナーでは、ナポレオンの妹ポーリーヌ・ボナパルテPauline Bonaparteのものだったトッレ・デル・グレコTorre del Greco製の見事なカメオ装飾の数々や1800年代のイギリスの王冠など、その価値と豪華さに圧倒される。続く「魔法」のコーナーではジュエリーが魔除けやお守りとして使われてきた歴史を紐解くことができ、「機能性」のコーナーではナイフとしても使えるアフリカの部族の珍しい指輪やインドの護身用ブレスレットといった道具としてのジュエリーの一面がうかがえる。

女性に一番アピールするのは「美」のコーナーにずらりと並ぶブルガリやポメラートなど有名ブランドのネックレスのウィンドーであろうか。「芸術」のコーナーはその名のとおり、ジュエリーとアートの融合で、例えばミケランジェロの「最後の審判」のアダムを真鍮製のネックレスにマッチさせている作品などジュエリーというよりは芸術作品だ。「ファッション」のコーナー、ここには故オードリー・ヘップバーンが映画「ティファニーで朝食を」で実際に身に着けたジバンシーのネックレスが展示されている。

「デザイン」のコーナーではコンセプトやアイディアに重視をおいた作品が続き、「図像」のコーナーはローマのヴィラ・ジュリア国立博物館Museo Nazionale Etrusco di Villa Giulia から取り寄せられた紀元前4世紀エトルリア時代から19世紀に至る歴史的コレクション。そして最後の「未来」のコーナーでは3Dなど先進技術を駆使したこれからのジュエリーの方向性を示唆して終わる。

ウィンドーをひとつひとつ、食い入るように見つめる入場者のため息があちこちで聞こえる。ジュエリーという贅沢な魅惑の世界、日常からかけ離れて堪能されてみてはいかが?


私の住む町番外編・データ
 

Il Museo del Gioiello
ジュエリー・ミュージアム

住所:Basilica Palladiana, Piazza dei Signori, 44 36100 Vicenza
Tel:+39-0444-320799
HP:www.museodelgioiello.it
場所:シニョーリ広場、バジリカ内部、入口は赤いカーペットが目印。
開館時間:月-金
10:00-18:00 土・日・祭日9:00-19:00 (閉館時間45分前まで入場可能)、2015年6月3日より時間変更の可能性あり。
入場料:一般6ユーロ、学生・60歳以上の割引4ユーロ、バジリカで2015年6月2日まで開催の美術展“
Tutankhamon Caravaggio Van Gogh”の入場券を提示すれば2ユーロ
Credit cards:Visa、Master

※ヴィチェンツァへのアクセスなど一般情報は、おすすめ一日観光コース(1)のデータ部分をご参照ください。

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